「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1/青春ファンタジー小説映画脚本の書き方」
原作小説と映画脚本比較により脚本の書き方・成り立ちを探ります。ハリウッド脚本の極意、世界名作の秘密に迫ります。全体に「ねたばれ」の要素がありますので、要注意。

「ハリー・ポッターと死の秘宝 」原作表紙 ■原作小説
「ハリー・ポッターと死の秘宝 」
2008年 静山社刊
J・K・ローリング 著
松岡佑子 訳

    
「ハリー・ポッターと死の秘宝PART2」映画チラシ ■映画作品基礎データ
「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2」
2010年 アメリカ、イギリス映画
監督:デヴィッド・イェーツ
脚本:スティーヴ・クローヴス
出演:ダニエル・ラドクリフ
本作原作文庫
  本作映画チラシ





■脚本の書き方■
原作小説と映画脚本比較レビュー・インディスク

「もしドラ」

「まほろ駅前多田便利軒」

「わたしを離さないで」

「ナルニア国物語/第3章:アスラン王と魔法の島」
「ノルウェイの森」

「大奥」

「悪人」

「借りぐらしのアリエッティ」

「告白」

「時をかける少女」(仲里依紗版)

「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」

「食堂かたつむり」

「さまよう刃」

「空気人形」

「火天の城」

「TAJOMARU」

「南極料理人」

「ハリー・ポッターと謎のプリンス」

「天使と悪魔」

「ジェネラル・ルージュの凱旋」

「地球が静止する日」

「デス・レース」

「ホームレス中学生」

「容疑者Xの献身」

「パコと魔法の絵本」

「西の魔女が死んだ」

「ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛」原作=C.S.ルイス
「ライラの冒険 黄金の羅針盤原作=フィリップ・プルマン

「陰日向に咲く」原作=劇団ひとり
「ミッドナイトイーグル」原作=高嶋哲夫
「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」原作=J・K・ローリング

「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」原作=リリー・フランキー
「墨攻」原作=酒見賢一
「暗いところで待ち合わせ」原作=乙一
「プラダを着た悪魔」
原作=ローレン・ワイズバーガー
「夜のピクニック」原作=恩田陸
「ゲド戦記」原作ル=グウィン
「ダ・ヴィンチ・コード」原作ダン・ブラウン
「ナルニア国物語/第1章ライオンと魔女」原作C・S・ルイス
「博士の愛した数式」原作小川洋子
「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」原作J.K.ローリング
「亡国のイージス」原作福井晴敏
「宇宙戦争」原作H.G.ウェルズ
「四日間の奇蹟」原作浅倉卓弥
「アビエイター」原作ジョン・キーツ
「オペラ座の怪人」原作ガストン・ルルー
「ハウルの動く城」原作ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「ターンレフト・ターンライト」主演:金城武
「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」 主演:ダニエル・ラドクリフ
「下妻物語」原作嶽本野ばら
「世界の中心で、愛を叫ぶ」原作片山恭一
「ジョゼと虎と魚たち」原作田辺聖子
「ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還」原作J.R.R.トールキン
「アイデン&ティティ」原作みうらじゅん
「精霊流し」原作さだまさし
「マッチスティック・メン」監督リドリー・スコット
「コンフェッション」原作チャック・バリス
「ソラリス」監督スティーブン・ソダーバーグ
「魔界転生」原作山田風太郎
「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」原作フランク・w・アバグネイル
「ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔」原作J.R.R.トールキン
「黄泉がえり」原作梶尾真治
「レッドドラゴン」原作トマス・ハリス
「マイノリティ・リポート」原作F・K・ディック
「ハリーポッターと秘密の部屋」J.K.ローリング著
「ザ・リング the ring」主演ナオミ・ワッツ
「アバウト・ア・ボーイ」原作ニック・ホーンディ
「タイムマシン」原作小説H・G・ウェルズ
「GO」脚本:宮藤官九郎
「ロード・オブ・ザ・リング」脚本ピーター・ジャクソン
「ハリー・ポッターと賢者の石」脚本スティーブ・クローブス
「PLANET OF THE APES/猿の惑星」監督ティム・バートン
「陰陽師」脚本福田靖
「ブリジット・ジョーンズの日記」脚本アンドリュー・デイヴィス
「バトル・ロワイヤル」脚本深作健太
「エクソシスト ディレクターズカット」主演リンダ・ブレア
「クロスファイア」脚本山田耕大
「ファイト・クラブ」監督デビット・フィンチャー
「共同警備区域JSA」原作小説パク サンヨン
「ナインスゲート」脚本:ジョン ブラウンジョン
「ハンニバル」脚本デビット・マメット
「ホワイトアウト」原作小説真保裕一
「リプリー」原作パトリシア・ハイスミス
「黒い家」脚本大森寿美男
「ISOLA多重人格少女」脚本水谷俊之
「シン・レッド・ライン」脚本テレンス・マリック
「魔女の宅急便」監督宮崎駿
「リング」脚本高橋洋
「コンタクト」監督:ロバート・ゼメキス
「L.A.コンフィデンシャル」脚本カーティス・ハンソン
「セブン・イヤーズ・イン・チベット」原作小説:ハインリヒ・ハラー
「さらば、わが愛 覇王別姫」監督チェン・カイコー
「バラサイト・イブ」脚本君塚良一
「アポロ13号」監督ロン・ハワード
「マディソン郡の橋」脚本リチャード ラグラベニーズ
「ショーシャンクの空に」脚本フランク・ダラボン
「フォレスト・ガンプ」脚本エリック・ロス
「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」原作小説アン・ライス
「ジュラシック・パーク」原作小説マイケル・クライトン
「シンドラーのリスト」脚本スティーブン・ザイリアン
「イヤー・オブ・ザ・ガン」原作マイケル・ミューショー
「ダンス・ウィズ・ウルブズ」脚本マイケル・ブレイク
「レナードの朝」主演ロビン・ウィリアム
「トータルリコール」原作小説フィリップ・K・ディック
「レッドオクトーバーを追え!」脚本ラリー・ファーガソン
「ワイルド・アット・ハート」脚本デイヴィッド・リンチ
「ミザリー」原作小説スティーブン・キング
「ダイ・ハード」監督ジョン・マクティアナン
「仕立て屋の恋」原作小説ジョルジュ・シムノ
「時をかける少女」脚本剣持亘
「ブレード・ランナー」原作小説フィリップ・K・ディック
「惑星ソラリス」監督アンドレイ・タルコフスキー
「犬神家の一族」原作小説横溝正史
「ゴッドファーザー」監督フランシス・F・コッポラ

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 ダンブルドア(マイケル・ガンボン)の死後、
ヴォルデモート(レイフ・ファインズ)はパワーの上昇を完成させ、魔法省を乗っ取る。
ハリー・ポッター(ダニエル・ラドクリフ)と
ロン・ウィーズリー(ルパート・グリント)と
ハーマイオニー・グレンジャー(エマ・ワトソン)は、
ヴォルデモートの残っている“分霊箱”を探して破壊するために、
ホグワーツ魔法魔術学校を去る。三人は友達や家族の安全を守るため孤立する。
彼らには残っている分霊箱の知識が殆どない。
ただ知っているのは、かつてホグワーツの創始者たち:
ロウェナ・レイブンクローとヘルガ・ハッフルパフの所有物であった
二つの物の可能性があることと、
三つ目はヴォルデモートの飼い蛇ナギニなのかもしれないということだ。
二人の創始者たちの所有物の居所は未知であり、
ナギニはヴォルデモートと一緒にいると推定される。
三人は分霊箱を探し求めるうちにヴォルデモートの過去をもっと知ることとなる。

ハリーとロンとハーマイオニーは魔法省に潜入することによって第一の分霊箱
「サラザール・スリザリンのロケット」を入手する。
そのロケットの邪悪な影響と逃亡というストレスから、ロンは二人から離れていく。
一頭の神秘的な銀色の雌鹿がハリーをゴドリック・グリフィンドールの剣に導く。
それは分霊箱を破壊する数少ないものの一つである。

ハリーがその銀の剣を入手しようとすると、分霊箱はハリーを殺そうとする。
ロンが再び現れてハリーを救い、その剣を使ってロケットを破壊した。
分霊箱探しを続けていると、
ゼノフィリウス・ラブグッド(リス・エヴァンス)という風変わりな魔術師が
神話的な「死の秘宝」を表していると語る不思議なシンボルに三人は何度も遭遇する。
その秘宝とは三つの聖なる物:
死者をこの世に呼び出す力がある「死者を呼び戻せる石」、
負かすことができない杖である「無敵の杖」、
そして絶対信頼できる「透明マント」のことだ。


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┗┿ │◆◇◆    出だし、Part1からどう始まる?   ◆◇◆
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ハリー・ポッター(ダニエル・ラドクリフ)を守っていた死んだ母の
守りの呪文は魔法使いの成人である17歳を迎えると同時に消え失せます。

ハリーの人間界の住処である母の姉の家、ダドリー家は、
もはや安全な場所では無くなり、バースデイ―の晩、
ハリーは不死鳥の騎士団の仲間のもとに移動、避難します。

その時、ヴォルデモート(レイフ・ファインズ)も死喰い人とともに自ら追撃し、
ハリーと空中戦に及びますが、とどめをさす事が出来ません。

ヴォルデモートは死の秘宝の一つ、ニワトコの杖、無敵の杖を手に入れ、
今度こそ、ハリーを殺そうと決意します。

そしてハリーはヴォルデモートが無敵の杖を探していると知りますがが、
ハリーは、秘宝を手に入れるよりもヴォルデモートの分霊箱を見つける方が
重要だと決意し、
ロン・ウィーズリー(ルパート・グリント)と
ハーマイオニー・グレンジャー(エマ・ワトソン)とともに、
ロンの実家、隠れ穴から旅に出ます。


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映画Part2は、
ヴォルデモートが、
セブルス・スネイプ(アラン・リックマン)を使って暗殺させた
ダンブルドア(マイケル・ガンボン)校長の墓を暴いて、
ダンブルドアの手に渡っていたニワトコの杖を手にするPart1の最後のシーンが
もう一度登場するところから始まります。

ハリー達は放浪の旅の果て、
死喰い人の拠点であるルシウス・マルフォイの城から
学友の二―ナと杖作り職人のオリバンダ―とゴプリンのグリップフックを救出するが、
屋敷しもべ妖精のドビーが犠牲になります。

映画Part2でのハリーの初登場場面は、
前作の最終場面、貝殻の家の近くの砂浜でドピーを葬るシーンからです。


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┗┿ │◆◇◆    シリーズ、最初で最後の3D       ◆◇◆
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家の中に戻ったハリーはゴブリンから分霊箱のひとつ、
「ヘルガ・ハッフルパフのカップ」がグリンゴッツ銀行の
死喰い人(デス・イーター)べラトリックス・レストレンジ(ヘレナ・ボナム=カーター)の金庫にある事を聞き出し、
べラトリックスに化けたハーマイオニー、ロンとともに押し入ります。


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ちょっと話を戻しますが、
ハリーは貝殻の家でオリバンダ―とも話しています。

ヴォルデモートがニワトコの杖について具体的な捜索の為の情報を
オリバンダ―を拷問にかけて聞き出している事が分かります。

興味深いのは、杖と魔法使いの関係です。
オリバンダ―の説によると、杖が主人たる魔法使いを選ぶのだそうです。

ドラマ後半、
ニワトコの杖を手に入れながら、それを十分使いこなせない
ヴォルデモートのいら立ちの原因の一つです。


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Part1で間に合わなかった3D版が今回はじめて
のお目見えになります。

最初の見せ場がこのグリンゴッツ銀行に
押し入り、地下をトロッコで走るところから、
金庫番用のドラゴンに飛び乗り、
建物を破壊して大空高く逃走するまでです。

筆者の見たところ、この作品も撮影時は2Dで撮影され、
ホストプロダクトで3Dに電子変換されたように見えます。

天下の「はりぽた」ですので、立体度は鮮やかですが、
唯一おしいのが、トロッコが急停止して、
ハリー達が地底に叩きつけられそうになるシーン。

レール上で停止する荷車が露骨にはめ込み合成である事が分かってしまっています。

通常、3Dは映画の冒頭近くは強調され、
ドラマが進展するに従い、立体度は落ちていくよう演出されます。
でないと目が疲労してしまい
セリフに集中できず、
ストーリーについていけなくなるからです。

この作品では、クライマックスのホグワーツ城での決戦シーンが…




この続きの原作比較レビューは
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