あとがきに代えて
一刻一瞬
ひととき・ひとせつな

久しぶりに散歩中に水鳥を見かけ写真に収めました。雲に向かって泳いでいる気がしたのです。もちろん、錯覚です。カメラ目線では空に浮かぶ雲がとらえられても、水鳥の目には水面下のエサ(小魚)の動きを見ているはず。位置によって見える景色は様々なんですね。このことを忘れないためには動いてみること。山があったら昇ってみる。きっと違う景色が見える。一方で“定点観測”というのも大事なんですね。同じ地点でこそ捉えられる変化もありますから。つまり常に“視点”を意識すれば間違わないで済むんです。でも、これがとっても難しいんでしょうけれど。(写真・文 曽我なぎさ)