6月以降111111 11111 1111 111 11 1



6月8日(木)

選考辞退

今日こそS社に選考辞退について電話をしなければならなかった。
C社に就職をするということを決めたのだから、早くすればよかったのだが、この日になってしまった。
S社に電話をして、担当者をお願いした。
S社の担当の方は、他の会社の担当者の方とは違ってとても話しやすい方だった。
面接も担当していただいたことがあった。
電話に担当者の方が出たので、事情を説明して選考を辞退することを伝えた。
すんなりと電話は終わらなかった。
とても残念そうだった。
でも、最後には「がんばって下さいね。」と言って下さった。

電話は終わったけれど、後味が悪かった。
内々定や選考を辞退することで、逆にその会社のある一面が見えるような気がした。
どちらにせよ内々定や選考を辞退する会社なのだが、その時の相手の対応を見ると、
「この会社にしてもよかったのかもしれない。」
とか、
「こっちの会社は志望順位が高くなかったけれど、志望の高かった会社よりもこちらの方が自分に合っている会社だったのかもしれない。」
とこれまでの会社に対する考え方が少し変わってきたりすることもあった。
事務的な処理をされると、本当に必要とされていたのかと思ってしまったりする。
果ては、内々定が決まった会社に対して、もし仮に内々定先の内々定を辞退した場合、どんな反応を示すのだろうと考えたりもした。


これで、完全にBeanの就職活動は終了したのである。



6月16日(木)

連絡

家に帰ると、内々定をもらったC社から郵便物が届いていた。

開けてみると、内定者説明会の案内だった。
7月3日に東京で開かれるそうだ。

こんな手紙が来ると、
「私って内々定をもらったんだぁ。」
という実感が湧いてくる。
というのも、内々定をもらってから何の連絡も無かったからである。
どうもこのように内々定通知を出してから、会社から何も連絡が無いというのはよくあることらしい。
会社の方からは
「必要ならば内々定通知書を出します。」
とは言われていたけれど、申し込まなければ本当に何の書類も送られてこなかった。
だから、内々定社説明会の案内が届いたことで、ある意味ほっとしたのだった。

いよいよ7月3日に他の内々定社とも会える。
どんな人が内々定をもらっているのかなぁと考えてみたり。
だって、7月3日に会う人たちはこれから同期としていっしょにがんばる人たちなのだから。



7月3日(月)

内々定者説明会

内々定先の会社が、内々定者のための説明会を行う日がやってきた。
就職活動を終了して、約1ヶ月が過ぎた。
久しぶりの東京への遠出だった。

久しぶりだったせいか、はたまた同期となる内々定者の人たちと会うせいか、朝からとても緊張してしまって、何も食べれない状態だった。

今回の会場は研修センターというところで、今まで行ったことの無いところだった。

内々定者は250人強という多さに驚いた。
会場内では学校名が書かれたネームタグをつけるように言われた。

内々定者説明会といっても、主な目的は来年から研修を行う研修センターを見学することだった。
今年新入社員として就職した人たちが研修を行っている様子を見学したりした。
来年はこの逆の立場になるのだろうかと思ったりして…

内々定先の会社は、ネット上に内々定者向けのサイトがあり、Beanはその掲示板で
「新潟出身者っていますか?」
と呼びかけたら、数人から応答があった。
だから、今回の説明会でその人たちと会えることを楽しみにしていたのだったが、あまりの内々定者の人数の多さに、とても探し出せるとは思えなかった。
ところが、偶然休憩時間に応答があった人のうち2人も発見することが出来たのだった!
東京の大学に通っていたり、東京の出身だったり、関西方面の出身や関西方面の大学に通っている学生は、人数が多いのでそういう共通点のある人たち同士で固まっているので、地方出身者でおまけに地方大学出身となると共通点を見出しにくいのだ。
だから、“新潟出身”という共通点の人に数人でも会えたことはとても心強いことだった。

説明会は、人事担当者のお話と、研修センターの見学が行われると予告されていたので、確かにその予告どおり進められたのだが、ひとつだけ予告外のことがあった。
それはEQテストなるテストが行われたこと。
IQは知能指数と呼ばれるものであることはよく知られているけれど、EQというのはあまり聞かない。EQとは頭の知能では無く、心の知能指数と呼ばれるものなのだそうだ。
そういえば以前EQに関する本がベストセラーになっていた気がする。
突然のテストに戸惑ってしまったが、ゴネても仕方ないのでおとなしくテストに取り組むことにした。

説明会が終了後、“お土産”と称する本2冊をいただき、解散となった。
解散後は、内々定者同士で飲み会をするというので参加することにした。

飲み会ということで、新宿の酒屋に連れていってもらった。
内々定者全員が来たわけではないけれど、余りの人数の多さに名前と学校を聞いてもすぐに忘れてしまうというのが実状…

ちょっとショックだったのは、院生は4年生に比べて年上なので、4年生からはオジサン・オバサン扱いされてしまうこと。(^_^;)
まあ確かに年くってる分だけそうなのかもしれないけど…
そのことで頭に来ても仕方ないので、笑ってやりすごすしかない。
専攻と違う職業に就くことになるのだから、そういった意味では4年生でも院生でもスタートラインは同じわけで、だとしたら年をくっている分、そういうことを言われても仕方ないのかもしれないなぁとも思ったりした。

そんなことを言うと、「大学院になぜ行ったか」という疑問が生まれるかもしれないが、大学院は勉強や研究をするためだけに行くところではないのである。
勉強や研究を通じて、物事に対する取り組み方や問題に対処する能力などを磨く場でもあるのだと思う。
私がそう思うようになったのは、内々定が出てからのことだった。

就職後の研修では、年下の4年生に混じって研修を受けることになる。
専攻の異なる職種に就職するわけだから、院卒だからといって何か特別なことなんて無いだろう。
学部卒業生からすれば、「院を卒業したんだから自分たちよりも多くのことを知っていて当然!」と思われるかもしれないだろうが、私のように院卒で専攻と異なる職業に就いた者は、それを気にしてはいられないと思う。
分からないことは分からないと、相手がたとえ年下であろうと聞く必要がある時に直面すると思うからだ。

こんなわけで、いろいろと考えなければならないことを抱えて、飲み会を終えて新潟に帰ったのだった。



8月25日(金)

内々定後の健康診断

今日と明日にかけて、内々定者は健康診断を受けると聞かされていた。
でも、内定者説明会では東京採用の人は東北・北海道地方の人はそれぞれ最寄りの病院・保健所で健康診断を受診てもらうが、それ以外の地域の人は東京で健康診断を行うといっていた。
「新潟在住の私は、東北地方なのか、それとも東京地区の人と同じ扱いのだろうか?」
新潟県はいつもどういった地区に含まれるのかがその時によって異なるので、こういう表現をされると分からない。
でも、東北地区ではないだろうと思って健康診断のために東京へいかなければならないだろうと思っていた。
就職活動中であれば、東京にわざわざ出かけるのは疲れるから嫌だったのだが、しばらく東京に出かけていないので、これを機会に東京で遊んでこようと密かに考えていた。

ところが、直前に内々定先から送られてきた書類には、「健康診断は近くの病院、または保健所で受診してください。」とあったのだった。(T_T)
これであっさり東京で遊ぼう計画は無くなってしまった…

というわけで、新潟で健康診断を受けることとなり、病院では長く待たされるだろうと思って保健所で健康診断を受けることにした。
日程が会社側の健康診断と同じになったのは、単なる偶然だった。

新潟市は保健所で健康診断を行っている(予約制)が、市町村によっては保健所での健康診断を行わないところもあるらしい。

保健所にいってみると、15人くらいの人が健康診断のために保健所を訪れていた。

Beanの場合、会社から通知された検査項目に合わせて検査が行われ、尿検査、血液検査、視力検査、心電図、レントゲン検査、色盲検査、聴力検査、医師による問診が行われた。
大きな病院での検査と違って、検査のためにあちこちにいかなければならないことも無く、テキパキと検査がこなされていって、所要時間は1時間半弱くらいだったと思う。
時期にもよるだろうけれど…



10月2日(月)

内定式

いよいよ内定式!
去年の今頃は、内定式に出かける同じ研究室の4年生を見ながら
「私も来年は今頃内定式にこうして出かけることができるのかなぁ?」
と思っていたことを思い出した。

7月3日に行われた内々定者説明会以来、健康診断は地元で受診したため、東京にいくのは約3ヶ月ぶりのこと。
就職活動中にいろいろ道に迷ったり、トラブルにあったりとしたことを思い出すと、久々の東京行きが何だか恐く感じられた。

内定式の案内状には、所要時間が2時間半とあり、内容としては、社長のお話と、入社までについての説明とあった。
内容はたった2つなのに、なぜ所要時間が2時間半なのか?
しかも、必要なものとして鉛筆と消しゴムが書かれていた。
「やっぱり英語のテストとかあったりするのかな?」
そう思って、内定式での英語の試験をとても恐れていた。

でも実際は、社長のお話が1時間もあり、また内定通知書を1人1人に渡すのに時間がかかったため、英語のテストなんて無かった。(^_^;)
内定通知書を1人1人渡すといっても、内定式では名前が呼ばれるだけで、その時の受け取りは代表者だけで、あとで個別に渡されるのだった。
何しろ内定者が270人もいるというのだから、時間がかかるのも無理はない。

内定通知書は“お土産”とともに渡された。
今回のお土産もまた本だった。

今後の予定についての説明は、悪く言えば脅迫に近くて、入社までにやらなければならないこと、入社後半年以内に取らなければならない資格についてのお話だった。
内定はもらえたものの、就職後は就職後で大変になりそうだと思った。

そんなわけで、就職後の研修にちゃんとついていけるのだろうかという心配を抱えて、新潟に帰ったのだった。

-----------------------------------------

後日、他の学生の内定式の様子をいろいろ聞いてみると、会社によってずいぶんと違うものだと感じた。

ある会社は、内定式後に食事会があって、フランス料理のフルコースを食べたとか。
他には、昼間からお酒をたらふく飲ませてもらったとか。
もっとすごいところは、内定者全員が泊まりがけでの内定式だったとか…
中には、食事会といっても社員食堂での食事だったとか。

でも、英語の試験があったとか、研修についての説明があったとか、そういう人はあまりBeanの周りにはいなかった。
みんな、楽しい内定式だったと言っていた。
Beanのように、不安にかられて帰ってきた人はあまりいなかった。
まあ、就職してから「こんなハズじゃなかった。」と思うよりも、ある程度覚悟して望む方がいいと思っているから、それで良かったと思っているのだけれど。



12月4日(月)

新入社員研修情報@WEB

内定式で言われていたことなんだけど、ついにその日がやってきた。
なんか「ネット上で入社するまでにやっておいて欲しいことについての情報を流すので、必ずチェックすること。」と言われていたことだけは覚えていたんだけど…

この日、メールが届いて、新入社員研修についての情報を内定者用のページに載せたから、確認して下さいというお知らせがあった。

学生としては、卒業に向けて忙しい時期だというのに…とちょっとだけ思ったけど。

内容は主にPCに関する知識をどれだけ身につけてきて欲しいかっていうことでした。
これから入社するまで、数回更新されるらしいです。

周りの話を聞いてみると、
「近況について、作文を書いて送って下さい。」
「この本を読んで、感想文を書いて送って下さい。」
「『ビジネスマナー』についての本を送付するので、入社までに読んでおくこと。」
「資格取得のための教材を送るので、勉強すること。」
など、内定式が修了すると同時に、入社に向けての準備と称していろいろな課題を与える会社が多いようだ。

Beanの場合は、一応ネット上で新入社員研修に向けての情報が公開されるという形にはなっているけど、別に提出しなさいというわけではない。
“自分でやっておいて下さい”という感じだった。
やらなくても誰も文句を言わないんだけど、あとで後悔するのは自分。
新入社員研修の情報だけではなくて、現在入社一年目の社員の方々の感想も一緒に載っていたので、「やっておかないと後悔する。」ということがひしひしと伝わってくるものもあった。

来年の4月以降、私はどうなっているのかなぁ…



12月7日(木)

内定先の会社の方がやってきた(らしい)

あとで担当教授から聞いた話なんだけど、この日内定先の会社の方がBeanの担当教授のところまで挨拶にいらっしゃったらしい。
わざわざ会社の方がいらっしゃるなんてことがあるなんて思ってもみなかったので、びっくりしました。

先生によると、内定先の会社から挨拶に来るということは珍しいことなのだとか。
今まで挨拶があったといえば、封書による挨拶だったとか。
大体は挨拶さえないとのこと。
だから先生自身もびっくりしたとか。初めは実験装置の業者の人かと思ったとか。(^_^;)

来校した方は、来年の採用者数を増やす予定と話していたそうです。
そういう会社もあるんですね。(ってこれから自分が勤めることになる会社なんだけど…)
IT業界はまだまだ人手が必要なのかな?



12月15日(金)

入寮についてのお知らせ

またまた内定先の会社からメールが届いた。
今回は「独身寮入寮についてのおしらせ」だった。

Beanの内定先は、新入社員研修はすべて東京で行われて、その後各地に配属されるため、その研修期間だけでも東京に住む必要がある。
今回は独身寮があるので、そこへの入寮を希望するかどうかについての調査だった。

Beanも今のところ寮に入寮を希望しているんだけど、入寮できるかどうかは会社側が決めるので、結果的にどうなるかはまだわからない。
でも寮があると、安く済むことができるからそういう点では魅力的だなぁって思ってます。
でも寮生活というものをしたことがないから、どんな生活になるのか不安があるんだけど。

Beanの周囲では、そろそろ配属先が決まったという話もちらほら聞くようになりました。
この時期に来て、ちゃくちゃくと入社に向けての準備が進められているっていう感じがします。



12月28日(金)

通信教材を送ります

内定先の会社からメールが届いた。
今回は「通信教材を送ります」だった。

入社前に会社からいろいろ宿題が出されるというのはどの会社でもいろいろあるらしいけど、私は通信教材には無縁だと思ってた。
けどいきなりのメール。やりたい人がやるのではなくて、全員に送られるらしい。
内容は業務に関係する資格試験対策の通信教育なんだけれど、受講費は会社持ちなんだって。
いつかは取らなくちゃならない資格だってことは内定式の時に言われてたから覚悟はしていたんだけど、試験対策用の教材がタダで送られてくるなんて。
「勉強しなさい!」って暗に言われてるわけで、試験に受かんなかったらヤバイよねぇ。かなりプレッシャー(T_T)

うーん、学校を終えることができるかがかかっているこの時期、ちと辛いかも(^_^;)
ちゃんと学校を終えることができるのかな、私…

しっかしながらすっごいお年玉だなぁと…



1月20日(土)

宅配便

「ぴんぽーん!」
朝の9時頃に、玄関のインターホンが鳴った。
ここ数日、学校を終えるための論文書きに追われていたため、昨晩(いや今朝か?)も帰りが遅かった。
だからこの時間でもまだ寝ぼけまなこだった。

インターホンの受話器を取ると、宅配便だという。
「あ゛ー、きっと内定先からの通信教材だ。」
宅配便が届けられる覚えといったら、それくらいしかなかった。

半ば這うようにして玄関までたどり着いて、ハンコを持ってドアを開けると、そこには宅配便を持ったおばちゃんが立ってた。

Beanはその宅配便の大きさに驚いた。
通信教材というから、てっきり大きな封筒に入る程度なんだろうと勝手に予想していたのに、おばちゃんの持っていたのは小さめなダンボール箱。
「げっ!教材があんなに多いの!」と思ったら、おばちゃんがハンコを押してくださいって言ってるのに、しばらくその宅配便の大きさに目が点になってしまった(゚o゚)
宅配便を見て「げっ!」っとかって言っちゃったかもしんない(^_^;)
なんかちょっとだけ受け取りたくないなぁって思ってしまった。

ハンコを押して、宅配便を受け取ってみると、これがまた重い!
「いったい何が入っているんだろ?」
早速ダンボール箱を開けてみると、出るわ出るわ、各種教材!
案内書を読むと、普通の通信教材の他に、内定者向けの本を何冊か加えたんだとか。
それも含めて勉強してくださいとのこと。

一緒に入っていた教材の値段を見ると、結構なお値段!
「これ全部でいったいいくらすんだ?」
そう思うと同時に、これを入社までに全部やれるのか心配になってきた(>_<)
でもやんないと後でヤバイよねぇ。


同じ研究室の4年生は、同じような就職先に決まっていた。
で、教材が届いたら見せてあげるという約束をしていたんだけど、とても学校まで持っていけるような量じゃなかった(~_~;)
ごめんね、後輩…



| HOME |





お便りはこちらへ!hello_bean@bigfoot.com

All rights reserved. Copyright by Bean. © 2000