5−M プール遊び用太陽熱温水器 (2008年7月23日)
構造は簡単でデッキの屋根部分のすぐ下に塩ビパイプを配管しておき、日中の太陽熱によりパイプ内の水を温めておくというものです。
散水用ホースを暑い庭先に出しっぱなしにしておくとかなり熱いお湯が出てくるのと同じ原理です。
用途は子供たちのビニールプールでの水遊び時に、水道水だけではいくら夏とはいえ冷たすぎて体に良くないのでヤカンで湯を沸かした物を何杯か注ぎ足しているものを、太陽熱を利用した温水でまかなおうという物です。
当然夏にしか水遊びはしないので本物の太陽熱温水器のように冬場の保温機能などは一切無いのですが、冬でも天気の良い昼間であればそれなりのぬるま湯は出るでしょう。
40mm径のVU管2mmを三本つなぎ、ウッドデッキ屋根下のひさし部分に乗せて固定します。
本来はPV管を使いべきでしょうが、基本的に水道圧がそのまますべてかかる様な構造でも無いし、軽量化とコストダウンのために薄肉のVU管を使いました。
ウッドデッキ製作時にあらかじめ埋設してあった水道管から給水する様に配管し(こちらはPV管)、VU管で暖められた水が押し出されて戻ってくるように配管しました。
管の長さが2mなのでその他の配管長と合わせて10リットル程度の温水が出来る予定です。
問題は水温がどの程度まであがってくれるかですが、完成した昼過ぎから3時頃までのあいだで出来た温水の温度を測ってみると45度程度でした。
これならプールの水遊び用の水を温めるには十分です。