水色のらぶれたぁ 

♪ 蒼い旋律 ♪


 

月の陰で 弾いておりましょう

流れる旋律 途切れることなく

指に血がにじむまで


あなたのお心 盗みとうございます

あなたの想い人に なりとうございます

あなたと同じ時を 刻みとうございます


やや哀しげ色に せつなく流れておるのは

私の心 そのままでありましょう

もう私の涙は 蒼く 冷たく 成り果てました


あなたに おたずねできるものならば。。。。。


この月は いかがでしょう

少し欠けているのは 心 私の心

あなたが充たして くださらないから


うらめしゅうございます 

あなたのお心さえ 奪えず

私は ただ ただ 遠くから

あなたを みつめておるしかできず


悲しゅうございます

あなたを想いて 音の調べを

奏でるしかできなくて 涙するしかできなくて

言の葉を流すことしかできなくて


あぁ あなたのおそばにさえ おれぬ運命(さだめ)


あなたと 重なることなど この先もありますまい

それでも 途切れぬ想い 寂しゅうございます

愛だけ続いてしまう日々 苦しゅうございます 


月の陰で 泣きながら

ひとり 哀しき旋律だけ選り

あなたへの慕情 奏でております


せつない想い あなたへ 届け

愛しさ 言となり 音となり 

心の調べ あなたへ 届け・・・・・ 

 

 

 

 

 

♪ ちぐはぐな心 ♪

 

 

嫌いなのに 心配になる

見たくないのに さがしてる

あなたの匂い あてもなく

さまよいながら 何気ない普通顔で


素直じゃないね 笑っちゃう

今夜は なぐさめてくれる

月もない 星ひとつさえ見えない

悲しくて 可笑しくて

涙がほろり ほろり 追いかけっこ


でもね いいの あなたがね

そう 元気で 笑って くれていれば

私も あったかい心になるもの

ちょっと 憎たらしいけどね


ほら 今夜は 月のかわりに

風が 頬をなでてくれたよ

秋なのに ちょっとあたたかな

ちょうど 冷えた心が あたたまるくらいの


だから だから だからね

今夜は ぐっすり おやすみなさい

あなたの横顔に おやすみなさい

ちょっと憎たらしいけどね。。。。。

 

 

 

 

♪ 想いの調べ ♪

 

 

 

いずれ はかなく 

消え往く運命(さだめ)なら

あなたを 精一杯 愛しましょう


そう遠くない日に

チリとなって消えてしまうなら

私が知っている あなたの全てを 

この胸に この心に 

たくさん たくさん やき付けましょう


私は いつかきっと

あなた色の 風となって

あなたに逢いに 戻ってくるわ

あなたが気づくように 音の調べ

あなたの耳元 奏でているわ


春には 小川のせせらぎのように

夏には 涼しげな風鈴のように

秋には 趣深い スズムシの声で

あなたに愛を ささやき続けましょう


そして寒い冬が きたならば

真っ白い 真っ白い 雪となって

あなたのそばに 舞い降りるから  


あなたの そのあたたかな 手のひらで

そっと 私を抱きしめて下さい

そのあたたかな ぬくもりで

そっと私を あたためて下さい


 

♪夜明けの寂しんぼう♪

 

 


嫌いになれないの あなたのことが

苦しいくせに ばかだよね

あなたを あきらめきれない


嘘でも嫌いと つぶやいてみた

涙が ぽたり ぽたり

雨みたいに こぼれてきた


夜明けに そっと 忍足

あなたの部屋の前

まだ太陽も眠ってるもの

あなたも すやすや 眠ってた


頬にそっと キスしてきちゃった

ごめんね 怒らないでね

そう言いながら ベルの音


夢だったのね 想いが幻になる

あなたに逢いたいな

あなたにそっと もたれてみたい


永遠に叶わない夢ほど 消えないね

心にいつも 重く しょってる

逢わないのにね 逢えないのにね


あなたが 大好きと心が言うの

あなたを 忘れないって 心が言うの

あなたを 泣きたいほど 愛してるって。。。

 

 

 

 

♪ 秋の風 ♪

 

 

 

 

さよならの風 吹いてきた

寂しい秋の訪れとともに

月はまるで 知っていたかのように

慰め色の光を 浴びせてくる


大粒の涙 ぽたりと 落ちた

あとから あとから 連れてくる

今にも切れそな 想い糸

2年近くも 守ってきたわ


そろそろ 途絶えて しまいそう

あなた色に染まりすぎた

心と体は どうしましょう

忘れてしまうには 一生分

時を費やして しまいそう


愛しておりました

愛しておりました

あなたを 本気で

愛しておりました


いくら綴れど 書き足らぬほど

心 あなたに 預けすぎて

自分 見失うほどの恋でした


最後の私の わがままを

あなた きいて くれますか

いつか 想い出して くだしゃんせ


私という女が あなたを熱く

想っていたと 想っていたと・・・・・

恋にぶきような 粗末な女が

あなたを 一途に 想っていたと・・・・・

 


 

♪消えぬ想いに流されて♪

 

 

偶然でしょうか 奇跡でしょうか

夢を見たのです あなたの夢を


そうです 愛しいあなたの夢を・・・・・

もう 記憶も彼方に なりかけていたのに


これで 楽になれると そう思っていましたのに

もう 忘れかけているのだとばかりに・・・


なのに ほんのつかのまの夢うつつに

心だけ あなたに逢いに 行っておりました


涙を流して ひと時のよろこび 感じておりました

なのに なのに それなのに・・・・・


あなたに みつからぬよう

姿を消して 逢いに行ってたはずなのに


私の姿が あなたの前に 露わにも浮かんでしまい

そこで 夢は途切れたのです


でも想いの糸が また

しっかりと 心に 結ばれてしまいました


これで良いのやら 悪いのやら

私には はかりかねます


もう流されるまま この想いのまま

心 あるがままに 委ねてみます

心 素直なまま 委ねてみます。。。。。