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 キャベツ


    野菜の代名詞的存在の「キャベツ」ですが、栄養素の中で特筆できるのが
   ビタミンUです。これはキャベツ特有の成分で、ほかのものでは含有が確認
   されていません。ビタミンUには、体内の壊れた組織を修復する作用があり、
   胃炎や胃潰瘍の予防や改善にも効果があるそうです。たいていの胃薬には、
   この成分を含むものが多いようです。ちなみに、ビタミンUの科学名を「キャベジン」といいます。
   
     キャベツにはビタミンCも多く、大きな葉1枚で成人1日の所要量を満たすといわれています。外側の緑色の葉に
   はβカロチンも含まれています。通常淡色野菜はカロチンが少なく、緑黄色野菜の方が防ガン効果は高いとされて
   いますが、淡色野菜にも腫瘍壊死因子というサイトカインが含まれており、免疫を強化してガンの因子を減らすとさ
   れています。これがキャベツには多く、インターフェロンを上回るという実験結果もあるそうです。