MELLOW LIPS 初めてのNEW YORK
1985年真梨子さんはCFの撮影で、7月に初めてNEW YORKを訪れる。
当時は、まだ、アンカレッジ経由であり、それなりの時間がかかっての渡米になる。
その撮影は天候が思わしくなくかなりの強行軍での撮影となった。
「想いでのSENZALA」(別掲参照) 「迷い鳩のように」というエピソートを伴う曲が収録されているし、フランクシナトラではないが、「NEW YORK, NEW YORK」というのも面白い。コンサートは、ステージ全体がマンハッタンであり、摩天楼の街並みを前に明るく展開する真梨子さんは、まったく今までの真梨子さんとは違うステージを演じてくれた。
ところで、LPを9/21に手にして、今度の大津あきらさんと鈴木キサブローさんの曲は何だろうと、ワクワクしながら「OVER」のイントロだけ針を滑らせてみたのを覚えている。「クロスワード」「ストライプ」もニューヨークの街角をイメージさせる。
原曲の「蜃気楼」もTVバージョン(別掲参照)とは異なり、河畔にたたずむ恋人をイメージさせる。唯一「ジュン」は、横浜を舞台にしているが、実はニューヨークとよく似ている街である。プロモーションVの真梨子さんが、少し微笑みながら「ジュン」を歌う。当時としてはありえない微笑である。ぞくぞくするかっこいいお姉さんであった。
メインコンセプトは、「あなたのぬくもり、あなたの接吻」(MELLOWなLIPS)
まさにとろけるような甘い、しかし刹那的な瞬間愛である。.
「for you・・・」「HEART」そして「OVER」
この名曲3部作。
「OVER」のON AIR映像はない。そして、真梨子さんは、「HEART」も「OVER」も25年間ステージで歌っていない。
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