博多の味覚

博多雑煮
丸餅とすまし汁を別々に鍋で煮るのが特色。

具は「こんぶ・スルメ・シイタケ・里芋・ごぼう・人参・カツオ菜・ブリ」

博多雑煮の美味しさの秘密はダシの作り方。
焼きアゴ(トビウオ)と昆布で時間をかけて作る。

丸餅と具を別々に鍋で煮るのはすまし汁が濁らない為。
その汁の中で様々な具から出る複雑な味と香りはまた格別。
また、カツオ菜と云う青野菜で色合いを添えるのも博多もんの生活の知恵。

食べ方として、
おわんの底に輪切大根を敷き、餅を入れ、具を並べ、かつお菜をのせる。
その上から、すまし汁をかけて食べる。
白魚
室見川沿いの料理屋で2月中旬から4月下旬まで食べられる。
白魚は小さいがスマートで瞳が大きく体は透明、味は淡白。
見た目、愛嬌がありカワイイ。
有名なのは「おどり食い」
お盆の上で泳いでいる白魚を小さな網ですくって、
酢醤油で食べる。
通はお口や喉の中で動いている感覚がいいらしい・・。
水炊き
長崎から来た南蛮料理の一種で、
これに洋風のスープの料理法を加えたもの。
若雛鳥を骨のまま鍋に入れ煮立てて、
これを三杯酢で食べる。
薬味として、食塩・小ネギ・唐辛子。

豆腐・白菜・松茸・春菊等、季節の野菜を入れる。

スープは飲むのも美味しいが、
ご飯を入れたり、お餅を入れたりして食べるととても美味しい。
おきゅうと
おきゅうと博多もんの朝食の必需品。

沖うど草を煮て溶かし、型に入れて、寒天のように固めたもの。
細く短冊状に切り、かつお節・醤油をかけて食べる。

昔は「とわいきゅうとわい、とわいきゅうとわい」の文句と共に、
箱崎や姪浜辺りからおきゅうと売りが早朝にやって来ていた。
がめ煮(筑前煮)
がめ煮 元々、禅宗の料理であったが、
黒田藩時代には戦陣料理として珍重された。

材料は蓮根・ゴボウ・人参・コンニャク・里芋・にブリや鶏肉を入れる。
醤油・味りん・砂糖・お酒で味付けする。

肉物をあけた後に野菜を入れ、汁が無くなるまでじっくりと煮込む。
その後、再度肉物を入れ混ぜる。

肉ものを入れずに油揚げやがんもどき等を入れれば、
仏事用として使う事が出来ます。
あぶってかも
6〜7月が旬の「スズメダイ」の事。
これを火にあぶって食べる事からこの名が付いた。
脂っぽい魚の為、火であぶると脂が出て来て、
塩と脂が混じった味は夏の酒の肴としてぴったりです。
火であぶった魚を柿の葉にのせて皿に盛るのが、
博多のしきたりらしい。
マルタイラーメン
九州のインスタントラーメンと言えば・・
この「マルタイの棒ラーメン」!!
チキンラーメンが発売された2年後の昭和34年に
発売され大ブームを巻き起こしました。
今では、「屋台九州味」「みそ味」「ごましょうゆ味」
「醤油とんこつ」「博多長浜」と味のバリュエーションも増えています。
写真−左(屋台ラーメン)、右(棒ラーメン)
■株式会社マルタイ HP
福岡市西区周船寺3-23-42 TEL 092-807-0711


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