トワイライト

コンサートが始まる時間は夕方である。
もし、真梨子さんのコンサートが昼間の12時におこなわれたらどうなるのだろう・・・・
この夕刻は異空間へ誘う力がある。

車のスポットライトも、公園通りの街灯も、銀座の交差点も・・・・
すべてが真梨子さんの世界へ引き込まれていく。
そして、コンサートでよくあるように、真梨子さん自身がこの闇にとけこんでいく。

1980年の作品「ジャスト・ホールド・ミー」
これが昼の帯ドラマで使われていたというような細かい知識は別として、
この曲の舞台の場所はどこか、ある時期探していたことがある。
青山か赤坂か、表参道か・・・・
「Lonely Subway」は、青山通り沿いの表参道駅だと思う。
しかし、この曲は、そう渋谷の宮益坂近辺だと思う。
もっと具体的に言えば、明治通りを原宿方面に150メートルくらい向かい、
ちょうど地下鉄会館ビル(メトロ会館)にかかる歩道橋がその舞台だ。
85年ごろ、よくこのビルのモーツァルトというカフェレストランに行った。
歩道橋の上から、原宿方面を見ると、車のスポットライトが眩しかった。
アナログ録音のLPのよさが出ている曲で、間奏のギターの音色が泣かせてくれる。

夕刻といえば.、「君と生きたい」
初めて聞いたとき、実はなんとなく懐かしかった。
そう、この「ジャスト・ホールド・ミー」も竜 真知子さんの作詞である。
つまり、「君と生きたい」につながるモチーフがすでに発表されていたという風に
私は考えたいのである。



Summer Moon
ジャスト・ホールド・ミー
夕暮れにルージュ 
黄昏の街から 

MY CITY LIGHTS
ブルースを聞かせて
黄昏まで
夕暮れにルージュ
テンダネス

街角
そばにきて
君と生きたい
HEART 

トワイライトクール








Royal Albert Hall のLDリーフレットより

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