2008年11月1日(土)

カーネギーで、真梨子さんの姿をついに見ることはできなかった。
ふと、耳奥に懐かしい声が響いてきた。

「おはよう、真梨子です。早くしないと遅れるよ。今日も一日頑張っていきましょう。」
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夢って不思議ですね
たとえられぬ 闇と光 自由に飛んでいく
願うほど遠くなる 夢でも逢えない
モザイクで作られた世界を生きていく為に
希望へと進むため 夢を見る

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11/8 神奈川県民会館まで、あと1週間である。

2008年10月31日(金)
2008/10/31 CARNEGIE

少々早いのだが、HILTONをでて、パークセントラルのカフェで開場時間を待つことにする。
ツアーの皆さんと会えるかも知れない。
メンバーではないが、あの人はよくコンサート会場でお見受けする方だ。
しばらくして、marys toursの方たちが集まってこられた。
皆さんと初めてお目にかかったのが、1999年の5月末の東京厚生年金会館のコンサートの前のカフェテリアであったのを思い出す。
私は手をふり、合図をした・・・・・誰も気づいてくれなかった。
さて、記念コンサート。
オープニングは、ホルストの「ジュピター」
一曲目は「遥かな人へ」
スタンダードは、「Night & Day」 と「SMILE」
「My Heart New York City」と「THANKS」でラストと私は予想している。

2008年10月31日(金)
10/31いよいよコンサート当日

朝から、メトロポリタン美術館に行く。4つのブロックに分かれているし、実はあんまり絵のことはわからない。昨日に続いて、小雪が降りそうな気配なので、急ぎ足でセントラルパークを通り抜け、東から西へ移動した。そこには、自然史博物館がある。
どこの街を訪れても、必ず博物館に行く。ワシントンDC、メルボルン、ウィーンそして仙台も。吹き抜けのフロアーに、8頭のアフリカゾウが待ち構えていた。天井から吊り下げられた大きな白鯨がいた。恐竜やマンモスの大きな骨格標本があった。その規模は異なるにせよ、各市の博物館の展示は似ている。
人類の歴史との対比かも知れない。長い悠久の時を考えれば、自分の人生はほんの一瞬かも知れない。日々科学技術は進歩する。一方で、人を愛するという心のあり方などは、普遍性を保ち続けながら根本的な疑問をなげかけてくる。生き方の有り様も問われる日々である。
その地球時間のほんの一瞬のときめきの中で、私は「橋真梨子というコンサート・シンガー」と出逢うことができた。
その人と時間と空間を共有できる私は、本当に幸せである。
博物館に行く理由は実は、真梨子さんとの出逢いを確かめることなのかも知れない。

ちょっと疲れたので、カフェでひと休み。
5時にHILTONに戻れば、十分に開場時間に間に合う。
午後から、BARNES & NOBLE のユニオンスクエア店に行き、書籍を眺めてこようと思う。
そのあと、グリニッチ・ビレッジのBLEECKER STREET RECORDSに行って、ブルースの逸品でも見つけられればと思う。
初冬のNYの街に、耳奥で、真梨子さんの「ブルースを聞かせて」が流れてきた。

2008年10月30日(木)
TIFFANNY

TIFFANYは、5番街57丁目にある。初めて行ったとき、当時オープンハートが世界的に流行っているときで、ニューヨークの本店も多くの人が訪れていた。オープンハートが欲しいのですがといったら、大変丁寧な英語で、残念ながらご用意することができません、とゆっくりと応対してもらったのを覚えている。SOLD  OUTかと聞いたら、YESと。丁寧な回答すぎて聞きなおしてしまった。
その後、新宿店で入手したのだが、銀座本店にも思い出がある。三越の並びの本店も、やはり風格がある。ちょうど武道館のコンサートのとき、香港のツアーに参加した方たちと、待ち合わせる前に、銀座のレストランに行った。品のあるレストランで、明治屋銀座店の2Fにあるモルチェであった。窓側の席から通りを見ると、TIFFANYの眼の前である。あの大理石の彫刻の入り口と壁がどーんと視野に入ってきた。
NYを感じさせる瞬間であった。東京ミレナリオという、年末の照明のストリートの帰りにも行ったことがある。残念ながら、明治屋とレストラン・モルチェは2007/4月に閉店となっている。
TIFFANNY銀座本店は、11/1にリニューアルオープンの予定である。
ということを思いながら、57丁目にたどり着き、オープンハートのネックレスの一方が、パールになっていて、オープンハートの中を通り抜けた形でパールがヘッドになるものを入手した。
夕食は、近くのデリで買い求め、ホテルの部屋に戻った。
飛行機の中で寝ていないので、明日?までお休みする。

2008年10月30日(木)
もうひとつの目的地

バッテリーパークから、6番街に入ってもらい10分ほどで、HILTONに戻る。
スーツケースは預けておいたので、チェックインもスムースに進んだ。

カーネギーホールは、ヒルトンから400メートルほどの距離にある。ツアーの皆さんが泊まる、パークセントラル・ニューヨークは、交差点をはさんで本当に斜め向側である。
まずは、窓から外を眺めてみた。摩天楼のビル街に夕暮れが迫っていた。
イエローキャブの黄色が眼に浸みた。
急いで、600メートル先の目的地に向かうことにした。
600メートル。新宿駅から東京厚生年金会館くらいと思えばいい。
あのお洒落な店が待っている。

2008年10月30日(木)
ちょっと眠くなる

久しぶりに会う女神。午後の日差しのなか、ぽつんと立っていた。12時間のフライト。ようやくニューヨークに着いたという感じがする。川面に反射する光がもう冬を感じさせる。
明日はコンサート。20時の開演。ふと思うと、日本時間11/1土曜日の朝9時の開演ということになる。
「朝」のコンサート、真梨子さんも大変です。

フェリーに揺られだんだん眠くなってきた。HILTONにチェックインしてからもうひとつの目的地に向かおう。

2008年10月30日(木)
10/30 午後2時 バッテリーパークで

それにしてもでかいリムジンが走っていった。アメリカだなぁっていう感じ。
前回の訪問時には、リバティ島でずいぶんゆっくりできたし、今のNYの状況ではそれも無理。今回は、スタテン島行きのフェリーをあえて選び、女神の前を通過するルートを取る。公共フェリーで無料と聞いたから。別にガイドもいらない今回の旅。

ぽつんと
ひとりたたずんでいる女神に会えればそれでいい。

2008年10月30日(木)
いよいよ出発

いよいよツアーが迫ってきた。
私は、10/30 朝11:00 ANA 010便で、みなさんより一足早く出発する。到着空港は、JFK空港。
夜が明けた頃翼の下には、カナダの湖が見えてくる。そして、10/30朝10:30に到着予定。
バスでマンハッタンに入る。まずは、バッテリーパークに行ってフェリーに乗り、自由の女神と対面してこよう。

2008年11月2日(日)
これもシンクロニシティなのだろうか

今回のニューヨークへの時間旅行で、私は「two for nine」の目覚まし時計で、現実に戻ってくるというイメージを書き記した。
それは、CONCERTのコーナーの記録にも表したように、 i が永遠の赤い愛になっていることをイメージして、これからも真梨子さんを応援していこうとしたかったからである。
夢では会えなくても、現実ではどこかで出逢える。
記入したのは、11/1の午前9時すぎであり、コンサートの最中であった。後で、ツアーに参加したmansellさんの書き込みを見て、ラストがtwo for nine収録の「far away」であったことは、ある意味シンクロニシティ同時共鳴である。
週刊朝日のインタビューで、unforgettableは容易に予想できたが、あまりにも直球過ぎて、Night & Day としたが、やはりオーケストラのストリングスを生かす Smile が入っていたのは嬉しい感覚である。
思えば、HPのBEST SELECTIONのコーナーの「真梨子さんが聞いたスタンダード」で、ナットキングコールを取り上げている。
35周年には、はずせない方だ。
そして、国内ツアーが「THANKS」でお母様なら、ニューヨークでは「お父様」への思慕が描かれたということなのだろう。
そして、私が時間旅行で訪れた博物館の記述に、悠久の時の中で真梨子さんとの出逢いを確かめているように、「far away」は悠久の時の中の「生への畏敬」を描いている作品である。
素晴らしいエンディングであると思う。

ニューヨークから愛の波動がとどいて共鳴したと思いたい。

2008 CARNEGIE & TIFFANY

私は、ツアーには参加できなかった。しかし、それ以上に真梨子さんに近づいた感じがしている。以下は、私の仮想空間での時間旅行である。

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