「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々/神話ファンタジー映画脚本の書き方」
原作小説と映画脚本比較により脚本の書き方・成り立ちを探ります。ハリウッド脚本の極意、世界名作の秘密に迫ります。全体に「ねたばれ」の要素がありますので、要注意。

「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々:盗まれた電撃」表紙 ■原作小説
「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々:盗まれた雷撃」
2006年 ほるぷ出版刊
リック・リオーダン著 金原瑞人

    
「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」映画チラシ ■映画作品基礎データ
「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」
2010年 アメリカ映画
監督:クリス・コロンバス
脚本: クレイグ・ティトリー
出演:ローガン・ラーマン ユマ・サーマン ピアース・ブロスナン ショーン・ビーン
本作原作文庫
  本作映画チラシ





■脚本の書き方■
原作小説と映画脚本比較レビュー・インディスク

「借りぐらしのアリエッティ」

「食堂かたつむり」

「さまよう刃」

「空気人形」

「火天の城」

「TAJOMARU」

「南極料理人」

「ハリー・ポッターと謎のプリンス」

「天使と悪魔」

「ジェネラル・ルージュの凱旋」

「地球が静止する日」

「デス・レース」

「ホームレス中学生」

「容疑者Xの献身」

「パコと魔法の絵本」

「西の魔女が死んだ」

「ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛」原作=C.S.ルイス
「ライラの冒険 黄金の羅針盤原作=フィリップ・プルマン

「陰日向に咲く」原作=劇団ひとり
「ミッドナイトイーグル」原作=高嶋哲夫
「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」原作=J・K・ローリング

「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」原作=リリー・フランキー
「墨攻」原作=酒見賢一
「暗いところで待ち合わせ」原作=乙一
「プラダを着た悪魔」
原作=ローレン・ワイズバーガー
「夜のピクニック」原作=恩田陸
「ゲド戦記」原作ル=グウィン
「ダ・ヴィンチ・コード」原作ダン・ブラウン
「ナルニア国物語/第1章ライオンと魔女」原作C・S・ルイス
「博士の愛した数式」原作小川洋子
「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」原作J.K.ローリング
「亡国のイージス」原作福井晴敏
「宇宙戦争」原作H.G.ウェルズ
「四日間の奇蹟」原作浅倉卓弥
「アビエイター」原作ジョン・キーツ
「オペラ座の怪人」原作ガストン・ルルー
「ハウルの動く城」原作ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「ターンレフト・ターンライト」主演:金城武
「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」 主演:ダニエル・ラドクリフ
「下妻物語」原作嶽本野ばら
「世界の中心で、愛を叫ぶ」原作片山恭一
「ジョゼと虎と魚たち」原作田辺聖子
「ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還」原作J.R.R.トールキン
「アイデン&ティティ」原作みうらじゅん
「精霊流し」原作さだまさし
「マッチスティック・メン」監督リドリー・スコット
「コンフェッション」原作チャック・バリス
「ソラリス」監督スティーブン・ソダーバーグ
「魔界転生」原作山田風太郎
「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」原作フランク・w・アバグネイル
「ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔」原作J.R.R.トールキン
「黄泉がえり」原作梶尾真治
「レッドドラゴン」原作トマス・ハリス
「マイノリティ・リポート」原作F・K・ディック
「ハリーポッターと秘密の部屋」J.K.ローリング著
「ザ・リング the ring」主演ナオミ・ワッツ
「アバウト・ア・ボーイ」原作ニック・ホーンディ
「タイムマシン」原作小説H・G・ウェルズ
「GO」脚本:宮藤官九郎
「ロード・オブ・ザ・リング」脚本ピーター・ジャクソン
「ハリー・ポッターと賢者の石」脚本スティーブ・クローブス
「PLANET OF THE APES/猿の惑星」監督ティム・バートン
「陰陽師」脚本福田靖
「ブリジット・ジョーンズの日記」脚本アンドリュー・デイヴィス
「バトル・ロワイヤル」脚本深作健太
「エクソシスト ディレクターズカット」主演リンダ・ブレア
「クロスファイア」脚本山田耕大
「ファイト・クラブ」監督デビット・フィンチャー
「共同警備区域JSA」原作小説パク サンヨン
「ナインスゲート」脚本:ジョン ブラウンジョン
「ハンニバル」脚本デビット・マメット
「ホワイトアウト」原作小説真保裕一
「リプリー」原作パトリシア・ハイスミス
「黒い家」脚本大森寿美男
「ISOLA多重人格少女」脚本水谷俊之
「シン・レッド・ライン」脚本テレンス・マリック
「魔女の宅急便」監督宮崎駿
「リング」脚本高橋洋
「コンタクト」監督:ロバート・ゼメキス
「L.A.コンフィデンシャル」脚本カーティス・ハンソン
「セブン・イヤーズ・イン・チベット」原作小説:ハインリヒ・ハラー
「さらば、わが愛 覇王別姫」監督チェン・カイコー
「バラサイト・イブ」脚本君塚良一
「アポロ13号」監督ロン・ハワード
「マディソン郡の橋」脚本リチャード ラグラベニーズ
「ショーシャンクの空に」脚本フランク・ダラボン
「フォレスト・ガンプ」脚本エリック・ロス
「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」原作小説アン・ライス
「ジュラシック・パーク」原作小説マイケル・クライトン
「シンドラーのリスト」脚本スティーブン・ザイリアン
「イヤー・オブ・ザ・ガン」原作マイケル・ミューショー
「ダンス・ウィズ・ウルブズ」脚本マイケル・ブレイク
「レナードの朝」主演ロビン・ウィリアム
「トータルリコール」原作小説フィリップ・K・ディック
「レッドオクトーバーを追え!」脚本ラリー・ファーガソン
「ワイルド・アット・ハート」脚本デイヴィッド・リンチ
「ミザリー」原作小説スティーブン・キング
「ダイ・ハード」監督ジョン・マクティアナン
「仕立て屋の恋」原作小説ジョルジュ・シムノ
「時をかける少女」脚本剣持亘
「ブレード・ランナー」原作小説フィリップ・K・ディック
「惑星ソラリス」監督アンドレイ・タルコフスキー
「犬神家の一族」原作小説横溝正史
「ゴッドファーザー」監督フランシス・F・コッポラ

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     ★基本設定の相違点
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17歳のパーシー・ジャクソン(ローガン・ラーマン)は、学校に
溶けこめない落ちこぼれだ。
重い難読症で注意力は散漫、落ち着き、
きちんと考えられるのはなぜか水の中だけだった。

親友のグローバー(プランドン・T・ジャクソン)だけが彼の理解者だった。
そんなパーシーを、母親のサリー(キャサリン・キーナー)は
{いつかすべてがはっきりするときが来る」と慰めます。

パーシーは、父親の存在を知りませんでした。
サリーは最高の女性なのに
昼間から酒のにおいをプンプンさせているゲイブ(ジョー・バントリアーノ)との
結婚生活に甘んじています。
パーシーは、この義父への嫌悪感でいっぱいです。


☆。.:*:・'゜★。


映画では、
パーシーの登場に前後して、
ポセイドン(ケヴィン・マクキッド)と
ゼウス(ショーン・ビーン)が
エンパイアステートビルの屋上で会話するシーンが出てきます。

バックの暗い空に雷鳴がとどろくのですが、
稲妻そのものは見えません。

ゼウスの<稲妻>は何者かに盗まれており、
ゼウスはポセイドンの息子が犯人ではないかと疑っています。

「パーシーは、自分の素性を知らない。
だから盗人であるはずがない」

反論するポセイドンに

「夏至までに稲妻が戻らなければ、戦争だ」

一方的にゼウスは宣告して姿を消します。

原作には無いシーンですが、
ドラマの基本設定を一場面で説明しています。

実は、パーシーが、
プールの底に沈んで静かに微笑んでいるシーンも、
原作にはないのですが、
こうしたシーンを置くことで、
主人公の設定をより分かりやすくしています。

原作はパーシーの一人称で書かれていますので、
パーシー本人が直接、見聞きしたこと以外は語られていません。


☆。.:*:・'゜★。


原作のパーシーは12才の6年生で、
映画では17歳に引き上げられていますね。

原作5部作は既に完結しているので、
大河ドラマの行き着くところは既に明らかになっています。

ハリー・ポッターの1作目の映画化当時とは
前提条件が異なり、
映画をシリーズ化する時も、
原作全体を俯瞰して、
映画にふさわしい設定で

仕切り直しがきくわけです。

監督周辺のプロデューサーなどの証言で、
パーシーの年齢を上げる事で、
青春の悩ましい心情などを描き込む事が出来るとしていますね。

パーシーは特殊学校の生徒と言う事になっていますが、
映画では普通のハイスクールの学生のように見えます。

特殊学校と言うのは、
障害者などの扱いで差別問題などに首を突っ込みやすいですし、
映画としては特に必要な設定ではないので、
映画では普通の平凡な学生と言う設定にされたのでしょう

それとグローバーは映画では黒人ですが、
原作の方は人種の設定はないようです。

ハリー・ポッターが
ハリー、ロン、ハーマイオニーの男二人に女の子ひとりの
白人3人組であるのと
違いを出したかったと見ていいでしょう。


     ★運命の急展開
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パーシーたちは、
ギリシヤ・ローマ博物館で課外授業を受けます。

車椅子のブルナー先生(ビアース・ブロスナン)による
ギリシャ神話の説明を受けていると、
引率のドッズ先生(マリア・オルセン)から呼び出しがかかります。

ドッズ先生はパーシーの目の前で
突然、翼の生えた恐ろしい怪物エリニュスに変身します。

「<ゼウスの稲妻>をかえせ!」

エリニュスは叫びながらパーシーに襲いかかります。
そこに駆けつけてきたのは
ブルナー先生とグローバーでした。

わけがわからず混乱するパーシーに、
ブルナー先生は
「やつらに見つかった。君を<訓練所> に行かせなくては」と
言う。
そして「これで身を守りなさい」とパーシーに1本ペンを渡すのでした。


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