fiesta

なぜこのタイトルになったのかはわからない。でも、もしかしたら失恋の後の後悔
ということなのかも知れない。極端な例であるがあとの祭りという言葉がひらめいたのかもしれないとすら思っている。
人生が華やかなステージで、楽しく生きるという隠れテーマもあってよい。ただ、メインにリリースしていたのは「僕の嘘」である。勝尾寺のシーンは素敵。

正直なところ、「淡き恋人」はめったに聞かない。難しいし、曲調も真梨子さんのストライクゾーンにあるとは私は思っていない。また、タイアップしたドラマともよくわからないつながりである。

「そばにきて」は今後も残る名曲である。素直に泣けてくる。

「my Singer」も恋愛の距離感をしっかりと感じさせる曲であり名曲である。

私はこのfiestaというタイトルに、華やかな純愛のステージ(祝祭)に届かない、遠巻きに見ている存在のヒロインの切ない距離感を投影させているのだろうと考えている。


「やさしい指」が、真梨子さんがPCや携帯を使っているところからひらめいたのではないか、指恋という現代の言葉があるようにと考えたのはMDF。

しかしこのモチーフがあればこそ、阿久悠氏のあの名曲につながっていく。
目を見て語れない恋が本当に成就するのだろうか。

しっかりと信頼があればこそ、「時のそよ風」のような自然な夫婦愛が得られるのかと思う。助手席でNAVIできない、地図の読めないまり子さんが可愛く映し出されているようである。