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 シシャモ


    シシャモは、北海道の太平洋側が産地の日本固有の魚です。アイヌの神様が
   柳の葉(シュシュハム)から作ったという伝説があり、柳葉魚と書きます。

     シシャモは、ニシン目ワカサギ科に属する魚で、北海道の南東部に生息し、
   
秋に海から川を遡上して産卵する生態があるそうです。11月頃になると産卵の
   ために十勝川や釧路川などを登ってきて捕獲されます。子持ちシシャモの漁期
   は、この時期の1ヶ月だけで、数も多くないのが現状だそうです。
    晩秋から初冬以外に見かけるものは、シシャモによく似ている「キャペリン」と
   いう魚で、別名「カラフトシシャモ」いわれるサケ目ウリウオ科の別種なのだそう
   です。


    産卵期の「子持ちししゃも」は逸品で、通常出回っている樺太シシャモとは風味がまったく違うそうです。また、
   シシャモはカルシウムが豊富で、成人が1日に必要とするカルシウムの所要量600mgが7〜8匹で摂取できる
   そうです。その他にも、ビタミンA、B2、D、Eが含まれており、骨粗しょう症や老化防止などに最適だそうです。