「共同警備区域JSA/戦争犯罪シナリオの書き方」
原作小説と映画脚本比較により脚本の書き方・成り立ちを探ります。ハリウッド脚本の極意、世界名作の秘密に迫ります。全体に「ねたばれ」の要素がありますので、要注意

「共同警備区域JSA」原作文庫表紙 原作小説
「DMZ・非武装地帯」
(訳本は映画の題名に準じて「共同警備区域JSA」の名で出版)
文春文庫
パク サンヨン 著 キム チュンミョン 訳
2001年刊 (韓国では96年発表)
     
「共同警備区域JSA」映画ポスター 映画「共同警備区域JSA」
2000年 韓国
配給:アミューズ、シネカノン
監督:パク・チャヌク
出演者:イ・ビョンホン 、ソン・ガンホ 、イ・ヨンエ
本作原作小説文庫
本作映画ポスター





■脚本の書き方■
原作小説と映画脚本比較レビュー・インディスク


「亡国のイージス」原作福井晴敏
「宇宙戦争」原作H.G.ウェルズ「新コンテンツ」です。
「四日間の奇蹟」原作浅倉卓弥
「アビエイター」原作ジョン・キーツ
「オペラ座の怪人」原作ガストン・ルルー
「ハウルの動く城」原作ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「ターンレフト・ターンライト」主演:金城武
「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」 主演:ダニエル・ラドクリフ
「下妻物語」原作嶽本野ばら
「世界の中心で、愛を叫ぶ」原作片山恭一
「ジョゼと虎と魚たち」原作田辺聖子
「ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還」原作J.R.R.トールキン
「アイデン&ティティ」原作みうらじゅん
「精霊流し」原作さだまさし
「マッチスティック・メン」監督リドリー・スコット
「コンフェッション」原作チャック・バリス
「ソラリス」監督スティーブン・ソダーバーグ
「魔界転生」原作山田風太郎
「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」原作フランク・w・アバグネイル
「ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔」原作J.R.R.トールキン
「黄泉がえり」原作梶尾真治
「レッドドラゴン」原作トマス・ハリス
「マイノリティ・リポート」原作F・K・ディック
「ハリーポッターと秘密の部屋」J.K.ローリング著
「ザ・リング the ring」主演ナオミ・ワッツ
「アバウト・ア・ボーイ」原作ニック・ホーンディ
「タイムマシン」原作小説H・G・ウェルズ
「GO」脚本:宮藤官九郎
「ロード・オブ・ザ・リング」脚本ピーター・ジャクソン
「ハリー・ポッターと賢者の石」脚本スティーブ・クローブス
「PLANET OF THE APES/猿の惑星」監督ティム・バートン
「陰陽師」脚本福田靖
「ブリジット・ジョーンズの日記」脚本アンドリュー・デイヴィス
「バトル・ロワイヤル」脚本深作健太
「エクソシスト ディレクターズカット」主演リンダ・ブレア
「クロスファイア」脚本山田耕大
「ファイト・クラブ」監督デビット・フィンチャー
「共同警備区域JSA」原作小説パク サンヨン
「ナインスゲート」脚本:ジョン ブラウンジョン
「ハンニバル」脚本デビット・マメット
「ホワイトアウト」原作小説真保裕一
「リプリー」原作パトリシア・ハイスミス
「黒い家」脚本大森寿美男
「17歳のカルテ」主演ウィノナ・ライダー
「ISOLA多重人格少女」脚本水谷俊之
「シン・レッド・ライン」脚本テレンス・マリック
「魔女の宅急便」監督宮崎駿
「リング」脚本高橋洋
「コンタクト」監督:ロバート・ゼメキス
「L.A.コンフィデンシャル」脚本カーティス・ハンソン
「セブン・イヤーズ・イン・チベット」原作小説:ハインリヒ・ハラー
「さらば、わが愛 覇王別姫」監督チェン・カイコー
「バラサイト・イブ」脚本君塚良一
「耳をすませば」
制作スタジオ・ジプリ
「アポロ13号」監督ロン・ハワード
「マディソン郡の橋」脚本リチャード ラグラベニーズ
「ショーシャンクの空に」脚本フランク・ダラボン
「フォレスト・ガンプ」脚本エリック・ロス
「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」原作小説アン・ライス
「ジュラシック・パーク」原作小説マイケル・クライトン
「シンドラーのリスト」脚本スティーブン・ザイリアン
「イヤー・オブ・ザ・ガン」原作マイケル・ミューショー
「ダンス・ウィズ・ウルブズ」脚本マイケル・ブレイク
「レナードの朝」主演ロビン・ウィリアム
「トータルリコール」原作小説フィリップ・K・ディック
「レッドオクトーバーを追え!」脚本ラリー・ファーガソン
「ワイルド・アット・ハート」脚本デイヴィッド・リンチ
「ミザリー」原作小説スティーブン・キング
   「ダイ・ハード」監督ジョン・マクティアナン
「仕立て屋の恋」原作小説ジョルジュ・シムノ
「時をかける少女」脚本剣持亘
「ブレード・ランナー」原作小説フィリップ・K・ディック
「惑星ソラリス」監督アンドレイ・タルコフスキー
「犬神家の一族」原作小説横溝正史
「ゴッドファーザー」監督フランシス・F・コッポラ
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南北朝鮮分断の地、板門店/共同警備区域(JSA)。
ある日、北朝鮮側から激しい銃声が響き、2つの死体が発見されます。
殺人事件の捜査はスイスとスウェーデンの中立国監督委員会にゆだねられます。
捜査にあたったのはスイス軍女性将校のソフィー。
北と南の主張は全く異なり、
銃に装填された弾丸と死体から見つかった弾丸の数も合いません。
捜査を重ねるほど謎は深まるばかり。
38度線で一体何が起こったのでしょうか…!
登場するや日本でも大ヒットの「シュリ」の動員数、
興行収益などの記録をあっさり塗り替え、
韓国映画史上数々の新記録を打ち出した作品「共同警備区域JSA」です。
日本でもヒットしました。

映画「共同警備区域JSA」ではソフィー少佐(イ・ヨンエ)が板門店の中立国監督委員会に着任するところから始まります。
原作ではソフィー少佐は男性でベルサミ少佐といいます。
ベルサミ少佐は五年前から板門店の中立国監督委員会に在籍しており、
休暇で戻っていたブラジルから戻ってきたところへ
事件調査の命令を受けます。

共同警備区域(JSA)の中心に位置する板門店。
板門店の南西側、DMZ・非武装地帯の通称"帰らざる橋"を挟んで向き合う北朝鮮と韓国両国境警備隊の哨所に詰めている兵士が銃で撃ち合うという事件が発生しました。
大韓民国(韓国)軍境警備隊員のキム スヒョク上兵が、橋の向こうにある人民軍(北朝鮮)の哨所内で3名の哨兵(チョ上尉、チョン・ウジン戦士、オ・ギョンピル中士)を撃ち、うち二名(チョ上尉、チョン・ウジン戦士)を殺し一人に負傷させ、その銃声とともに南北両警備隊が出動したところ、
キム スヒョク上兵が橋の真中の休戦ライン上で倒れていたというものです。
原作小説ではチョ上尉は登場せず、チョン・ウジン戦士が死亡、オ・ギョンピル中士が負傷しています。

キム スヒョク上兵は身柄を中立国監督委員会が確保しており、
射殺の事実は当人の陳述書、遺体解剖の両方からも立証済み、
捜査はなぜ、キム スヒョク上兵が停戦ラインの向こう側の北の哨所で敵兵3人を撃ったのか、その理由を調べ出すというものでした。

映画ではテンポ良く状況が説明され、
ソフィー少佐は沈黙を続けるキム スヒョク上兵とすぐに顔をあわせる場面へと
進むのですが、
原作小説では、少佐が上等兵と面談するところにたどり着くまでがまず長いです。
映画では登場していない大韓民国(韓国)軍境警備隊のカン中尉、人民軍の第三軍団保安隊のリー中佐という南北両警備隊の代表が活躍し、
ベルサミ少佐を相手に政治的駆け引きを繰り広げる間に全体の状況が読者に明らかになるという構成を取っています。


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