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3月6日(月)

N社 会社説明会@長岡

実家の方で用事があって,週末から柏崎の方に帰っていたBeanだった。
そのまま新潟に帰るのはもったいないと思って,長岡にあるN社の会社説明会を 申し込んであった。


N社は親会社が車関係の会社で,N社はコンピュータ関係の会社である。
今日は会社説明会のみだった。
Beanにとっては,IT関連企業では初めての会社説明会だった。

適当な席に着席すると,隣には見覚えのある顔が。
出身大学の3年生の女の子だった。
「N大の学生ですよね。」
とりあえず話しかけてみる。
「あっ,そうですけど,何でご存知なんですか。」
驚かれてしまった。
自分自身のことを話すと,相手の女の子も楽しそうに話してくれた。
就職活動で知り合いを増やす事は楽しいことだ。


会社説明会は,部長の話から始まった。
業界全体の説明だった。
会社のことが知りたくて来たのに,業界のことまで説明していただけるとはあ りがたいことだ。
続いて会社の説明。年間行事から,勤務形態,福利厚生など,Power Pointを 使っての説明だった。
親会社が車関係の会社ということもあって,もし入社したならば駐車場が会社 にある代わりに,乗ってくる車を製造した会社が限定されるそうだ。
取引先以外の車は乗ってきてはいけないらしい。
それはごもっともなのだが,入社以前から車を持っている人はどうすればよい のだろうか。
新たに買い直せというのだろうか。
だとしたら入社するだけでも大変だと思った。

最後に社内見学。
新潟人は控えめであまり発言しないと聞いたが,本当に社内見学中誰も質問し なかった。
というか,N社にとっても今期初めての会社説明会で,説明が慣れていなかっ た。
だから,説明を受けても結局何だか分からず,質問のしようが無いという感じ だった。
学生の方も,まだ就職活動を始めたばかりで,お互い様だった気もした。

最後に質問タイムが設けられた。
さすがの新潟人もこの時とばかりに質問する。
一番初めに質問した女子学生が,
「○○大学の△△と申します。本日はありがとうございました。私の質問は…」
といった具合に質問を始めた。
すると,彼女以降質問したほとんどの学生が,同じ切り出しで質問をしたのである。
同じ切り出しに,飽きてきた。
礼儀正しいのかも知れないけど,人まねみたいで,聞いていると同じ切り出しに笑えてきた。
ちょっと不真面目なBeanだった。反省。m(__)m
かなり長い質問タイムだった。

最後に入社試験は再来週から本社の長岡でのみ行うという通告があった。
群馬から来たという女子学生は,東京では行わないのかと質問していた。
何と!彼女は交通費節約のために,群馬から普通列車を乗り継いでやってきたと言っていた!
普通列車を乗り継いで群馬から新潟に来れない事はないが,基本的に新幹線が あるので,非常に乗り合わせが悪い。
時間に余裕が無ければやらない技である。
そんな ゛普通列車大好き女子学生" は,東京での入社試験開催を熱望しているらしい が,採用担当の方は「もう1度長岡にいらっしゃってください」との返事だっ た。
これだから地方出身者は大変なのである。


会社説明会は終了し,プロジェクタークリーナーなるお土産をもらって帰る事 になった。
タダで物をもらう事はうれしい事だ。

帰りは8号線経由で新潟に帰った。


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IT関連の会社は、社内見学といってもPCが並んでいる部屋を見学するだけなので、社内見学で何を見るかという点で、少し戸惑った。
まあ、どんなタイプの社員が働いているのかとか、どういう環境で働いているのかとかを見ればいいのかなぁって思ったけど。

県内での就職活動は、移動時間があまりかからないうえに、自家用車での移動が可能だから、あまり時間に拘束されない点が、関東へ出かけるのと違った。
しかしながら、新潟から長岡ってどういう道を通るのが近いのかよくわからない感じがした。



3月15日(水)

A社 会社説明会@新宿

今日は東京の新宿で会社説明会がある。
午後からの説明会なので,お昼までに東京に着いていればよかった。


自宅そばのバス停から新潟駅行のバスに乗る。
10時台の新幹線に乗った。この新幹線は越後湯沢を出ると,上野まで止まらな いという新幹線だった。
東京までの所要時間は約2時間。東京は日に日に近くなってる感じがする。


東京に着き,中央線で新宿に移動する。
新宿の高層ビルの一つにその会社はあった。
あらかじめ経路検索で,新宿駅から都営12号線に乗って都庁前で下車するとい う予定だった。
予定どおりに都営12号線に乗る。
都営12号線は地下の奥底深くにある地下鉄だった。
「人間こんなに地下深くまで掘ることが出来るんだ。」
人間の成せる技に感心しつつ階段を降りるBeanであった。


今日の会社は,半導体製造装置を作っている会社で,外資系のA社。
説明会は主にビデオを使って行われた。
続いてPower Pointをつかって,さらに詳しい説明がなされた。
説明している人事の人は,実に歯切れ良くちょっと早口で説明をこなしてい た。
゛早口な 久米 弘 " といった感じだった。

2時間の説明が終了後は,筆記試験である。
これもまた2時間。
一般常識と,適性検査だった。
筆記試験を受けたい人は,履歴書を持参する事とあらかじめ連絡されていたの に,以外に「持ってくるのを忘れました」という学生が多かった。
「本当に受ける気があるのなら,なぜ履歴書の一つも持ってこないのだろう」 就職活動を始めたばかりのBeanは不思議に思った。
あとで分かったことだが,最近は試験を受けるのに提出するために書かなくてはなら ない書類が多く,その書類作成に時間がかかり,その上非常に疲れるのであ る。
だから,説明を聞いて試験を受けようと心に決めてから履歴書を書くようにし ておかないと,余計な時間をさくだけになってしまうのだ。
゛早口な久米 弘 "はやさしくて,後での提出でもかまいませんとの事だった。

「問題は全部解ける事はありませんので,心配しないで下さい。」
そう言われた試験は,確かに難しかった。
特に数学が難しく,理系でこんなんでいいのかと思ってしまうような出来だっ た。
あまりの数学の難しさに,
「この会社はしゅーりょーう!」
そう思って東京駅に向かうしかなかった。
「もっと筆記試験の勉強をしよう。」
そう思うBeanであった。


そして,新潟行きの新幹線に乗り,新潟に帰った。



3月17日(金)

S社 会社説明会@新潟

今日は朝から,S社の個別説明会が新潟であった。
本当ならばバスで行くべきなのだが,万代でパンツスーツを買おうと思ってい たので,車で行って万代の駐車場に止めることにした。
なぜこれからの時期にパンツスーツが必要なのかというと、これから応募しようと思っていた会社の見学会では「スカート、パンプス禁止」とあったからだった。
Beanはスーツはスカートしか持っていなかったので、パンツスーツを買う必要があった。
でも結局この会社の説明会は都合が悪くて見合わせてしまったのだけれども。



S社は独立系ソフトウェア会社で,本社は長岡だが,新潟にも自社ビルを持っ ており,そこでの説明会だった。
個別説明会参加者は全部で8人だった。
9割が県内大学出身者。やはり県内の企業だとこうなる。



会社説明の内容は,ビデオや資料をもとに行われた。
入社2年目の社員の話なんかも,ビデオで流された。
プロが作ったわけではないビデオだったので,話しが聞き取りにくかった。
でも,会社の本当の姿を知ってもらいたいという感じを受けた。

質問の時間も設けられ,Beanも質問してみたりした。

最後にアンケートの記入を行い,それで説明会は終了。
アンケートで,社員の話のビデオについての感想を求められたので,
「声が聞き取りにくかったので,テロップを入れたらよいと思う」
と無理難題を書いてしまった。

アンケートを書き終わって,エレベーターを待っていた時,人事の方に呼びと められた。
「ちょっと質問していいかしら。」
「はい,何でしょうか。」
「あのね,さっき書いてもらったアンケートなんだけど,テロップって何かし ら。」
真剣なまなざしで質問された。
誰かに質問することって、勇気が必要なことだと思う。
特に年下の人に対して自分が分からないことを質問するというのは、勇気がいることのような気がする。
「聞くは一時の恥。知らぬは一生の恥。」というけれど、なんとなく「年上だったら知ってて当然でしょう。」という考えを持っている人が多いような気がするのだ。
それなのに、この人事の方は臆することなく質問してきたのだった。
学生が何気なく書いたことを,真剣に取り上げてもらえた気がして,何だかうれしかった。


テロップの説明をして,会社をあとにした。



早速パンツスーツを買いにデパートに行く。
時間が無いので,急いでパンツスーツを買って駐車場の無料券をもらった。
高い買い物をしたので,3時間も無料になった。
だというのに,それ以上駐車していたので,600円以上駐車料金を払わなけれ ばならなくなった。
こんなんだったら,もう一つのデパートで食料品でも買ってさらに無料券をも らえばよかったと後悔したBeanであった。



3月18日(土)

NO社 会社説明会@有楽町
SB社 会社説明会@八丁堀

今日もまた東京での会社説明会だ。
前回とは違って,今日は午前からの説明会である。
そして,午後は別の会社の説明会があるのだ。
東京に9時には着いていたいから,朝はとてつもなく早起きをしなくてはなら ない。
Beanは朝が苦手なので,早起きしなければならない事は苦痛だった。

とにかく7時前の新幹線に乗らなければならない。
ということは,家を6時前に出なければならない。
でも,新潟駅行のバスはそんなに早く走ってはいなかった。
というわけで,自力で新潟駅に行かなくてはならない。

一つの方法としては,最寄駅まで歩くという方法があるのだが,疲れるのでこの 方法はやめにした。
体力勝負の就職活動。出来るだけ体力を消耗しないようにする事は大切だ。
そして考え出したのが,車で新潟駅に行くという方法。
「新幹線に乗る人は,JRの駐車場料金が割り引きになる」という特典があるのだ。
これを利用しない手はない!

ただこれにも問題点があった。
Beanは駅南のJRの駐車場に止めたことが無かった。
これが悲劇の始まりだったのである。


5時半。まだ夜が開けきらないうちに家を出た。
愛車に乗って,途中朝食をコンビニで調達して,駅南へ急ぐ。
駅南に出るには,笹出線を走る方法もあるのだが,万代の方から細い道を通っ て駅南に出る道のほうが近道だ。
Beanは去年,曲がらなくてはならないところを曲がらなかったため,間違えて 新潟駅の中央口方面に出てしまった経験があった。
「今度こそ間違えないぞ!」
気合だけは十分だった。

今回はうまく駅南に出ることができた。
問題は駐車場の入り口がどこなのかである。
駅南に駐車場が広がっている事は知っていた。
だから,その駐車場に止めればよいと思っていたのだった。
すぐに駐車場入り口を発見!
でも,新幹線の券の事なんてどこにも書いてない。
「この駐車場で良いんだろうか。でも,駅南の駐車場だし,駅員さんに聞けば分かるだろう。」
不安に思いつつ,車を止めて駅に向かった。

不安だったので,早速駅員さんに聞いてみた。
忙しそうだったけど,教えてくれるだろうと思った。
ところが,券を見せたら「この券じゃ無いね。」とひとこと。
それ以上の事は忙しいからと教えてもらえなかった。
とってもサービスの悪い駅員さんだった。

「『この券じゃない』ってどういうことだ?」
意味が分からず駅から駅南の駐車場を見てみると,駅南の駐車場は2つに区切 られているではないか!
そんなことすら知らなかったBeanであった。
でも,駐車場が2つある事は分かったけど,その駐車場の入り口が分からな い。
はて困った。新幹線の時間は迫っているし。
新幹線の改札そばのお店のおばさんに聞いてみた。
すると,こころよく駐車場の入り口を教えてくれた。
さっきの駅員さんより,ずっと親切だった。

「ありがとうございましたっ!」
そうお礼を言って,ぶっ飛んで行くBeanだった。
「新幹線に間に合わない!」
駐車場から車を出して,料金を払って,もう一つの駐車場に車を移動させた。
今度の駐車場の入り口には新幹線割引の事がキチンと書いてあった。


慌てて,新幹線改札を目指す。
改札をくぐりぬけ,新幹線に飛び乗った。
ホッと一息…何気なくかばんの中の持ち物を確認した。
「あれっ!ないっ!財布が無い!」
さっき駐車場料金を払ったから,家に忘れてきたわけではない。
でもなぜ鞄の中に財布が無いのか。財布はどこへ行ってしまったのか?
焦った。
予備のお金さえ鞄に入れてなかった。
完全なる準備不足。最悪な事態だった。

もう新幹線が発車してしまう!
1度改札をくぐってしまったので,もう改札を出ることはできないと思った。
でも,「お金を何も持たないまま東京に行かなければならないのだろうか。」そん な不安が頭をよぎった。
とりあえず,柏崎の両親に電話してみることにした。
こういう時に,PHSは便利なものである事を痛感する。

突然早朝に電話をかけられた両親は,娘のとんでもない話に驚いていた。
結局,途中の長岡までお金を届けてもらう事になった。

父は朝から長岡まで車を走らせる羽目になった。
本当に申し訳無い。
どうしようもない娘である。


新幹線で長岡まで行き,一旦新幹線を降り,長岡の新幹線改札のところで父を待った。
もう2本あとの新幹線だったら,9時半には東京に着くので,10時半からの会社 説明会には間に合いそうだった。

父は長岡駅にやってきた。
父も慌てて家を出たので,母から受け取った財布を持ってきただけだった。
私は母のほぼ全財産を父から受け取ったのである。
済みません。慌て者な娘で。
相変わらず親離れできていないBeanだった。
かなり反省。


父に見送られつつ,2つあとの新幹線に乗って東京に向かったのだった。

まだ朝の8時だというのに,とても長い時間が過ぎたように感じられた。
今日は本当に恐ろしい日だ。

今日を含め,世の中は3連休だった。
新幹線の車内は,東京に観光に出掛ける人が多かった。
いつもより込み合っている車内だった。
しかも,越後湯沢以降がすごかった。
越後湯沢でものすごい人数が乗りこんできたのである。
車内放送によれば指定席は満席だとか。
自由席は席に座れない人がたくさん出た。


Beanは自由席の一番後ろの席の真中に座っていた。
長岡から乗車した時点で,ほぼ満席に近く,そこしか空いていなかったのだ。
Beanは朝ご飯を食べて,一休みしようと思った。
シートの背もたれにもたれかかった時,頭が何かに触れた。
「なんだろう?」
そう思って降り帰ると,椅子と壁の隙間に人が立っていたのである!
その人は,降り返ったBeanに驚いて,見下ろしつつ「すみません」と言っ た。
いくら混んでいるとはいえ,あんな狭いところに入りこむ人がいるとは驚き だった。
何だか常に後ろから監視されているようで,いい気分はしなかった。


東京駅に着いて,山手線に乗って有楽町駅で降りた。
有楽町が東京の次の駅だったなんて知らなかった。
経路検索をPCにやらせると,そんな事態になってしまう。

会場の東京国際フォーラムはとても大きな会場だった。

今日の午前に説明会を行う会社は外資系のデータベース会社のNO社である。
何とか説明会には間に合った。
ホールに入ると,まず受付をした。
すると,なぜかリップと水がもらえた。
タダでものがもらえるだけで上機嫌になるBean。
会場は学生でごった返していた。
この会社の会社説明会は,ネット上で予約しなければならなかった。
説明会参加者を追加募集した時に申し込んだので,申し込み開始時間はPCの前 で待ち構えて,やっとの事で予約を取った会社だったのだ。

会社説明会だというのに,何かのショーのような説明会だった。
舞台の上で,何本ものビデオと話が展開されていた。
とにかく派手だったのである。

質問時間も設けられたが,一人の担当者があまりに多くの学生を相手にしなけ ればならないので,非常に効率が悪かった。
挙句の果て,
「○○という所の説明がわからなかったのだが,○○とはどうい うことなのですか」
という学生の質問に対し,
「○○という部分の説明については非常に分かりやすかったと思うのです が…」
と答えていた。
学生の質問に答える気があるのだろうかと少し思った。
おまけに声も小さく,全員が質問の内容と質問に対する解答を聞く事はできて いなかったと思った。


そんなこんなで会社説明会は終了し,会場を後にした。
のんびりしている時間はない。
次の会社説明会が待っているのだ。


次の会社は八丁堀にある会社。
例の経路検索によれば,有楽町から八丁堀までは東京駅から京葉線に乗ればい いらしかった。
再び有楽町から山手線で東京駅に戻り,東京駅構内で京葉線に乗った。
といっても,京葉線は千葉方面行の電車。
連休初日だったせいか,東京ディスにーランドへ行く家族連れが多かった。
ちょっとうらやましく思ったBeanだった。
しかしながら,京葉線は山手線から降りたホームからとても遠かった。


八丁堀に着き,地下から地上に出たのだが,ここで全く方向が分からなくなっ てしまった。
要するに道に迷ってしまったのである。(T_T)
ネットからプリントアウトした地図は持っていたが,そんなに詳しく載ってい る訳ではなかった。
道行く人に尋ねたりもしたが,あんまりよく知らない感じだった。
とりあえず歩いてみる。
すると,ガソリンスタンドがあるではないか。
道路の事なら詳しいに違いない。
早速尋ねて見ると,Beanは全く逆の方向に歩いている事が判明した!
おまけにプリントアウトした地図の範囲外に来ているというのだ。
親切なガソリンスタンドの方に道を教わり,軌道修正。
説明会の時間も迫ってきたので,PHSで会社に連絡を入れる。
すると会社はすぐ目の前である事が判明した。

何とか説明会には間に合った。
今日は何かと災難の多い日だと思った。


八丁堀にあるSB社は,ソフトウェアのベンチャー企業だ。
会社の説明をしてくださったのは,社長自身だった。
社長といってもとても若く,そこに居合わせた会長も若かった。
通信関係のソフト開発の他に,この会社の特徴はシュミレーションの技術だっ た。
北海道であった落石事故のシュミレーションもこの会社が行ったそうである。

しかしながら,このSB社の会長は何でもはっきり言う人である。
あまりに何でもはっきり言うものだから,その迫力にすっかりBeanは驚いてし まった。
顔はやさしそうなのに,言う事はとてもきついのである。
その会長の迫力にすっかりビビッてしまったBeanは,この会社はBeanには無理 であろうと思った。
そんなわけですごすごと帰ってくる事にした。

帰り際,会長をはじめとした社員の方々が見送ってくださった。
会長さんから「東京駅はここから歩いて10分だよ」と教わったので,東京駅ま で歩いてみることにした。


たしかに,まっすぐ歩いて行くだけだった。
まだ日も暮れていなかったので,八重洲ブックセンターに行ってみることにし た。
今日ついに道に迷ったので,今後そういうことが無いようにと,東京の地図を 買うことにした。
『東京を歩いてみよう』
そんな地図を購入した。

早速購入した地図を見てみると,今日自分がいかにお馬鹿なことをしていたか がよく分かった。
東京駅から八丁堀は一駅,おまけに東京駅構内の京葉線乗り場はほとんど有楽 町に近い方角にホームがあるのだ。
Beanはわざわざ有楽町から東京駅に行ったにもかかわらず,東京駅構内から再 び有楽町方面にかなり歩いて,八丁堀に向かったのである。
どうも,有楽町から直接八丁堀まで歩いた方が早かったらしい。


そして東京駅構内へ。
新幹線内で夕食を食べようと思った。
駅弁は飽きてきたので,デパートの地下街で買い物をすることにした。
今日の夕食は゛生春巻き"と゛鉄人の作ったプリン"だ。

新幹線の車内では,そのような物を食べている人は珍しいらしい。
大体の人は駅弁を食べるのだろう。
隣に座っていた女性が,興味津々といった感じで私の夕食を見ていた。
今日の夕食は珍しいものだったがなかなかおいしかった。


すっかり夜となった新潟駅に到着。
そういえば私の財布はどこへ行ったのであろうか。
車の中にあるはずと思っていたら,本当にあった!
でも,サイドブレーキと椅子の間に落ちていた。
これでは忘れてしまうのも無理はない。
駐車場を間違えて,最初の駐車場で駐車料金を払った時,財布を放り投げてし まったことが原因だった。


本当にいろいろとあった1日だったが,何とか予定を全て終了した。
いろいろと教訓の多い1日だった。



3月22日(水)

SJ社 会社説明会@葛西
SN社 会社説明会@御茶ノ水

今日もまた東京で会社説明会がある。
それも午前と午後の2つ。
そんなわけで,朝早く家を出なければならない。


例によって5時半に家を出た。
今日はもう不安となるものは何もない。
駐車場も分かっているし,鞄には予備のお金も入れた。

新幹線に乗って,東京についた。
今日はちょっと東京駅から距離がある場所に行かなくてはならない。
地下鉄の東西線に乗って,葛西という駅に行かなくてはならないのだ。
例のPCによる経路検索にはもうだまされない。
案の定,東京から地下鉄丸の内線で大手町まで行ってから,東西線に乗り換え ると出てきた。
東京から大手町まで徒歩で行けばよいのに!
先日地図を購入していたBeanは,もう経路検索にだまされることは無かった。

東京駅から,地下鉄の大手町の駅を探す。
地下通路をしばらく歩くと,大手町に着いた。

地下鉄東西線葛西駅。
地下鉄だから地下にあると思っているのは,ド田舎者のBeanだけなのかもしれ ない。
葛西駅は地上にあった。

そこから徒歩5分。
独立系ソフトウェア会社のSJ社はあった。

この会社の場合,会社に興味があるというよりは,会社セミナーの内容に興味 があったというのが正直なところだ。
System Engineerの体験をさせてくれるそうな。
「どんなことさせてもらえるんだろ。」
ちょっと期待していた。

セミナーはSEの体験と銘打ってあったが,実際は数人のグループで討論だっ た。
とある国の列車運行システムを組むにあたって,どの人に任せたらよいのかと いうことを,グループで討論して決める。そんな作業だった。
Beanにとっては初めてのグループ討論だったが,良いメンバーに恵まれたせい か,なかなか楽しかった。

会社説明会というよりは,業界セミナーという感じだったので,その会社につ いて知るというよりは,業界のことについて学ぶといった傾向が強かった。

でもこの会社は,ソフトウェアは作るけど,サポートは一切しないという主義 なのだそうだ。
サポートは儲からないからやらないのだそうだ。
何か作ったら作りっぱなしという気がした。

この会社の採用試験は4月の終わりから始まるそうで,受けたい人はまた予約 をしなければならないらしい。
どうしようか迷ったBeanだった。
業界の事についてはよく分かったけど,会社のことについてはほとんど説明が なく資料を配られただけだったので,これで試験を受けるかと聞かれても, 即答は出来なかった。
とりあえずもらった資料を読んでから。
返事は保留にしておいた。


さて,午後からは御茶ノ水にあるホテルでソフトウェア会社のSN社の会社説明 会がある。
早速移動開始。
たいした時間もかからず御茶ノ水に着いてしまったので,食事をしたり,その 辺をぶらつくことにした。
お茶の水は楽器屋さんの多い町だと思った。

食事をゆっくりとしたのに,まだ時間が余った。
どうしようか。
地図によれば,御茶ノ水には明治大学があるとのこと。
明治大学に潜入してみようか。
というわけで,明治大学にある,刑事博物館に行ってみることにした。
なにをかくそう,入場料が無料だったからである。

刑事博物館だから,警察に関連するものに違いないと勝手に想像していた Bean。
警察の制服とか,解決した事件とか,なんかそういうことが展示されていると 想像していた。
ところが,全然違っていたのだ。
展示されていたのは,江戸時代の拷問の道具などだった。(+_+)
十手なども展示されていた。
拷問の道具は興味はあるけど,見ていて楽しくは…無い。
足の上に載せる石とか。生首を載せる台とか,張り付けのための木とか。
外国の拷問の道具も展示されてました。
魔女がりに使った鉄の女とか,ギロチンとか。
珍しいものが見れたのは良かったけど,後味の悪い博物館だった。
展示されている物が物だから,仕方ないのかも知れないけど。

ちょうど時間も迫ってきたので,会社説明会が行われるホテルに向かう。
受付をしようと自分の名前を言ったら「無いですねぇ」と言われてしまった。
「えー!説明会予約されて無いなんてぇ!
確かにリクナビで予約したのに。
そして,受付の隅で必要事項を記入させられた。
何とか会社説明会を受けさせてもらえるらしい。

予約したのに,それが相手に伝わっていなくては意味が無い。
会社説明会開催間際になって登録すると,こういうことが起こりやすいのだそ うだ。
しかしながら,地方からわざわざ出かけて行ったのに,予約が入っていないの で入場できませんなんて言われたら悲惨この上ない。
SN社は受け入れてくれたから良かったけど。

SN社はテレビでCMも流している会社で,売れているソフトを開発している。
どちらかというとユーティリティーソフトの開発に強いらしい。
私も店頭で売られているソフトからこの会社名を知ったくらいだ。

会社の説明は,CMを流したり,ある社員の1日に密着したビデオを見たり,社 員の方のお話を聞いたりして,なかなか面白い内容だった。
そして最後に待ち構えていたのが,グループ討論。
またである。今日これで2回目。(T_T)
討論する前からくたびれてしまっていたBeanだった。
討論といっても,その題材は「なぜSN社の社員はSN社を選んだのか」について だった。
というのも,今までの社員は全て中途採用だったからである。
だから,今期がはじめて新卒を採用することになるのだそうだ。
会社側の狙いとしては,この討論でもっとSN社のことを知ってもらおうという ことらしい。

グループ討論も終了し,会社説明会は終了した。
帰りにエントリーシートが渡されて,採用試験受験希望者はなるべく早くエン トリーシートを送付するようにとのことだった。
「なるべく早くってどれくらいなのかな?」
そう思いつつ,チラッとエントリーシートを見ると,かなりの量を記入しなければならなかっ た。
これは大変そうだった。


ホテルの外に出ると,もう日は暮れていた。
新潟へ早く帰れるように,急ぐ。
今日の夕飯は,新幹線の車内で駅弁だった。



3月30日(木)

NS社 会社説明会@長岡

今日は長岡でNS社の会社説明会だ。
正直なところ,今週の活動予定が無かったので,焦って入れた会社である。
でも,どこに縁が転がっているかは分からない。
チャンスは広げておくべきだと思ったのだ。

NS社の本社は東京にある。
そしてこの会社は変わっていて,もう一つのグループ会社と合同で説明会を行 うのである。
そのグループ会社の本社が長岡にあるため,長岡でも説明会を行うのだ。

今回は初めて直接新潟から長岡に向かった。
もちろん県内の移動は自家用車である。
新潟から長岡へ行く道はいろいろあるのだが、今回は国道116号を通ってから三条方面に向かって、国道8号線経由で長岡に行った。
でも、三条を過ぎてからのあたりで国道8号線の拡張工事をしていて凄まじく混み合っていた。
本当に説明会に遅れてしまうかと思うほどで、ずいぶんとヒヤヒヤした。(~_~;)
新潟から長岡に向かう時は、国道8号線は通るものではないらしい。

この会社は、同じグループの2つの会社の説明会を同時に行うので,どの話がどちらの会社の話しなのか聞 き分けが必要だった。
NS社のグループ会社は,会計ソフト会社である。
私はそちらよりも,マルチメディアソフトの方に興味があったので,NS社の方 を志望していた。
NS社はマルチメディアソフトの開発をしている会社なのだ。

説明会では人事の方が説明を行ったのだが,会社をアピールするためのビデオ を見たあと,パンフにそって口頭で説明がなされた。
人事の方は,まだ春だというのに,肌の色が黒い。地黒のようである。
私の希望しているNS社の事業に関しては,先行きがわからないようなことを 言っていた。
その事業を続けて行く気が無いのであろうか。Beanにとってはそんな不安を感 じさせる説明だった。
゛色黒の人事" の方の説明が一通り終わると,質問時間となった。
あまり質問する学生がいなかった。
すると,゛色黒の人事" の方は
「あんまり学生の方から質問してこないので,こちらから指名された人は何か 質問してください」
なんじゃそりゃ。こんな事は後にも先にも初めてだった。
数人の学生が,指名されてはなにかしらかの質問をしていた。

そんな変わった質問時間も終了し,会社説明会は終了となった。

すると,同じ会場にN社で会った出身大学の女の子がいた。
向こうから近づいてきて,「また会いましたねー!」なんて話が始まった。

実は,私は彼女にメールを書いたのだが,私の送った返信先のメールアドレス が間違えており,彼女は私に返信が出せないことを残念がっていたのだ。
だから偶然にも会えたことは,幸運だった。
私も返事が来ないなぁと思っていたところだったから。

2人で喫茶店でお茶を飲みつつ,就職活動についての話をした。
Beanは東京の会社も受けているが,県内の会社についてはその女の子とい くつか同じ会社を受けていることが判明した。
お互いに情報交換をして,別れた。

Beanは長岡に用事のある時は,実家の柏崎に帰ると決めていた。
Beanは料理が不得意である。
だから,サボれるものなら出来る限りサボりたいので,夕食を食べるために実 家に寄って行くのだ。
長岡から柏崎は車で1時間弱。
実家で飼っている猫に会えるのが楽しみなのである。

この日は,実家で夕食を食べた後,すぐに新潟に戻った。
ちょっと強行軍だった。




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