♪ ひとりきりのイヴ ♪

 

悲しいクリスマス 想い人は 遠い

ろうそくの中に ゆらゆらと灯る

叶うはずもない 夢のかけら

 

こんなに愛してるのに 届かない愛は

イヴの夜 雪となり 降り積もる

寒がりの私の心を いっそう凍えさす

 

声にならない 想いの言の葉

どんなに 飾りたてようとも

あなたの耳には 届かないまま

 

近くなった気がするのは 他人顔だから

あなたの記憶に ある私のイメージ

私の記憶にある あなたという男

哀しいくらい 真逆という現実は

どうしようもなく 崩せないまま

 

消えない愛は 涙の粒を増やすだけ

ぎこちない言葉 続かない会話

そうさせているのは この私

 

せめて イヴだけでいいの

あなたの腕に 包まれていたい

すぐに消える幻でいい 嘘でもいい

 

できるなら あなたの唇で

あなたしか見えない この瞳を

永遠に 閉じさせて そして眠らせて