13: おせち

 今年のおせちの一例です

 「おせち(節)」とは節句の料理のことです。 
 もともと中国から伝わったもので、1月7日
人日(じんじつ)、3月3日上巳(じょうし)、5月5日端午(たんご)、7月7日七夕(たなばた)、9月9日重陽(ちょうよう)を5節句と言います。この中で特に重要な節句である正月のお祝い料理(節供)を節句料理、略して「おせち」と言うようになったそうです。
 それに、長持ち
する料理を重詰にすることで、正月くらいは女の人の負担を減らそうという気配りがあったのでしょうね。

 私どもの店でも「おせち」をやっております。頼まれた常連のお客さんにだけ、お重を持ってきていただき、それに詰めて大晦日にお持ちします。重の大きさや数もその家庭で違いますし、重詰も思いのほかはかどらない仕事です。上の写真を見てもけっして派手ではないかもしれませんが、
すべてが手作りと言っても過言ではなく、自信を持ってお渡しできます。

 来年はいわゆる2000年問題が騒がれていますが、その備えとして「おせち」は有用かもしれませんね。







 14: お祝い事

 遅れましたが、
新年明けましておめでとうございます

心配されたT2K問題もまずはたいした事もなく、2000年も始まりました。
今年こそ素晴らしい年にしたいものですね。

 私どもの店では、新年から何件かのご結納をさせて頂きました。
お祝い事と言うのは何度させていただいてもうれしい事です。 以前は結納の席にはご本人は来られなかったものですが、最近では来られるのが普通になたみたいですね。 この時はご当人や親御さんも緊張してますし、阻喪の無いようにと気を使っているのが良く分かります。 私たちのほうもお料理においても接待においても随分気を使いますが、やりがいもありますし、充実感もあります(いつもは気を抜いている訳ではないんですよ)。 やはりすばらしい門出の1シーンですから、ご両家の方々に十分満足していただきたいですものね。 2000年という記念すべき年に新しい人生を歩み始めるカップルに素晴らしい将来が開けていることを心よりお祈りします。

 何はともあれ、経済環境の厳しい中、明るい話題でこのミレニアムな年をスタートできてうれしく思ってます。この調子で今年1年
明るい話題の絶えない年にしたいですね。
 








 15: ふきのとう

 今年は近年になく雪が遅く、3月になっても土手にはまだまだ雪が残っています。それでも3月の太陽を浴びて雪の解けたところから、春の息吹が顔を出します。
 
ふきのとうは一番最初に春の味を提供してくれる山菜です。ちょっぴり苦味があり、好き嫌いが分かれるところですが、季節を感じさせる貴重なバイプレイヤーです。











 16: 春

 3月は暖かくなったと思うと季節はずれの雪が降ったりと寒暖の差が激しい月でした。


 しかし、海の幸はカニ一辺倒の2月までとは様変わりし、飯蛸さよりホタルイカと冬の魚から春の物へ着実に代っています。山のほうもフキノトウから始まりこごみたらの芽わらびとにぎやかになります。


  春の息吹を感じられる献立ができそうです。