Carnegie Hall 2008

2008年10月31日
真梨子さんは、2回目のCarnegie Hallでの公演を成功させた。
大ホールを2回使用したのは、日本人アーティストとしては初である。
(一部では、大ホールを使用したのが初と報道されているが、前回も大ホールである。もとより、ほかのホールは500席と250席ほどしかない。)

このコンサートの模様は、映像記録に残されていない。幻のLIVEである。
参加しなかった私は、想像でしか表現できない。もとより衣装にはあまり興味がないが、今回のアンコールで着た赤いドレスには、真梨子さんにとってひとつの強い意味が感じられる。



1982年の東京音楽祭。アルバムDEARをヘンリー広瀬氏が本格的にプロデュースし真梨子さんが歌いたい曲を収録した。名曲ぞろいのアルバムで色あせない。

その収録曲「for you...」は、求めてやまない志向的な永続的な熱い愛の歌である。そのとき、真梨子さんは、オレンジがかった赤のロングドレスを着ていた。
オープニングの白の衣装とは明らかなる対比であった。ソロ・アーティストとしての存在を大きくした瞬間であった。


お母様との別れのあと発表された、生への畏敬をテーマに歌われたアルバム「 two for nine 」は、宇宙の時間・悠久の時間の流れの中で、ステージ上の9名の中でのひとり i を真梨子さんになぞらえ、出逢いと別離が表現された。

そして、真梨子さんは、今の年齢で表現できる、今の歌い方で、愛を表現し続けた。ファンと一緒に、笑顔でコンサートを楽しむこともできるようになった。今を表現していくアーティストである。

Unforgettable そして Smile 。ナット・キング・コールの名曲に、ジャズメンであったお父様との共演をイメージさせる今回のステージ。前回1993年のラストは、THANKSであったが、今回のエンディングは、お母様への思慕も重ねて、 「 two for nine 」収録のfar away であった。だから、赤いiに赤いドレスなのだと私は思う。

声の続く限り歌いたい、好きな曲を表現してファンとともに楽しんでいきたい。

真梨子さんのこの素敵な想い しっかりとうけとめて応援いきたい。
そして、私のprofileにも記入したように、私も東京音楽祭でリアルタイムに真梨子さんを応援し、かっこいいお姉さんを応援し続けてきた。

赤いドレスで、真梨子さんから素敵なプレゼントをいただいたかのような感じがしている。

(写真はツアー参加者の方から掲載許可をいただきました。カーネギーのポスターにあるように、Swing Heart の文字はありません。まさに一夜限りのLIVEでした。
右写真の鉛筆は、ペーパームーンのプレゼント企画に当選した
カーネギーのお土産です。)



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