THANKS
これだけ印象の強い曲だから、頻繁に歌われている感じがする。
しかし、コンサートのリストにセットアップされたのは、この23年間で
84 Triad 秋 / 92Lady Coast / 03 method だけである。
カーネギーや武道館の印象がそれだけ強いということだ。
すべては、99年の「フレンズまつり」に集約される。
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旅たちの駅という感覚は、「博多」なのかも知れない。
ずっと東京(といっても広い。世界の首都と比べると新宿だけでも首都である。)に住んでいると
朝もやの駅に汽車が入っていくるという感覚がわからない。
(以下自慢話と思って読んでいただくとよい)
ワシントンD.Cのキャピタル・ヒルトンホテルから地下鉄に乗り、ユニオンステーションに6時前についた。アムトラックの急行で、ニューヨークまで初めての列車旅行をした。後でガイドの方に聞いたら、無謀なことを・・・といわれてしまったが、9時30分にセントラルステーションについた。途中、フィラデルフィアやウィルミントンなど素敵な駅を停車した。ふと、列車が瓦礫や石の間を走り出した。右手に何か見えてきた。かすかに大きな木々がひとつの森のように群生しているのかと思ったら、実はニューヨークの摩天楼であった。
たとえは悪いかも知れないが、中央線で中野や荻窪あたりから新宿の超高層ビル群が見えてくるのと似ている。初めて訪れるのに、帰ってきたという変な感覚である。そのうち列車は地下トンネルにもぐり海を越えるのである。駅についてあるシーンが目についた。待合室である。しかし、やけに人が多い。そのうちパタパタ音がしている。そう、行き先を示すボードがくるくると回転して、その汽車が入ってくるホームを示しているのであった。実は、当時は直前まで、どのホームに列車が入ってくるかわからなかったのだ。荷物を抱えた人々が、スツーと移動し始めた。
まさに駅であった。
03methodのラストシーンは、トンネルから抜けてくる多くの線路をホームから臨む舞台であった。
がむしゃらな生き方は
いつまでも捨てないで
さよなら もういいのよ
一人でもいきてゆけるから
LOVENDOWには、
NO MORE LOVE も収録されている。
ここでいいわ もう送るのは
濡れたぬれた瞳を見ないで
汽車の窓に 今頬寄せて
Stop it,any way
いま歌ってほしい名曲ばかりである。
LOVENDOWに収録
Lady Coast コンサートパンフよりTHE BIRD CORPORATION
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