EVERY TIME  I  FEEL YOUR HEART  君と生きたい

この曲を聴くとどうしても思い出す真梨子さんの写真がある。
この写真が公開されたのはペーパームーン発足後のだから、96年前半ころの写真かと思う。
衣装がペーパームーンの0号の衣装である。また、97年の復活の夏のディナーショウでも同じ衣装を着ている。(ジグソーパズルの箱の表紙である。).

かつて、「てまり」のコーナーで、曲からイメージできる風景を語ったことがあった。
そこで、私は、この曲がどうしても、地下鉄銀座線、しかも表参道から赤坂見附、そして丸の内線の四谷の近辺をイメージした。当時、よく歩いていたということもある。そして、地下鉄でありながら、特に四谷の駅は、谷を利用しているため、駅が外なのである。
夕闇がわかる駅なのである。
窓に映った姿は、現実の寂しさから自分を解き放してくれる純粋な自分なのかもしれない。まさに恋愛という鏡に写った自分なのである。もちろん、真梨子さんの作詞ではないのでまったくことなるかも知れない。Lady Coastのコンサートパンフレットの真梨子さんのインタビューで、今の心境に一番に近い曲と聞かれて「君と生きたい」と応えて、コンサートでは歌わなかった曲でもある。

BBSで、いろいろと述べているうちに2001年、真梨子さんがアカペラで熱唱されたとき、私は応援してきてほんとうによかったと思った。当時は、笑顔でなくてもよかった。私の知っている、堅い感じの真梨子さんでもよかったのだ。
そのとき脳裏をよぎったのが、この写真である。まさに、橋真梨子そのものである。

この曲が、「電話」や「真昼の別れ」や「my Singer」と
同じ系譜のモチーフであることは言うまでもない。

詞という絵空事の虚構の恋愛を、現実であるかのように演じた真梨子さん。その哀しみを見つめさせ、向こう側の世界にわれわれを引き込んでいくその歌の力が、恋愛の鏡を見つめる自分を最後には救ってくれるのである。












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THE MUSIX

朝、声をかけてくれる人がいるということはとても幸せなことです。

ぜひご一緒に真梨子さんに逢いに行ってください。