「ナルニア国物語/第3章:アスラン王と魔法の島/児童ファンタジー小説から大河ロマン映画脚本を書くには」
原作小説と映画脚本比較により脚本の書き方・成り立ちを探ります。ハリウッド脚本の極意、世界名作の秘密に迫ります。全体に「ねたばれ」の要素がありますので、要注意。

「ナルニア国ものがたり 朝びらき丸 東の海へ」原作本表紙 ■原作小説
「ナルニア国ものがたり 朝びらき丸 東の海へ」
C.S.ルイス 著
瀬田貞二 訳
1985年刊 岩波少年文庫

    
「ナルニア国物語/第3章:アスラン王と魔法の島」映画チラシ ■作品基礎データ
「ナルニア国物語/第3章:アスラン王と魔法の島」
2010年 アメリカ映画
監督:マイケル・アプテッド
脚本:クリストファー・マルクス  スティーヴン・マクフィーリー  マイケル・ペトローニ
出演:ジョジー・ヘンリー

  本作原作文庫
  本作映画チラシ





■脚本の書き方■
原作小説と映画脚本比較レビュー・インディスク

「ノルウェイの森」
「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1」
「大奥」
「悪人」
「借りぐらしのアリエッティ」
「告白」
「時をかける少女」(仲里依紗版)
「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」
「食堂かたつむり」
「さまよう刃」
「空気人形」
「火天の城」
「TAJOMARU」
「南極料理人」
「ハリー・ポッターと謎のプリンス」
「天使と悪魔」
「ジェネラル・ルージュの凱旋」
「地球が静止する日」
「デス・レース」
「ホームレス中学生」
「容疑者Xの献身」
「パコと魔法の絵本」
「西の魔女が死んだ」
「ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛」
原作=C.S.ルイス
「ジャンパー」原作=スティーブン・グールド

「ライラの冒険 黄金の羅針盤原作=フィリップ・プルマン

「陰日向に咲く」原作=劇団ひとり
「ミッドナイトイーグル」原作=高嶋哲夫
「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」原作=J・K・ローリング

「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」原作=リリー・フランキー
「墨攻」原作=酒見賢一
「暗いところで待ち合わせ」原作=乙一
「プラダを着た悪魔」
原作=ローレン・ワイズバーガー
「夜のピクニック」原作=恩田陸
「ゲド戦記」原作ル=グウィン
「ダ・ヴィンチ・コード」原作ダン・ブラウン
「ナルニア国物語/第1章ライオンと魔女」原作C・S・ルイス
「博士の愛した数式」原作小川洋子
「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」原作J.K.ローリング
「亡国のイージス」原作福井晴敏
「宇宙戦争」原作H.G.ウェルズ
「四日間の奇蹟」原作浅倉卓弥
「アビエイター」原作ジョン・キーツ
「オペラ座の怪人」原作ガストン・ルルー
「ハウルの動く城」原作ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「ターンレフト・ターンライト」主演:金城武
「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」 主演:ダニエル・ラドクリフ
「下妻物語」原作嶽本野ばら
「世界の中心で、愛を叫ぶ」原作片山恭一
「ジョゼと虎と魚たち」原作田辺聖子
「ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還」原作J.R.R.トールキン
「アイデン&ティティ」原作みうらじゅん
「精霊流し」原作さだまさし
「マッチスティック・メン」監督リドリー・スコット
「コンフェッション」原作チャック・バリス
「ソラリス」監督スティーブン・ソダーバーグ
「魔界転生」原作山田風太郎
「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」原作フランク・w・アバグネイル
「ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔」原作J.R.R.トールキン
「黄泉がえり」原作梶尾真治
「レッドドラゴン」原作トマス・ハリス
「マイノリティ・リポート」原作F・K・ディック
「ハリーポッターと秘密の部屋」J.K.ローリング著
「ザ・リング the ring」主演ナオミ・ワッツ
「アバウト・ア・ボーイ」原作ニック・ホーンディ
「タイムマシン」原作小説H・G・ウェルズ
「GO」脚本:宮藤官九郎
「ロード・オブ・ザ・リング」脚本ピーター・ジャクソン
「ハリー・ポッターと賢者の石」脚本スティーブ・クローブス
「PLANET OF THE APES/猿の惑星」監督ティム・バートン
「陰陽師」脚本福田靖
「ブリジット・ジョーンズの日記」脚本アンドリュー・デイヴィス
「バトル・ロワイヤル」脚本深作健太
「エクソシスト ディレクターズカット」主演リンダ・ブレア
「クロスファイア」脚本山田耕大
「ファイト・クラブ」監督デビット・フィンチャー
「共同警備区域JSA」原作小説パク サンヨン
「ナインスゲート」脚本:ジョン ブラウンジョン
「ハンニバル」脚本デビット・マメット
「ホワイトアウト」原作小説真保裕一
「リプリー」原作パトリシア・ハイスミス
「黒い家」脚本大森寿美男
「ISOLA多重人格少女」脚本水谷俊之
「シン・レッド・ライン」脚本テレンス・マリック
「魔女の宅急便」監督宮崎駿
「リング」脚本高橋洋
「コンタクト」監督:ロバート・ゼメキス
「L.A.コンフィデンシャル」脚本カーティス・ハンソン
「セブン・イヤーズ・イン・チベット」原作小説:ハインリヒ・ハラー
「さらば、わが愛 覇王別姫」監督チェン・カイコー
「バラサイト・イブ」脚本君塚良一
「アポロ13号」監督ロン・ハワード
「マディソン郡の橋」脚本リチャード ラグラベニーズ
「ショーシャンクの空に」脚本フランク・ダラボン
「フォレスト・ガンプ」脚本エリック・ロス
「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」原作小説アン・ライス
「ジュラシック・パーク」原作小説マイケル・クライトン
「シンドラーのリスト」脚本スティーブン・ザイリアン
「イヤー・オブ・ザ・ガン」原作マイケル・ミューショー
「ダンス・ウィズ・ウルブズ」脚本マイケル・ブレイク
「レナードの朝」主演ロビン・ウィリアム
「トータルリコール」原作小説フィリップ・K・ディック
「レッドオクトーバーを追え!」脚本ラリー・ファーガソン
「ワイルド・アット・ハート」脚本デイヴィッド・リンチ
「ミザリー」原作小説スティーブン・キング
「ダイ・ハード」監督ジョン・マクティアナン
「仕立て屋の恋」原作小説ジョルジュ・シムノ
「時をかける少女」脚本剣持亘
「ブレード・ランナー」原作小説フィリップ・K・ディック
「惑星ソラリス」監督アンドレイ・タルコフスキー
「犬神家の一族」原作小説横溝正史
「ゴッドファーザー」監督フランシス・F・コッポラ
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シリーズ第一作
『ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女』の映画VS原作比較レビューは
http://www.cam.hi-ho.ne.jp/la-mer/pro-narnia.html
にあります。
シリーズ第二作
「ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛」の映画VS原作比較レビューは
http://www.cam.hi-ho.ne.jp/la-mer/pro-narnia2.html
にあります。



/  ナルニア年代記
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「ナルニア国ものがたり 朝びらき丸 東の海へ」
(原題:The Voyage of the Dawn Treader )は、C・S・ルイスによる児童文学
「ナルニア国ものがたり」7部作のうち、
3番目に執筆・出版された作品です。

1952年に出版された。ナルニア年代記として時系列順にみると、
『カスピアン王子のつのぶえ』に続く5番目、カスピアン王時代初期の物語にあたります。

岩波書店から出版されている日本語版の翻訳は「指輪物語」の翻訳者でもある
瀬田貞二先生によるものです。

「ナルニア国物語 第3章 アスラン王と魔法の島」
のタイトルで映画化されたのですが、
今回、制作配給は20世紀フォクス社で、
前2作のディズニープロダクションではありません。
制作プロダクションやキャストが踏襲されているので、
違いは冒頭にお城のタイトルが見れない事位。
特に深刻なトラブル等があって撤退した訳ではく、
平和裏に20世紀フォクス社に引き継がれました。

映画化は原作の発表順になりましたが、
「カスピアンのつのぶえ」「朝びらき丸 東の海へ」と
このあとの「銀のいす」を三部作として映画化する構想もあったようです。

それだとカスピアン王三部作になりますね。


ともあれ映画では次の通り始まります。



/  ナルニアの海へ
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兄ピーターと姉スーザンがアメリカ滞在中、
エドマンド(スキャンダー・ケインズ)と
ルーシー(ジョジー・ヘンリー)のペベンシー兄妹は、
意地悪ないとこのユースチス(ウィル・ポールター)の家に預けられていました。


映画では、
町の兵員募集所でエドマンドが年齢を詐ろうとしてばれる、
というエピソードから始まり、まだ第二次世界大戦中と知れます。

第一作目「ライオンと魔女」はロンドン空衆の夜から始まっていましたね。


ナルニアでは正義王とも呼ばれたエドモントも、
この世界では無名の未成年であることに、本人は不満を感じている事に注意。


スクラブ家は非常に進歩的な思想の一家で、
二人はどうしてもユースチスが好きになれない、というのが原作の設定です。

菜食主義で、禁酒禁煙主義で、と細かい記述がありますが、
特にドラマの進行に障りがあるのではないので、
映画では単にユースチス本人がわがままで融通のきかない少年、
というだけの設定にしているようです。


★:*:☆★:*:☆★:*:☆


そんなある日、
3人は家の壁にかけてあった船の絵画を見ているうちに、
その絵の中に吸い込まれ、ナルニアの海へと導かれます。

帆船に助け上げられた
彼らは、懐かしいカスピアン王(ベン・バーンズ)やもの言うネズミの騎士、
リーピチープたちと再会します。

カスピアンは、
彼は叔父ミラースによって追放された、父の7人の友人を探して航海中でした。

今回、カスピアンは角笛を吹いておらず、
ルーシー達が何故ナルニアに飛ばされたのかは不明のままです。


ルーシー達はそのまま船に乗ってカスピアン一行と共に、
ナルニアの東の果てに向かいます。
海も立ち寄る島々も不思議に満ちています。……


この続きの原作比較レビューは
まぐまぐプレミアム「映画VS原作本 映画脚本の秘密」で発表します。

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