two for nine
真梨子さんが重い扉を開けた「扉を開けて」の中で、真梨子さんとお母様との様々な出来事が書かれている。
われわれは、プライベートを応援しているわけではなく
オフィシャルな作品やコンサートを通じて応援しているわけである。
よって、このアルバムの中のいたるところに、真梨子さんの実際の失恋の出来事そしてお母様の野辺送りにあたっての新たな人間関係の変化が感じ取れる歌詞が多い。それは、それとして感じ取ればよいと思っている。取り立てて解説するものではない。
ただ、1998年の新宿東京厚生年金会館のステージで、前年の香港ツアーではあんなに元気であったお母様が、車椅子で来場されていたのを見て、お母様と全国を回る真梨子さんのことを心配したのをはっきりと覚えている。
タイトルはよく出来ている。ヘンリーさんは、違う解説をされていたと記憶しているが
明らかにこの数字の持つ意味はこうであると捉えたい。
真梨子さんのステージは、真梨子さんとヘンリーバンドで合計9名そして
真梨子さんとヘンリーさんで2名
そして一人だけ赤いi である。
それは真梨子さん自身である。
あえてこういうことに気づく私は、真梨子さんの世界を少し離れたところから、しかもそれ以上中に入らない距離で応援する衛星である。
全編に渡って、生への畏敬と死をテーマにしている。深遠な曲も多い。
2011年3月以降、このアルバムは聴きなおされると感じている。
それは、3週間ぶりに聴いた真梨子さんの曲の中に、凍りつく声を聞いてしまった経験による。以下に、blogで、掲載した記事を転載しておく。
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