9月
今日から九月。今月の歌は「虫の声」残暑は未だ厳しいが、九月にふさわしい歌だと思う。気持はもう秋だと想うことが大事なのかもしれない。
少しは秋めいてきただろうか。十五夜、秋分、新米と季節の話題は尽きない‥‥ここまでいろいろ話したら、今月の歌「案山子」にスムーズに入らないわけがない。セッションにおけるイントロ(導入)というものの大切さをしみじみ感じる。
案山子の話が秋風とあいまって、格好の話題となっている。
このセッションは気がついてみると時間が経っている。セッションというものはそういうものでならないといけない。
お年寄たちとスタッフとの相互交流で、そこに日々新たなものを感じている限りマンネリというものは存在しないだろう。
久しぶりに○○さんがやってくる。ずっと歌わず聞いているだけだったが参加してくれた。
「誰の声が一番出ていたと思う?」と感想を一番声を出していた当の本人に求める。「皆、弾んで歌いましょう」と、司会者の適切な発言。
「リンゴの歌」。○○さんが手拍子、△△さんが歌詞を指し示す。指名された人が皆悪びれずに歌っている。
その光景をちょっと距離をおいて記録をとる人間がいる。やはりセッションには一つの構造が必要なのだろう。
先週一回、セッションがスタッフの都合で抜けたが、「今度は歌あんだろう!」と声をかけてくる。何気ない一言がとてもうれしい。