ほうかん
幇間(太鼓持ち)芸ってなに?

 幇間(太鼓持ち)は何をする人なの?と聞かれて簡単にお答え申しますと・・・・
 お客様のお座敷遊びにお共して、お相手をします「男芸者」と言えばよろしいのではないのでしょうか。

 戦囲大名の御とぎ衆から初まり、江戸初期すでに「太鼓持ち」の語源が出て参ります。
 江戸文化と共に栄えて昭和初期には全国で4〜500人もおりましたが、現在でほ全国でたったの2〜3人となり、日本文化の中の隠れたる伝統芸能・お座敷遊びの奥義で、めったと見る事が出来ない艶っぽく粋な芸にて、どこまでもお客様を引き立てて参ります。
 幇間(太鼓持ち)は、イデオロギーの根幹で有ります宗教・政治のお話や、争うお相撲、野球のお話やお遊びの中にお仕事・ご家庭のお話や、お噂・悪口のお話は致しません。
 又、芸はお遊びの流れに従うもので、やりすぎてもやらなくてもダメ、お客様や芸者衆よりもうまくても下手でもいけません、あくまでもお客様を主役にとりなし上手・聞き上手に徹して、華やかにお勤め致してまいります。
 持参致しております扇子と三ツ折手ぬぐいやお座敷にございます物でチョイとお見せ致します色っぽい伝統芸に、お婆さんが三人お寺で出会ってそれぞれに初めて女になった感じを打ち明けると言う「三人婆さん」等、外では見る事の出来ない風流なるお遊びを、貴方様もチョイと経験なさってはいかがでしょうか。
 「水は方円の器に従う」を幇間(太鼓持ち)芸の基本に、貴方様との出会いをお待ち致しております。

(あらいさんの資料より)


太鼓持ち(幇間)あらいの略歴

昭和21年 5月 福井市生まれ
   41年 4月 理容業に就業
   40年 頃  「太鼓持ち」の存在知り、趣味で体験と情報資料の収集始める
   47年 頃  趣味にて、お座敷芸披露し始める
平成 元年 9月 福井芸妓伝統育成会発足予定を知り、福井商工会議所に提案書提出
       12月 「福井芸妓伝統育成会」発足に合せ、太鼓持ちを積極的にPR開始

     そのほか テレビ・ラジオに多数出演。
     また、講演等も多数こなし、今日に至る。