28: 中秋の名月


 毎年この時期になると「中秋の名月」って、いつだろうと思ってしまう。
太陽暦に慣れてしまった私たちはわかりにくくなってしまいました。
 ちょっと旧暦の話をしましょう。 旧暦は太陰暦をもとに太陽暦の要素を加えたものといえるでしょう。 純粋に月の満ち欠けだけだと、1年の長さがちょうど12や13の月で収まらないのです。 1年の長さを地球の公転に合わさなければ困るのは農業です。 いつごろ田植えをし、いつごろ稲刈りをすればよいのかなどは暦に拠るところが大きいのです。 そのために二十四節気があります。
 話はずれてしまいましたが、旧暦で「秋」は7・8・9月となっています。ですから「中秋」は8月を指すのです(秋の真ん中だから)。 「名月」は当然「十五夜お月さん」です。故に「中秋の名月」は旧暦の8月15日の夜のお月さんということになります。 当たり前ですね。 当たり前ですが説明されると納得しませんか? ちょっと自慢です。 さて、今年は9月21日(土曜日)です。 山中温泉では翌22・23日と「こいこい祭」です。 「中秋の名月」を眺めながら前夜祭といきましょうか。
 明月楼では月は、山が近いもので東というよりかなり南寄りで上ります。 秋の満月は澄んだ空気のせいか、ずいぶん大きく明るく見えるような気がします。 雲が無ければ山肌や川面の波も輝かせるほどです。 玄関から望む月が一番きれいです。 私の祖父はこの月を見て名前を付けたのでしょうね。











29: もみじ

 いつものように季節が変わり、山々の深い緑にもを散りばめ始めます。
 こおろぎ橋周辺のもみじが色づくのは、11月中旬以降でしょうか。
 もみじって無秩序に紅葉するわけではないんですよね。 ちゃんと順番があるんです。「あの木が最初で、次はこれ。」っていうように…。 あたかも自分の出番を待っているみたいですね。
 もみじの葉もよく見ると、ギザギザなものや丸みのあるもの、黄色く色付くものや赤くなるものなど様々です。 ふとしたきっかけで今まで気がつかなかった事が見えてきたりします。
 紅葉は急激に冷え込んだ方がきれいになるといわれます。 さて、今年はどうでしょうか。
 降るもみじを眺めながら、ゆったりとした時間を過ごすのいいものですね。