「ナルニア国物語 第1章ライオンと魔女/児童向け大河ファンタジー映画脚本の書き方」
原作小説と映画脚本比較により脚本の書き方・成り立ちを探ります。ハリウッド脚本の極意、世界名作の秘密に迫ります。全体に「ねたばれ」の要素がありますので、要注意。
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原作 「ナルニア国物語/第1章ライオンと魔女」 岩波少年文庫 C・S・ルイス 著 瀬田貞二 訳 1985年発刊(英国での発表は1950年) |
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映画 「ナルニア国物語/第1章ライオンと魔女」 2005年 アメリカ映画 監督脚本:アンドリュー・アダムソン 出演者:ティルダ・スウィントン |
| 本作原作文庫 本作映画チラシ ■脚本の書き方■ 原作小説と映画脚本比較レビュー・インディスク 「ノルウェイの森」 「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1」 「大奥」 「悪人」 「借りぐらしのアリエッティ」 「告白」 「時をかける少女」(仲里依紗版) 「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」 「食堂かたつむり」 「さまよう刃」 「空気人形」 「火天の城」 「TAJOMARU」 「南極料理人」 「ハリー・ポッターと謎のプリンス」 「天使と悪魔」 「ジェネラル・ルージュの凱旋」 「地球が静止する日」 「デス・レース」 「ホームレス中学生」 「容疑者Xの献身」 「パコと魔法の絵本」 「西の魔女が死んだ」 「ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛」原作=C.S.ルイス 「ジャンパー」原作=スティーブン・グールド 「ライラの冒険 黄金の羅針盤」原作=フィリップ・プルマン 「陰日向に咲く」原作=劇団ひとり 「ミッドナイトイーグル」原作=高嶋哲夫 「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」原作=J・K・ローリング 「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」原作=リリー・フランキー 「佐賀のがばいばあちゃん」原作=島田洋七 「墨攻」原作=酒見賢一 「暗いところで待ち合わせ」原作=乙一 「プラダを着た悪魔」原作=ローレン・ワイズバーガー 「夜のピクニック」原作=恩田陸 「ゲド戦記」原作ル=グウィン 「ダ・ヴィンチ・コード」原作ダン・ブラウン 「博士の愛した数式」原作小川洋子 「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」原作J.K.ローリング 「亡国のイージス」原作福井晴敏 「宇宙戦争」原作H.G.ウェルズ 「四日間の奇蹟」原作浅倉卓弥 「アビエイター」原作ジョン・キーツ 「オペラ座の怪人」原作ガストン・ルルー 「ハウルの動く城」原作ダイアナ・ウィン・ジョーンズ 「ターンレフト・ターンライト」主演:金城武 「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」 主演:ダニエル・ラドクリフ 「下妻物語」原作嶽本野ばら 「世界の中心で、愛を叫ぶ」原作片山恭一 「ジョゼと虎と魚たち」原作田辺聖子 「ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還」原作J.R.R.トールキン 「アイデン&ティティ」原作みうらじゅん 「精霊流し」原作さだまさし 「マッチスティック・メン」監督リドリー・スコット 「コンフェッション」原作チャック・バリス 「ソラリス」監督スティーブン・ソダーバーグ 「魔界転生」原作山田風太郎 「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」原作フランク・w・アバグネイル 「ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔」原作J.R.R.トールキン 「黄泉がえり」原作梶尾真治 「レッドドラゴン」原作トマス・ハリス 「マイノリティ・リポート」原作F・K・ディック 「ハリーポッターと秘密の部屋」J.K.ローリング著 「ザ・リング the ring」主演ナオミ・ワッツ 「アバウト・ア・ボーイ」原作ニック・ホーンディ 「タイムマシン」原作小説H・G・ウェルズ 「GO」脚本:宮藤官九郎 「ロード・オブ・ザ・リング」脚本ピーター・ジャクソン 「ハリー・ポッターと賢者の石」脚本スティーブ・クローブス 「PLANET OF THE APES/猿の惑星」監督ティム・バートン 「陰陽師」脚本福田靖 「ブリジット・ジョーンズの日記」脚本アンドリュー・デイヴィス 「バトル・ロワイヤル」脚本深作健太 「エクソシスト ディレクターズカット」主演リンダ・ブレア 「クロスファイア」脚本山田耕大 「ファイト・クラブ」監督デビット・フィンチャー 「共同警備区域JSA」原作小説パク サンヨン 「ナインスゲート」脚本:ジョン ブラウンジョン 「ハンニバル」脚本デビット・マメット 「ホワイトアウト」原作小説真保裕一 「リプリー」原作パトリシア・ハイスミス 「黒い家」脚本大森寿美男 「ISOLA多重人格少女」脚本水谷俊之 「シン・レッド・ライン」脚本テレンス・マリック 「魔女の宅急便」監督宮崎駿 「リング」脚本高橋洋 「コンタクト」監督:ロバート・ゼメキス 「L.A.コンフィデンシャル」脚本カーティス・ハンソン 「セブン・イヤーズ・イン・チベット」原作小説:ハインリヒ・ハラー 「さらば、わが愛 覇王別姫」監督チェン・カイコー 「バラサイト・イブ」脚本君塚良一 「アポロ13号」監督ロン・ハワード 「マディソン郡の橋」脚本リチャード ラグラベニーズ 「ショーシャンクの空に」脚本フランク・ダラボン 「フォレスト・ガンプ」脚本エリック・ロス 「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」原作小説アン・ライス 「ジュラシック・パーク」原作小説マイケル・クライトン 「シンドラーのリスト」脚本スティーブン・ザイリアン 「イヤー・オブ・ザ・ガン」原作マイケル・ミューショー 「ダンス・ウィズ・ウルブズ」脚本マイケル・ブレイク 「レナードの朝」主演ロビン・ウィリアム 「トータルリコール」原作小説フィリップ・K・ディック 「レッドオクトーバーを追え!」脚本ラリー・ファーガソン 「ワイルド・アット・ハート」脚本デイヴィッド・リンチ 「ミザリー」原作小説スティーブン・キング 「ダイ・ハード」監督ジョン・マクティアナン 「仕立て屋の恋」原作小説ジョルジュ・シムノ 「時をかける少女」脚本剣持亘 「ブレード・ランナー」原作小説フィリップ・K・ディック 「惑星ソラリス」監督アンドレイ・タルコフスキー 「犬神家の一族」原作小説横溝正史 「ゴッドファーザー」監督フランシス・F・コッポラ |
mixi(ミクシー)「独身社会人映画ファンコミュニティ」に入ろう! 英国作家C.S.ルイスの著作『ナルニア国物語』が、ディズニー・プロの制作により、その「第1章ライオンと魔女」が 映画化されました。 監督は「シュレック」シリーズのアンドリュー・アダムソン。 特殊効果は「ロード・オブ・ザ・リング」 「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」でアカデミー賞に輝く リチャード・テイラーと、彼が率いるWETAデジタル社のデザイン・チーム。 原作は 全7巻からなるファンタジー・シリーズであり、 神秘の国《ナルニア》を舞台に2555年にもおよぶ物語が繰り広げられていきます。 同時期に書かれた「ロード・オブ・ザ・リング」の原作『指輪物語』と 双璧を成す英国ファンタジーの最高傑作として、 高い文学的評価と世代を超えた愛読者を獲得してきた本作品は、 全世界で8,500万部という驚異的なセールスをあげ、 今なお年間600万部以上の売り上げを誇るロングセラーです。 映画は夜のロンドンを爆撃するドイツ空軍機のコクピットから始まります。 第二次世界大戦さなかのロンドン。 ピーター(ウィリアム・モズリー)、 スーザン(アンナ・ポップルウェル)、エドマンド(スカンダー・ケインズ)、 ルーシィ(ジョージー・ヘンリー)のペベンシー4兄弟は、 母とともに自宅の庭の防空壕に逃げ込みますが、 父の写真を部屋に取りに行ったエドマンドを ピーターは連れ戻し厳しく叱り付けます。 映画ではこうして空襲の夜が描かれますが、 原作ではペベンシー4兄弟が疎開先の最寄り駅に到着したところから始まっています。 原作自体が1945年の終戦から五年後の1950年に発表されているので、 “疎開”とひとこと書けば全ての事情は読者に察してもらえるので わざわざ戦争時代のことを語る必要もなかったのでしょう。 ナルニア国では伝説の英雄として活躍するペベンシー4兄弟も、 ここでは空襲に恐れおののく平凡で無力な存在であることが 明らかになっています。 さらにエドマンドとピーターの対立がもともとあったことを映画の観客に 伝えています。 原作「第1章ライオンと魔女」では ペベンシー4兄弟の父親のことは特に触れられていませんが、 映画でエドマンドが持ち出す写真の父は軍服姿であり、 あとでピーターが「父さんがいれば、疎開なんかしない」というセリフもあるので、 戦死した軍人であることが察せられます。 父親の不在、ということに注意してください。 のちに彼らが出会うアスランについては、キリストを置き換えたもの、 等とよく解説本に論評されますが、 アスランは神である以前に、ペベンシー4兄弟の“父親”なのです。 ロンドンの鉄道駅 (パディントン駅をモデルにしている、と伝えられる)では、 多くの家族の母と子供達の別れの姿があった。 ペベンシー4兄弟も胸に荷札のような名札をつけられ、 疎開汽車の乗客となった。 映画「ナルニア国物語 第1章ライオンと魔女」のメインタイトルは、 この田園風景の中を走る汽車の姿に合わせて登場します。 ペベンシー4兄弟は 年老いたカーク教授(ジム・ブロードベント)の大きな屋敷で暮らすことになった。 家政婦のマクレディさんが荷馬車で駅までペベンシー4兄弟を 迎えに来る場面が映画では作られています。 役回りとしてはごく小さい人ですが、 初めて公開された予告編でもこの人は出てくるので変にインパクトがありますね。 マクレディさんは屋敷の骨董品に触れるなと子供達を叱り付け、 主の教授が子供嫌いの気難しげな印象を持たせます。 到着したばかりのペベンシー4兄弟が部屋に案内される時、 ルーシィはドア向こうに人の歩く影を見ています。 どうやら教授のもののようですが、本人はドア向こうから姿を見せません。 原作ではすぐ教授は登場してペベンシー4兄弟と仲良しになってますね。 ドラマの語り口の違いで、特に大きな謎があるわけじゃないんですが、 エンディングの再登場で、出番の少ない割りに重要な人物ですので、 少し勿体付けをしてるんですね。 新しい環境にワクワクする子供達は、大きな家の中を探検する。 色んな部屋が沢山ある中、 大きな衣装だんすが一つあるだけのがらんとした部屋に辿り着く。 兄たちと姉はすぐにその部屋を出たが、 末っ子のルーシィだけが残り、衣装だんすの扉を開けてみた。 ―というのが原作で、映画では雨の日に退屈のルーシィが 兄達にかくれんぼうをしようと持ちかけ、 ピーターが数を数え始めて自ら鬼になって妹達が逃げます。 ルーシィのかくれたのが衣装だんす、というわけです。 毛皮を触ったりするのが好きなルーシィは、 毛皮のコートの入った衣装だんすの中へ上がり込んだ。 衣装だんすの戸を開けたまま、ルーシィは中へ踏み込んでいく。 木の枝の先に触れたような感じがしたルーシィは、 遠くに灯りを一つ見つけた。 そこは雪が降り積もる真夜中の森の中。 でも、開けてきた衣装だんすの戸が見える。 いつでも戻れると思ったルーシィは、 灯りが見える方向に歩いていくことにした。 灯りは街灯のランプだった。 森の中の街灯ランプの下で、 ルーシィはフォーンのタムナスさん(ジェームズ・マカヴォイ)と出会う。 ここはナルニアという国で、 イヴのむすめ、人間がひどく珍しいようだ。 ルーシィはタムナスさんに誘われ、彼の家でお茶を飲むことにした。 素敵なお茶のおもてなしを受けたルーシィがお暇しようとすると、 タムナスさんが大声をあげて泣き始めます。 原作では、タムナスさんはルーシィにフォーンの昔語りを語り、 横笛を吹き、そしてルーシィがいとまごいを告げて、 タムナスさんが泣き始めますが、 映画ではそんな悠長なことはしていられないので、 タムナスさんは二股に分かれた縦笛を吹き、 その音色にあわせて暖炉の炎の中でフォーンたちが踊って、 ナルニアの伝承と思しき風景が現れます。 ルーシィは眠りに落ちますが、 タムナスさんは笛を吹き続けながらその横顔を注意深く見つめています。 どうも笛かお茶に催眠効果があるようです。 つまり映画ではタムナスさんの表情より、 より明白にわなを張っていることが明らかですし、 炎の中の伝承の幕切れに吼える獅子、アスランが現れることで、 タムナスさんは笛を止め、 具体的になぜ彼が白い魔女の命令に背くか見せています。 タムナスさんはたまらなくなってルーシィに打ち明けます。 森の中で人間の子供に出会ったら、 親しそうな振りをして捕まえて白い魔女にその子を引き渡さなければならない。 良心の呵責に耐えられないタムナスさんは、 ルーシィを街灯ランプのところまで送っていく。 ルーシィは無事に衣装だんすの部屋に帰ることが出来きます。 戻ってみると、…
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