彼 女

TBSの朝11時台ラジオ番組のコーナーで森山良子さんが、映画「追憶」を取り上げていた。愛し合っていたのに、性格の強い彼女は結婚せず、後日分かれた恋人とその家族に街で出会う。そのとき、彼氏は昔と同じように、髪の毛をさわり彼女を気遣ってくれた。そのとき、あの名曲が流れてくる。今だったら、うまくやれたのかしらと。

95年のPURE CONNECTION でセットアップリストに入っていたこの曲。
アンコール前のエンディングに使われていた。そして、アンコールの一曲めが for you..であった。
その後、2006年の戯れの季節を残して まで、歌われていない。

この曲では、ヒロインは、彼氏が自分の親友と明らかに恋に落ちていることを悟り
その不安と失恋の怖さを必死に打ち消そうとしている。

I'm crying for you・・・・・

求めてやまない愛がそこにある。
求め続けている。



situationは違うが、似たような経験をしている。
早くして結婚し、実はうまくいかず実家に戻ってきていた元彼女が、
突然目の前に現われたことがある。
しかし、すでに時間は経過していた。

「彼女」
いわゆる真梨子さんのバラードの世界の曲である。
ストレートな恋愛の曲である。
2008/10/31
なぜ、カーネギーホールで1曲目にセットアップされたかはわからない。
練習したことがある曲
イントロが印象的で、時間のかかる曲
現地の人のリクエストの多い曲
いろいろと理由はあるだろう。

あえて、音楽館的な解釈では、
far away である。
11/23-24の東京国際フォーラムでは、バックグラウンドヴォーカルのところを
かなり控えめな音量の音源で表現していた。
その歌詞は

夜明けが来る
陽はまたのぼる その向こうで星が流れる


最後にヒロインは救われていく、星の煌めきの中で。




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