「レッド・オクトーバーを追え!」/情報小説脚本の書き方
原作小説と映画脚本比較により脚本の書き方・成り立ちを探ります。ハリウッド脚本の極意、世界名作の秘密に迫ります。全体に「ねたばれ」の要素がありますので、要注意

「レッドオクトーバーを追え」文庫表紙 原作小説「レッド・オクトーバーを追え!」
文藝春秋社刊
トム・クランシー 著
井坂 清     訳
1985年発刊

         
「レッドオクトーバーを追え」映画ポスター 1990年 アメリカ映画
監督:ジョン・マクティアナン
脚本:ラリー・ファーガソン 、ドナルド・O・スチュワート
撮影:ヤン・デ・ボン
出演者:ショーン・コネリー 、アレック・ボールドウィン

本作原作文庫
  本作映画チラシ





■脚本の書き方■
原作小説と映画脚本比較レビュー・インディスク


「亡国のイージス」原作福井晴敏
「宇宙戦争」原作H.G.ウェルズ「新コンテンツ」です。
「四日間の奇蹟」原作浅倉卓弥
「アビエイター」原作ジョン・キーツ
「オペラ座の怪人」原作ガストン・ルルー
「ハウルの動く城」原作ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「ターンレフト・ターンライト」主演:金城武
「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」 主演:ダニエル・ラドクリフ
「下妻物語」原作嶽本野ばら
「世界の中心で、愛を叫ぶ」原作片山恭一
「ジョゼと虎と魚たち」原作田辺聖子
「ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還」原作J.R.R.トールキン
「アイデン&ティティ」原作みうらじゅん
「精霊流し」原作さだまさし
「マッチスティック・メン」監督リドリー・スコット
「コンフェッション」原作チャック・バリス
「ソラリス」監督スティーブン・ソダーバーグ
「魔界転生」原作山田風太郎
「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」原作フランク・w・アバグネイル
「ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔」原作J.R.R.トールキン
「黄泉がえり」原作梶尾真治
「レッドドラゴン」原作トマス・ハリス
「マイノリティ・リポート」原作F・K・ディック
「ハリーポッターと秘密の部屋」J.K.ローリング著
「ザ・リング the ring」主演ナオミ・ワッツ
「アバウト・ア・ボーイ」原作ニック・ホーンディ
「タイムマシン」原作小説H・G・ウェルズ
「GO」脚本:宮藤官九郎
「ロード・オブ・ザ・リング」脚本ピーター・ジャクソン
「ハリー・ポッターと賢者の石」脚本スティーブ・クローブス
「PLANET OF THE APES/猿の惑星」監督ティム・バートン
「陰陽師」脚本福田靖
「ブリジット・ジョーンズの日記」脚本アンドリュー・デイヴィス
「バトル・ロワイヤル」脚本深作健太
「エクソシスト ディレクターズカット」主演リンダ・ブレア
「クロスファイア」脚本山田耕大
「ファイト・クラブ」監督デビット・フィンチャー
「共同警備区域JSA」原作小説パク サンヨン
「ナインスゲート」脚本:ジョン ブラウンジョン
「ハンニバル」脚本デビット・マメット
「ホワイトアウト」原作小説真保裕一
「リプリー」原作パトリシア・ハイスミス
「黒い家」脚本大森寿美男
「17歳のカルテ」主演ウィノナ・ライダー
「ISOLA多重人格少女」脚本水谷俊之
「シン・レッド・ライン」脚本テレンス・マリック
「魔女の宅急便」監督宮崎駿
「リング」脚本高橋洋
「コンタクト」監督:ロバート・ゼメキス
「L.A.コンフィデンシャル」脚本カーティス・ハンソン
「セブン・イヤーズ・イン・チベット」原作小説:ハインリヒ・ハラー
「さらば、わが愛 覇王別姫」監督チェン・カイコー
「バラサイト・イブ」脚本君塚良一
「耳をすませば」
制作スタジオ・ジプリ
「アポロ13号」監督ロン・ハワード
「マディソン郡の橋」脚本リチャード ラグラベニーズ
「ショーシャンクの空に」脚本フランク・ダラボン
「フォレスト・ガンプ」脚本エリック・ロス
「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」原作小説アン・ライス
「ジュラシック・パーク」原作小説マイケル・クライトン
「シンドラーのリスト」脚本スティーブン・ザイリアン
「イヤー・オブ・ザ・ガン」原作マイケル・ミューショー
「ダンス・ウィズ・ウルブズ」脚本マイケル・ブレイク
「レナードの朝」主演ロビン・ウィリアム
「トータルリコール」原作小説フィリップ・K・ディック
「レッドオクトーバーを追え!」脚本ラリー・ファーガソン
「ワイルド・アット・ハート」脚本デイヴィッド・リンチ
「ミザリー」原作小説スティーブン・キング
   「ダイ・ハード」監督ジョン・マクティアナン
「仕立て屋の恋」原作小説ジョルジュ・シムノ
「時をかける少女」脚本剣持亘
「ブレード・ランナー」原作小説フィリップ・K・ディック
「惑星ソラリス」監督アンドレイ・タルコフスキー
「犬神家の一族」原作小説横溝正史
「ゴッドファーザー」監督フランシス・F・コッポラ
独身映画ファンメーリングリストのご案内
独身社会人映画ファンML に入ろう!! [MLの詳細]
メールアドレス


 泣く子も黙るトム・クランシー超絶ベストセラー「レッド・オクトーバーを追え!」の映画化です。
文庫版のあとがきを読むと本作品発表当時、トム・クランシーは無名の新人であり、
彗星のように現れ全米の話題をさらったというふうに紹介されています。
トム・クランシーは実に8年の時間を掛けて必要な調査を行い作品を執筆しています。

 ソ連の原子力潜水艦レッド・オクトーバーが艦長ラミレス(ショーン・コネリー)の指示で
予定外の進路をとりソ連指令部も行方を見失う。
CIAのジャック・ライアン(アレック・ボールドウィン)は米原潜に乗り込み、
謎のレッド・オクトーバーを追います。

ゴルバチョフ登場前夜の冷戦時代の真っ只中を舞台に、
ソ連とアメリカの両潜水艦における指揮官やクルーたちの葛藤や駆け引きが
圧倒的な緊迫感で描き込まれた潜水艦サスペンスです。

 原作も映画もともにソビエトの基地を出港するレッド・オクトーバーを
艦長ラミレスの目線から描写するところから幕を開けていますが、
映画では舞台が「ゴルバチョフ登場前夜」であることが字幕で出ててきます。

 話は飛んでロンドンの自宅からジャック・ライアンが仕事に出かけるところ。
映画では5歳の娘にテディベアをねだられ、
原作ではバービー人形を買ってくることを約束させられています。

映画ではジャック・ライアンはCIA局員とのみ紹介され、
役回りに付いて分かり難いのですが、
アナリストというのは、諜報員達が集めてきた雑多な情報の中を整理し、
真偽を切り分け、断片的な内容を関連付けて全体像を明らかにする情報分析のエキスパートです。

 ロンドンのCIA支局でライアンは不思議な船体孔を持つ
新鋭艦レッドオクトーバーの写真を支局長に見せます。
支局長はそのレッドオクトーバーが出港し、
後を追尾していた米国原潜ダラスの前で「消えてしまった」ことを掴んでおり、
ライアンにすぐアメリカの参謀本部に行く様命令します。

 出港したレッドオクトーバーの艦長の部屋で、
艦長ラミレスと政治士官プーチンがそろってキーを開け作戦命令書を取り出します。

出港してから艦長達も自分達がどこへ行って何をするか分かる仕組みになっているのですが、
面白いのは「政治士官」という役職。
映画では説明が無く、
艦長ラミレスに対する高圧的な態度から指令部直属の監督役だろうと察せられます。

原作には解説があって、
むしろ共産党によるコントロールが効くよう置かれた役職の様です。
映画の方で注目すべきは、
プーチンが艦長の部屋でラミレス所有の聖書を持ち出して黙示録に引かれた下線にあれこれ批判している点です。

ラミレスはプライバシーの侵害だと嫌な顔。しかしプーチンは人民の利益を楯に相手になりません。
この聖書はラミレスの死んだ妻の遺品です。映画では多くが語られていませんが、
原作では急病の妻が診察を受けた藪医者が党幹部の息子で、
ラミレスは妻の死に取り返しのつかぬ人生の打撃を受けたようです。

 ラミレスはプーチンを事故に見せかけて殺し、
レッドオクトーバーごとアメリカへの亡命を企てます。


本作品の原作比較レビューの続きは
まぐまぐプレミアム「映画VS原作本ストーリーダイジェスト」で発表します。サイトの維持、コンテンツの充実にご理解、ご協力をお願いいたします。
講読お申し込みはまず、まぐまぐプレミアムで
会員登録(http://premium.mag2.com/begin.html)をしてから、マガジンの購読を申し込んでください。購読は下記をクリック。


まぐプレバナー

トップページ(小説と脚本の比較レビュー)に戻る