この FYI RFC では、発行済みの MIT X コンソーシアム標準へのポインターを示す。 このメモはインターネット・コミュニティーのために情報を提供するものであり、いかなるインターネット標準をも定めない。 このメモの配布に制限はない。
以下の文書は MIT X コンソーシアム(2)の標準である。
『X ウィンドウ・システム・プロトコル』
X Window System Protocol
X Version 11, Release 4
Robert W. Scheifler
『Xlib — C 言語 X インターフェイス』
Xlib - C Language X Interface
X Version 11, Release 4
James Gettys, Robert W. Scheifler, Ron Newman
『X ツールキット・イントリンシクス — C 言語インターフェイス』
X Toolkit Intrinsics - C Language Interface
X Version 11, Release 4
Joel McCormack, Paul Asente, Ralph R. Swick
『ビットマップ配布フォーマット』
Bitmap Distribution Format
Version 2.1
『クライアント間通信規約マニュアル』
Inter-Client Communication Conventions Manual
Version 1.0
David S. H. Rosenthal
『コンパウンド・テキスト・エンコーディング』
Compound Text Encoding
Version 1.1
Robert W. Scheifler
『X 論理フォント記述規約』
X Logical Font Description Conventions
Version 1.3
Jim Flowers
『X ディスプレイ・マネージャー制御プロトコル』
X Display Manager Control Protocol
Version 1.0
Keith Packard
『X11 非矩形ウィンドウ形状拡張』
X11 Nonrectangular Window Shape Extension
Version 1.0
Keith Packard
以下の文書は MIT X コンソーシアムの標準草案である。 標準となるためには、機能する実装の形で示された「概念の実証」がさらに求められる。 実装の試みによって深刻な問題が発見されれば、その仕様は互換性のない変更の対象となりうる。
『PEX プロトコル仕様』
PEX Protocol Specification
Version 4.0P
Randi J. Rost (editor)
『二重バファリング・多重バファリング・立体表示のための X 拡張』
Extending X for Double-Buffering, Multi-Buffering, and Stereo
Version 3.2
Jeffrey Friedberg, Larry Seiler, Jeff Vroom
MIT X コンソーシアムの標準および標準草案は一般に MIT X ソフトウェア配布物に収められている。 この配布物はふつう世界中のさまざまなホストから匿名 FTP で入手できる。 現行リリースのある FTP サイトについての質問は xrequest@expo.lcs.mit.edu 宛てに送ることができる。 また、この配布物のテープをわずかな代金で MIT に注文することもできる。 窓口は次のとおり。(3)
MIT Software Distribution Center
Technology Licensing Office
Room E32-300
77 Massachusetts Avenue
Cambridge, MA 02139
Phone: (617) 258-8330
MIT X コンソーシアムへは、ディレクター宛てに手紙ないしメールを書くことにより連絡をとることができる。
Bob Scheifler
MIT X Consortium
Laboratory for Computer Science
545 Technology Square
Cambridge, MA 02139
EMail: rws@expo.lcs.mit.edu
このメモではセキュリティーの問題は議論しない。
Bob Scheifler
MIT X Consortium
Laboratory for Computer Science
545 Technology Square
Cambridge, MA 02139
Phone: (617) 253-0628
EMail: rws@expo.lcs.mit.edu
| (1) | この見出しは原文にはなく、便宜のために訳者が附したものである。 | |
| (2) | 1988年に設立された「MIT X コンソーシアム」は、1992年に MIT から独立し「X コンソーシアム」となった。 しかし、1997年には「The Open Group」がこれを吸収し、1999年に下位組織「X.Org」を設立した。 現在、X ウィンドウ・システムは、2004年1月に X.Org から生まれ変わった「X.Org Foundation」がオープン・ソース方式により開発を進めている。 | |
| (3) | 現在、X ウィンドウ・システムの最新リリースは X.Org Foundation のサイトから入手できる。 |