たび日記

 2009年7月北海道 

 

1日目 

車中 泊

久々の7月の礼文へ。

本当は6月の花のピークに行きたかったけど,どうしても休みがとれそうになく,連休を絡めてしか行けそうになかったので仕方ない。

少し早く帰らせてもらい,最終便で北海道へ。

夜行バスの乗り場が変更となっていて,行ってみると大通りバスセンターはかなり古びた印象。

札幌のど真ん中だというのに,寂れた街の駅みたいな雰囲気…(要はぼろい)

どんな感じかわからないので,とっとと空港で顔洗ったりハミガキしたりしておいて本当に良かった。

そんなこと出来る場所なんか全くない。

トイレは公衆トイレに毛が生えた程度のもので,余りキレイとは言えず,ペーパーすらなかった。

とてもじゃないけど気持ち悪くてそこで顔なんぞ洗えん。

まして,そこの水を口に含むなんて,死んでしまうかもしれない…

バスを待つ人は徐々に増えて行き,狭い待合室もいっぱい。

寒くないので外で並んでバスを待ったので,後ろに人のいない席を確保できた。

前の方の数席は女性優先席で,私の前ももちろんそうだったので,ほっと落ち着いていると,

怪しげな雰囲気をかもした男が座った。

おい,コラ,そこは女性優先席だぞ!

他の席に移ろうかとも思ったけど,だいぶ埋まってしまっているし,せっかく後ろに人いない席を確保していたので,

隣に座られたわけでもないし,目に入らぬよう,さっさと寝てしまうことにした。

疲れていたのであっという間に眠りに落ちた。が・・・

どれくらい眠った頃だろうか,足に痛みを感じて目が覚めた。

すると,前の人がフルリクライニングしていて,あぶらぎった感じの頭がすぐそばに見えていた!!

ひ,ひえぇ〜! 

足の痛みは,ひざに椅子が当たっていたためだった。

しかも,椅子との間に荷物が挟まれてパンが潰れているし,カバンが床についている。

あ゙ーー!! 手持ちのカバンは床に置きたくないし,触れさせたくないんだよっ(-_-メ)

荷物を整えて足が椅子にあたらないように体勢を変え,眠ったが,何度も目が覚め,よく眠れなかった。

 

2日目 礼文 

星観荘 泊

なんとなくボーっとしたままフェリーターミナルに到着。

団体が多くいて,顔を洗ったりしている間に,あっという間に行列ができてしまった…

座れないかも…と思いながらフェリーに乗ると,何とか壁にもたれられる場所を発見,靴を脱いでいると背後から老夫婦が。

ヤバイ,取られるかも…いや,まさか,いかにも今からそこに座ろうという雰囲気なのにそんないじましいことするか?

焦るから余計に靴が脱げず…と,老夫婦は走って私が座ろうとしていた場所へ。あーとられたっ!!

文句を言うわけにもいかないので,靴を脱ぐために座ったスペースと,その少し横へ足を伸ばして座ることに。

しばらくすると,その少しのスペースに,オバサマたちが3人ほど割り込んできた。

しかも,あまり寝てないのよ,と老夫婦もつめさせて横になる1人…あとから割り込んでおいてそりゃーないでしょうよ…

私だってあまり寝てないんですけどねぇ…

てなわけで,乗り物は散々な感じで,礼文に到着。

今年も知った人が数人。

いつもの通りの「どこ歩く?」で,ハイジへ行くことに。

この時期の花は派手なものは少なく,小さく目立ちにくいものが多い。あとは私のキライなセリ科のでかい花…

ちょうど過渡期なのか,花は少ない印象。

でも,花に詳しい人が一緒なので見落としがちな緑や白の目立たない花も見ることができる。

ゆっくり花を探しながら歩いていると,オダマキや,イワベンケイを発見。

5月末〜6月はじめ頃に来るとよく見られる花なので,この時期に咲いているのは珍しい。

途中,2,3ヶ所の沢を渡るのだが,そのうちの1ヶ所の水量が多く,渡るのに戸惑う…

去年の秋の当麻乗越を思い出す…

一緒に歩いていたきんさまが助けてくれたおかげで,何とか無事わたることが出来たが,かなり冷や汗モノだった…

 






沢渡りに冷や汗をかきつつも,無事礼文滝へ到着。

壊れていた「礼文滝」のカンバンが,短くなって復活していた。

少々の休憩の後,次は昼食ポイントの元地へと歩く。
 

佐藤売店に到着すると,先に歩いていったグループが既にくつろぎモードで出迎えてくれる。

美味しそうなにおいに誘われて,ホタテ焼きを頼む。
 

その後,バスで港に戻り,宿の迎えも次のバスもまだ時間があるので,まだ新しい喫茶店「風露」へ。

話題の「あつもりロール」があったので,食べてみることに。

プレーンと塩キャラメルの2種類があり,もちろん私が選んだのは塩キャラメル!

見た目はとってもシンプル。

キャラメルのほのかな苦味と軽い塩味がして,なかなか美味しい。

佐藤売店でホタテ食べて持ってたお昼のパンも食べてお腹いっぱいだったのに,

あっという間にたいらげてしまった。

あーあー。せっかく歩いて消費したカロリーも…(-_-;)

しばらく風露で休憩し,バスで宿へ戻る。

バスで戻ると,夕食前にお風呂に入ってしまえるのがいい。

と,言ってもたくさん戻ってたら無理だけど…

ささっと汗を流して,ゆっくり身支度を整えて夕食。

なんか怪しげな物体がいる…正体はなまこ。

あまり得意じゃないものだが,食べてみるとコリコリしていて,食べられないことはなかった。

 

3日目 礼文

星観荘 泊

朝から雨の気配。

それでも北と南の天気の違いに少しの期待を持って,南へ向かう。

雨は小降りではあったものの,風が少々きつく,一部,歩きに出かけた人もいたので,行きたい気持ちもあったけど,

この天気を考えるとあきらめるより他はなかった。

その選択は大正解。しばらくすると,どしゃ降りの雨に暴風。

これじゃ何もできない。

とりあえず,フェリーターミナルの2Fの写真展を見に行く。

そこでゆっくりしていた時にふと思い出し,2ヵ月後のシルバーウィークのために北海道行きのチケットを押さえようとしたものの,

あっという間に全滅 (T_T)

そろそろお祭りに…と下におりてカッパを着込んでいると,無情な放送…「お祭りは中止です」

それでは,と,ネイチャー礼文に行くと,なんと午後から…ついてないなーもう。

仕方がないので,図書館でしばらく時間をつぶし,自由に利用できるPCがあったので,

それでもう一度北海道行きのチケットをしらみつぶしに探したものの,全くない…

そして,昼食を取りに漁協の2階の「かふか」へ行くと,団体が入っているので何時間も待たないとダメと言われ,

当然ながら,ちどりもダメ…仕方ないので,フェリーターミナルの2階でラーメンを食べて,

ネイチャー礼文に行く予定が,暴風雨に負け,またも風露へ。

今回,やたらと飲み食いが激しいな…と思いながらも,プレーンのアツモリロールを食べようかどうか迷ったけど,

そう,今日の夕食は去年に続きアタリのタコカレー。

と,いうわけで,お茶だけにしておく。

結局,風露で時間をつぶし,バスで宿へ。
 

夕食時には雨もすっかりあがり,夕日がちらちらと見え始め,

みんなの期待が膨らむ。

残念ながら雲は多めだったので,きれいな夕日は望めなかったが,

雲の切れ間からの夕日を見ることができた。

まあ,これだけでも,何もないより良かった,良かった。
 

ミーティング後,いつもだとだいたい小さなグループごとに話しているのだが,今回珍しく,なんとなく皆でという感じで話していた。

明日のフェリーの1等に乗る人,乗りたかったけどチケットが取れなかった人がいて,

その2人のいじり合いが何度となく繰り広げられていた。

ここに泊まる人で,1等乗る人って始めてのような気がする。

 

4日目 礼文

万葉の湯 泊

天気はまずまずなので,とりあえず歩けそうだ。

半日なので,半日にちょうど良い桃知コースへ。

花が多いこのコースも,やはりこの時期は少ない印象。

秘密の花園でさえも寂しい感じ。

ちょっと残念!
 




 
 
港に戻り,お祭りに少し寄り,一緒に歩いてきた人たちと別れてフェリーに乗る。

フェリーは,ハートランドフェリーに変わってから新しくなったフェリーで,椅子席だった。

席を確保し,外を見るとさっき別れた二人が見送りに来てくれているのが目に入ったので,外に出る。

フェリーが出て,見えなくなるまで手を振ってくれていた。

朝と違って,昼のフェリーはガラガラ。

快適に過ごし,稚内へ到着。

稚内から列車に乗り,旭川へ向かうため,フェリーターミナルから駅へと歩く。

前のフェリーターミナルより遠いという印象が強かったが,思っていた程は遠く感じなかった。

列車の時間までまだまだあったが,特に行く場所もすることもないので,駅の待合室でボーっと過ごす。

待合室の中に立ち食いそば屋があり,営業時間は終わっているのに,次から次へと人が来ていた。

天気が良くなったので,なんだかこんな時間がもったいない気がした。

約1時間半待って列車に乗り,久々に車窓を楽しみつつ,旭川へ。

旭川に到着する頃には夜のため,外も真っ暗になっていた。

駅を出ると,少々遠いレンタカーの店舗へ歩いていく。

説明などを聞かなくていいよう,事前に手続きをしていたので,すぐに車を借りることが出来た。

とりあえず今日の宿,万葉の湯へと向かう。

暗いため,道があってるのかよくわからないまま走っていたが,ちゃんとあっていて,目的地に到着。

少し遅い時間で,明日が平日と言うこともあってか,人が少なくて快適。

広いお風呂以外も,ネットは出来るし,フルリクライニングする椅子はほとんどベッド状態で寝れるし,

ヘタな宿に泊まるよりかなりいい。使える。

 

5日目 富良野,旭岳(裾合平)  
早朝,4時ごろに起きて,軽くお風呂に入って,ファーム富田へ向けて出発。

6時前に到着したが,早朝からたくさんの人がいてちょっとびっくり。

カラフルな花はきれいではあるが,数年前に来た時の方が,良かった。

たぶん,まだ一番いいときではないんだろうな…と思いながらも,1時間近く経ったので,次の目的地,旭岳へ。
 

旭岳の無料駐車場がまだ空いていたので,そこに車をとめ,準備してロープウェイに乗り,姿見駅へ。

姿見周辺だけで引き返すか,裾合平まで行くか,迷っていたが,

とりあえず10時を目途に引き返すつもりで裾合平方面へ行くことにする。

ロープウェイの周辺だけでも花は結構咲いていたが…

途中,老夫婦が道をふさいで何かに夢中になっていて,何かと思ったら,ギンザンマシコという珍しい鳥がいるとか。

写真を撮ってみたものの,うーん,遠くてよくわからない。
 

裾合平への道のりは,あちこちにツガザクラやキバナシャクナゲの群落があり,飽きさせない。

が,しかし,何度も雪渓を越える必要があって,足元には注意が必要だった。

時間を気にしながら歩いていると,やっと裾合平と当麻乗越方面への分岐に到着。

そのすぐ先が目指す裾合平だと思っていたら,そこから意外と距離があり,歩きにくい道なので,

引き返そうかという思いがちらちらと出てきた。

迷いながらも進んでいくと,ふと開けた目の前には…チングルマ,ツガザクラとコザクラがいっぱい!

いやーぁ来て良かったぁ!!!

これで空が青かったらもっと良かっただろうに…
 





 
すばらしい景色につい時間を忘れ,しばらくここで過ごしたい思いに駆られた。

しかし,今日帰らなくてはならない。

行きたかった青池と麦が実る季節の美瑛の丘は無理そうなら諦めようと思ったが,それでも時間がそうたくさんあるわけではない。

職場環境を恨むばかり…

ある程度で後ろ髪をひかれつつ来た道を戻る。

少し急ぎ足で歩いていると,だんだんと雲行きが怪しくなってきていて,遠くで雷が鳴っているような気もする。

すると,ぽつぽつと雨が降り出してきた。

これはマズイ。早く戻ろう…

だんだんと雷も近付き,雨が本降りになってきてたので,とりあえずカッパの上だけを着て,急いで戻る。

帰り道は思ったよりも早く,姿見の池との分岐辺りまで戻ってくると,雨も小降りに。

ちょうどその周辺にチングルマとツガザクラの群落があったので,姿見の池へ行くのをやめて最後に楽しんで,

ロープウェイ乗り場へ向かっていると,また雨が強くなってきた。

乗り場に到着するとほぼ同時に雨はかなり強く降りだした。間一髪!

しかし,ロープウェイで下りると,雨は降っていなかった。

まだ,少しなら青池にいけるかもしれない期待があったが,私の前を走る車がかなりのろのろと走るので,

だんだん絶望的になってきた。

途中で諦め,少しだけ丘をめぐり,朝からあまり食べていなかったのでカットメロンを食べ,車を返却しに旭川へ向かう。

これまたのろのろな車が前にいて,イライラさせられた。

車を返却し,旭川から新千歳空港に乗り換えなしで行ける列車に乗り,空港へ。

空港に到着し,とりあえず荷物を預けに行くと,なんと飛行機が遅れているという。しかも1時間近くも…

そうなると,さすがに家に帰れるかどうかが大きな問題となるので,そう言うと,

係員が,1本前が空いていたら変更した方が良いか,と聞くので,できるんならそうしてくれ,と言うと,

後から,旅割だから変えられないと…だったら最初から余計な提案するなっての。

とりあえず,荷物を預けることにはキケンを感じたので,じゃあ,やっぱり荷物は持っていく,というと,預けろ,という…

いつ出てくるかもわからない荷物が出てくるのを待っていたら,帰れなくなる,と交渉すると,

最初の方に出すから,と,プライオリティータグがつけられた。ゴネてもしょうがないし,仕方ない…

やたらと時間ができてしまったので,かなりゆっくりとお土産を見て,夕食を取ることができたけど…

こんなことなら青池に行けたなあ…
 

一通りお土産も見たので,中に入って待っていると,なんと,更に遅れている。

しかも,一度は更に10分の遅れ,との案内があり,その後も明らかに遅れているのに,1時間を超えることになるので,

何の案内もなかった。

どこの航空会社もやるんだよな,それ。責任負わないで済むように…

実際には1時間ちょっと遅れての出発となったため,家へは通常ルートでは帰れなくなり,最寄の駅への終電も終わっていたので,

少し離れた駅から雨の降る中,歩いて帰ることになってしまった。

 

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