「シン・レッド・ライン/戦争映画脚本の書き方」
原作小説と映画脚本比較により脚本の書き方・成り立ちを探ります。ハリウッド脚本の極意、世界名作の秘密に迫ります。全体に「ねたばれ」の要素がありますので、要注意。

「シン・レッド・ライン」映画原作 原作小説 「シン・レッド・ライン」
角川文庫
著者:ジェームズ ジョーンズ  鈴木主税 訳
1999年刊

    
「シン・レッド・ライン」映画チラシ
「シン・レッド・ライン」 1998年 アメリカ映画
監督:テレンス・マリック
脚本:テレンス・マリック
原作者:ジェームズ ジョーンズ
出演者:ショーン・ペン 、ジム・カヴィーゼル 、エリアス・コーティアス 、
ニック・ノルティ 、ジョン・キューザック 、ジョージ・クルーニー 、
ウディ・ハレルソン 、ジャレッド・レト 、ジョン C ライリー
  本作原作文庫
  本作映画チラシ





■脚本の書き方■
原作小説と映画脚本比較レビュー・インディスク


「亡国のイージス」原作福井晴敏
「宇宙戦争」原作H.G.ウェルズ「新コンテンツ」です。
「四日間の奇蹟」原作浅倉卓弥
「アビエイター」原作ジョン・キーツ
「オペラ座の怪人」原作ガストン・ルルー
「ハウルの動く城」原作ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「ターンレフト・ターンライト」主演:金城武
「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」 主演:ダニエル・ラドクリフ
「下妻物語」原作嶽本野ばら
「世界の中心で、愛を叫ぶ」原作片山恭一
「ジョゼと虎と魚たち」原作田辺聖子
「ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還」原作J.R.R.トールキン
「アイデン&ティティ」原作みうらじゅん
「精霊流し」原作さだまさし
「マッチスティック・メン」監督リドリー・スコット
「コンフェッション」原作チャック・バリス
「ソラリス」監督スティーブン・ソダーバーグ
「魔界転生」原作山田風太郎
「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」原作フランク・w・アバグネイル
「ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔」原作J.R.R.トールキン
「黄泉がえり」原作梶尾真治
「レッドドラゴン」原作トマス・ハリス
「マイノリティ・リポート」原作F・K・ディック
「ハリーポッターと秘密の部屋」J.K.ローリング著
「ザ・リング the ring」主演ナオミ・ワッツ
「アバウト・ア・ボーイ」原作ニック・ホーンディ
「タイムマシン」原作小説H・G・ウェルズ
「GO」脚本:宮藤官九郎
「ロード・オブ・ザ・リング」脚本ピーター・ジャクソン
「ハリー・ポッターと賢者の石」脚本スティーブ・クローブス
「PLANET OF THE APES/猿の惑星」監督ティム・バートン
「陰陽師」脚本福田靖
「ブリジット・ジョーンズの日記」脚本アンドリュー・デイヴィス
「バトル・ロワイヤル」脚本深作健太
「エクソシスト ディレクターズカット」主演リンダ・ブレア
「クロスファイア」脚本山田耕大
「ファイト・クラブ」監督デビット・フィンチャー
「共同警備区域JSA」原作小説パク サンヨン
「ナインスゲート」脚本:ジョン ブラウンジョン
「ハンニバル」脚本デビット・マメット
「ホワイトアウト」原作小説真保裕一
「リプリー」原作パトリシア・ハイスミス
「黒い家」脚本大森寿美男
「17歳のカルテ」主演ウィノナ・ライダー
「ISOLA多重人格少女」脚本水谷俊之
「シン・レッド・ライン」脚本テレンス・マリック
「魔女の宅急便」監督宮崎駿
「リング」脚本高橋洋
「コンタクト」監督:ロバート・ゼメキス
「L.A.コンフィデンシャル」脚本カーティス・ハンソン
「セブン・イヤーズ・イン・チベット」原作小説:ハインリヒ・ハラー
「さらば、わが愛 覇王別姫」監督チェン・カイコー
「バラサイト・イブ」脚本君塚良一
「耳をすませば」
制作スタジオ・ジプリ
「アポロ13号」監督ロン・ハワード
「マディソン郡の橋」脚本リチャード ラグラベニーズ
「ショーシャンクの空に」脚本フランク・ダラボン
「フォレスト・ガンプ」脚本エリック・ロス
「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」原作小説アン・ライス
「ジュラシック・パーク」原作小説マイケル・クライトン
「シンドラーのリスト」脚本スティーブン・ザイリアン
「イヤー・オブ・ザ・ガン」原作マイケル・ミューショー
「ダンス・ウィズ・ウルブズ」脚本マイケル・ブレイク
「レナードの朝」主演ロビン・ウィリアム
「トータルリコール」原作小説フィリップ・K・ディック
「レッドオクトーバーを追え!」脚本ラリー・ファーガソン
「ワイルド・アット・ハート」脚本デイヴィッド・リンチ
「ミザリー」原作小説スティーブン・キング
   「ダイ・ハード」監督ジョン・マクティアナン
「仕立て屋の恋」原作小説ジョルジュ・シムノ
「時をかける少女」脚本剣持亘
「ブレード・ランナー」原作小説フィリップ・K・ディック
「惑星ソラリス」監督アンドレイ・タルコフスキー
「犬神家の一族」原作小説横溝正史
「ゴッドファーザー」監督フランシス・F・コッポラ
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太平洋戦争、ガダルカナル海戦。最前線へ送られた米兵士達は激しい銃弾のなか、戦うことの意味を探し、
ジャングルの中をさまよう。
伝説の監督テレンス・マリック監督が「天国の日々」以来20年ぶりに撮った哲学的戦争映画「シン・レッド・ライン」。
リアルな戦闘シーンに挿入される詩的な自然美が、戦争の愚かさを浮き彫りにします。

映画では緑がわめくような熱帯の島に、狩猟採取生活をおくるメラネシア系住民たちに混じって子供たちと遊ぶ白
人の姿から始まっています。
彼はアメリカ人逃亡兵ウィット(ジム・カヴィーゼル)。
しかし自然のふところに抱かれて暮らす彼の平和なひとときはあっけなく幕切れ。
ウェルシュ軍曹(ショーン・ペン)のはからいで彼は再びC中隊に戻ることになります。
その間にもアメリカの上陸用舟艇は白波をけたてて続々と島をめざしています。

原作では上陸用舟艇の中からはじまっています。
C中隊のメンバーがぞろぞろ登場し、誰が主人公かはわかりません。
原作からして群像劇なのですが、100ページ以上読み進んでも、
誰と誰の何の話なのかわからないので苦痛です。
難解とされる映画も、逃亡兵ウィットをあたまにおいて見れば、ストーリーがかなり掴みやすいです。
映画は時間の芸術なので誰が主人公か、群像劇でも誰の目線で語られているのかを
冒頭ではっきりさせておかないと観客を混乱させてしまいます。
ウィットが逃亡兵あがりのC中隊のメンバーだという話は映画のみの設定です。

さて日本軍の攻撃を警戒して緊張するなか、無事に上陸を終えた兵士たちは、
銃を構え、隊列を組みなおし、内陸部をめざしてどんどんと行進していきます。
原作では波打ち際での空襲など出てきますが、映画では静かに上陸。
まだかまだかと戦闘シーンを待ち構える観客をじらせます。
味方の惨殺死体などを見せておいてから、砲撃シーンとなり、
あとはもう雨あられの砲弾と弾丸。
冒頭にどかどか戦闘シーンを見せてからドラマに入る「プライベートライアン」
「スターニングラード」等とは演出の組立てが異なっています。


本作品の原作比較レビューの続きは
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