SWEET JOURNEY 旅と音楽Vol.3

1997年4月 ホテルニューオータニでのファンの集い第一回ペーパームーンパーティで久々に元気な真梨子さんの姿を最前列のテーブルで見ることができた。
このとき、ヘンリーさんから、「今秋香港でコンサートを行う予定です」という話が出た。カーネギー、ロイヤルアルバートとコンサートを行ってきたし、オペラハウスやウィーンでというのもあるけど・・・・という話の流れであった。過去2回のDMをいただいていたので日程さえ合えばという感覚で、夏休みを10月末に取るというプランがすでにこのとき出来上がっていた。

もしかしたら、海外での動きは皆さんより俊敏かも知れない。簡単に公共交通機関に乗れるし、地図が読めればあらかた動ける。香港公演のとき、当時の香港国際空港(あの市街地をかすめて飛んでいた時代である。)到着後、ホテルに到着したのは午後3時半であった。不思議なことに多くの方が、翌日の市内観光までホテルにいたらしいが、実は初めての香港、早速地下鉄とトラムを乗りこなし、ビクトリアピークの夜景を見て、ホテル地下の名店で上海蟹を食すということをしている。翌日のほぼ半日の市内観光のあとあいた時間で、高級ホテルのウインドーショッピング。そしてコンサートの集合時間となった。
翌朝朝早く、ホテルからコンサート会場に出向き、朝陽がまぶしい海を見てきた。ランチパーティの出発時間まで、ジャンク街をさまよい、ランチパーティのあとの夕方、対岸の九龍側からコンサート会場を眺め、なぜかフェリーで渡りホテルに戻った。
帰国日の朝も、市内をうろつき、出発時間前はロビーでヘンリーバンドの皆さんと偶然にもシャッターチャンスをいただいた次第である。
ところが、大半の方は、いわゆる空き時間をホテルの部屋か喫茶室でお話されていたようだ。これだけ動いたので、かなりこの旅は鮮明に覚えている次第である。

九龍側から見た夜景、現在は高層ビル同志が協力してイルミネーションで光り輝くショーの演出を行っている。もちろん当時は、静かな夜景である。

黄昏まで が耳の奥で聞こえてきた。
 昨晩の真梨子さんの熱唱の中にその夜景が溶け込んでいった
無伴奏も耳に日々響いた。

街角 無伴奏  バイオリニスト くり返し愛を演じてる

香港島の南側は、本当に白砂の遠浅海岸であった。
2008年、私は、「コバルトの海」は この香港の海がモデルだと思っている。








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