愛が恋しい ワンダフルナイト cinema

今年が洋楽カバーのアルバムであり、そのコンセプトのコンサートであるからなのだろう・・・・・・
いつになく真梨子さんの発する日本語の歌詞が響いてきた。


しかし、実はオープニングのピアノ曲からこの感覚にずっととらわれていた・・・・・
それは・・・・・・・・・・・・
あえて書こうと思う。(いや書かされているのかもしれない。)

心の中に浮かんできたのは、悔しいほどの晴天であった。

23才の冬に母を、そして3年前の秋に父を・・・
いや親族の野辺送りは、いつも晴天であった。
自宅に戻ると、ぽかんと何か開いた心の隙間に、
ごく普通に、ごく自然に、
日常の時間が何ごともなかったかのように流れていく・・・・。

思えば昨年の3月12日の土曜日も、東京は朝から晴天であった。
被災した有名作家が、
悔しいほどの満天の星空であったと述懐したあの日の夜が明けていた。

9/6のコンサート記録で述べたように、「LIFE」は鎮魂歌である。
魂が浄化されていく。
そして

影を落とすshadow  朝日に見るbright
一人きりで生まれ  一人きりで旅立っていく


歌詞の中に有名俳優や映画のタイトルがちりばめられているけれど
「ワンダフルナイトcinema」は、まさに悔しいほどの満天の星空
野辺送りの夜のレクイエムに聞こえてきた。


ラストシーンの鉄則は
生きること
近い将来 また逢える
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


連れて行って 
別離のない国へ・・・
滲む街のビルボート・・・
何処にあるの 悲しまない国
・・・・・・・・・・・



また真梨子さんを求めて、生きていこう・・・・

真梨子さんありがとう・・・・・・・・・







2012/11/17東京国際フォーラム