9/3というか9/4に日付けがかわった深夜、NHKの紀行番組でMelbourneを取り上げていた。
番組では、ビクトリア王朝時代の建築であるフリンダース・ストリート駅周辺のカフェと北側のヤラ川
そして、大きな公園を散策していた。
思えば、もう１１年も前の初春(９月)に１週間ほど滞在したことがある。
各ストリートには、路面電車トラムが縦横に走っていて、どこにでもいける便利な街であった。
もともとは移民の街であり、いろいろな文化と生活様式が入り混じっている。
近代的なSydneyと異なる、オーストラリアの古都でもある。
しかし、ビルやホテルの地下には、フードコートがあり、食事にはまったく困らなかった。
活気のあるお洒落な街であった。

五つ星ホテルが立ち並ぶ、ファッション街でもあるコリンズストリートをあがっていくとあるホテルがある。ツアーガイドに、夜景を見るならその最上階のレストランの入り口に行ってみてといわれ９時頃行ってみた。

素晴しい夜景であった。
西側の方向に、ストリートに沿って、街灯の明かり、そして無数の住宅の灯りが輝いていた。

そして、真梨子さんの95年ピュアーコネクションのコンサート、「心のメーセージ」のラストで
真梨子さんの背景に浮かんでくる鳥瞰図的な夜景、街道が幾重に輝いていく電飾が浮かんできた。

人が生きていると思った。
1996年9月７日のことである。