Q1. AutoCAD VBAのソースを非公開にする方法は?

Q2. VBAのマクロをメニューから実行する方法は?

Q3. AutoCAD VBAでプルダウンメニューとツールバーを定義するには?

Q4. 図面を開くダイアログにあるサムネイルをカスタマイズで利用できるか?

Q5. DwgPropsXコントロールを入手するには?

Q6. Whip!で参照したDWFファイルの文字列を検索することができるか?


Q1. AutoCAD VBAのソースを非公開にする方法は?

AutoCAD VBAのソースコードをコンパイルすることはできませんが、プロジェクトの表示をロックすることができ、パスワードによってその制限をすることもできます。
Visual Basicエディタの「ツール」―「〜プロジェクトのプロパティ」で表示される「プロジェクトプロパティ」ダイアログの「保護」タブの中にあります。

Q2. VBAのマクロをメニューから実行する方法は?

AutoCAD VBA概要のテキストのP26で、ツールバーメニューにVBAマクロを割り当てる方法として、”-vbaload chg_lwt.dvb -vbarun chglwt”と紹介していますが、もっと簡単で素直な方法があります。書式は、-vbarun [ファイル名!][プロジェクト名.][モジュール名.][マクロ名]です。もちろんファイル名は絶対パスを指定するか、サポートファイルの検索パスにそのパス名が入っていることが必要です。また、プロジェクト名を日本語で指定していると動きません。たとえば、
-vbarun chg_lwt.dvb!ACADProject.ThisDrawing.chg_lwt
のように指定します。


Q3. AutoCAD VBAでプルダウンメニューとツールバーを定義するには?

AutoCAD 2000からVBAを使って、プルダウンメニューやツールバーを定義することができるようになりました。ツールバーのサンプルはVBA実践セミナーで紹介、プルダウンメニューのサンプルは初級カスタマイズセミナーで紹介しました。プルダウンメニューのサンプルはダウンロードファイルに含んでいなかったので、Downloadのページに別途掲載しました。そちらを参考にしてください。

Q4. 図面を開くダイアログにあるサムネイルをカスタマイズで利用できるか?

AutoCADの図面ファイルにはサムネイル情報が入っています。AutoCAD VBAの標準のメソッドやプロパティでは、このサムネイルを扱うことはできませんが、サムネイルを扱うためのActiveXコントロールが提供されていて、これを使えば、簡単に利用できます。
AutoCAD 2000には、Migration Assistanceが提供されていますが、これをインストールすると、
実は「AutoCAD DwgThumbnail Control」というActiveXコントロールもインストールされます。
このコントロールをフォームに貼り付け、DwgFileNameプロパティにDWGファイル名を与えることで、サムネイルが表示されます。


Q5. DwgPropsXコントロールを入手するには?

「AutoCAD 2000 VBA実践セミナー」で、DwgPropsXコントロールがディスカッショングループから
ダウンロードできるとお話しましたが、見つからないとおっしゃる方がいらっしゃったので、
そのやり方をご紹介します。 ・・・と書いていたのですが、現在入手不可能になってしまいました。

Q6. Whip!で参照したDWFファイルの文字列を検索することができるか?

Whip! ViewerにはDWFファイル内の文字列を検索する機能はありませんが、Whip! APIにはDWFファイル内の文字列を検索する関数BeginTextSearchがあり、これを使うと検索できます。ただし、対象となる文字列はTrue Typeフォントを使った文字列に限られます。SHXファイルを使った文字列は検索されません。サンプルのページはこちら