緑山日記 2004
緑山スタジオにある一冊の日記。そこには「渡鬼」出演者やスタッフの本音が書かれているという。(更新不定期)


4月1日(木)
「あ〜、やっと渡鬼が始まるのね。これで覚えた長セリフ、全部吐き出すことができるわっ!」(泉P子)

「楽屋での悪態も、全部吐き出すんだろうなぁ...。」(Eなりかずき)

「おだまりっ!アンタの母親に売りつけるために、いらなくなったシャネル、全部吐き出すわよっ!」(泉P子)

「ピン子さん。かずきはもう大学生です。アルバイトだってできるんです。直接本人に売りつけてください...。」(Eなりの母)

「あ〜、やっと渡鬼が始まるのね。これでまた楽屋の弁当、食べ放題だわっ♪」(N島唱子)

「制作費高騰の一因が、コイツの弁当大食いのせいだったのねっ!何とか手を打たねば...。」(フクコ)

「おはようございます♪さぁ、弁当、弁当♪あら?これ、『幸楽ラーメン』じゃない?やだぁ、弁当がカップメンなの?」(N島唱子)

「フフフ、全部『サッポロ一番』からの差し入れよ。一年分あるわ。これで弁当代問題、解決ねっ!」(フクコ)

「しかもこのカップメン、全部ピン子の顔写真入りじゃない!麺じゃなくてピン子の写真に熱湯かけちゃいそうだわ。」(N島唱子)

「熱いっ!てめぇ、何でアタシの顔に熱湯かけてんだよっ!」(泉P子)

「あら?写真じゃなくて本物にかけちゃった...。」(N島唱子)

「愛が銀行員か。まぁ〜、花の女子アナよりかは落ちるけど、でも良しとするか。」(吉村R)

「フン!アンタの英語力が皆無に等しいから、『愛、女子アナ試験失敗』って設定になったんじゃないのっ!」(泉P子)

「英語力がないのは分かったけど、計算力はあるんだろうね?なんてったって、銀行員なんだから。」(フクコ)

「大丈夫ですよ!ピン子さんの実年齢から、ドラマの中の五月の年齢を引いたら...えっと、30歳っ!」(吉村R)

「...コロス。」(泉P子)

「しかも間違ってるし。」(フクコ)

「さて、初回のスガコの台本をチェックしなきゃ。勝手に登場人物増やされたら、たまらないからね。あらっ?!む、むらき?何者よ!こんな役、勝手にこしらえて!よ〜し...。」(フクコ)

「さて、初回のビデオが届いたわ。チェックしなきゃ。きゃ〜っ!な、なんで村木が死んだことになってんのよっ!」(南極旅行中のスガコ)

「登場人物を生かすも殺すも、プロデューサーのアタシ次第。何しろ制作費がかかってるからね。アンタの勝手にはさせないよっ!スガコ!」(フクコ)

「ヤバイっ!は、早く日本に帰らなきゃ!このままだとアタシが築いた渡鬼帝國がフクコに乗っ取られちゃうわっ!」(南極旅行中のスガコ)

「そうよ、スガコ先生!早く帰ってきて!このままだと、ハワイ・ロケもなくなっちゃうわよっ!そしたら、DFSでブランドを買い漁ることもできなくなっちゃうのよっ!」(泉P子)

「今、戦いの火蓋は切って落とされたわ。スガコが制作費の高騰も考えず登場人物やらロケやらを増やすか、アタシがそれを阻止するか。勝負の結果は一年後よっ!」(フクコ)

「その前に視聴率が高騰しないと、渡鬼の存在自体が危うくなると思うけどねぇ...。」(赤木H恵)

4月8日(木)
「スガコ。アンタの狙いは何なの?パート5でやった『幸楽50周年パーティー』をまたやるなんて。」(フクコ)

「しょうがないでしょう。あの“トミ&ふじ”の2人から結構な付け届けを頂いちゃったんだから。2人を出演させるには、またパーティーを開くより他に手がなかったのよ。」(スガコ)

「何いってんのよ!だいたい視聴者がおかしいって気付くでしょうが!もっと他に“トミ&ふじ”を出演させるいい手があるでしょう?」(フクコ)

「分かった!ズバリ、キミの葬式ね♪これなら、一番出演料が高い赤木ママのリストラと2人の出演が同時にできて、一石二鳥ね♪」(スガコ)

「そ、そんな殺生なぁ...。(でもいいわ。渡鬼で鬼姑を演じることがなくなれば、孫の運動会も堂々と見に行けるし♪)」(赤木H恵)

「スガコ。アンタの狙いは何なの?なんで長子をマンションへ引っ越させようとするの?『長子のマンション』っていう新しいセットをこしらえるのに、制作費がかかるじゃない!」(フクコ)

「しょうがないでしょう。大道具さんから『もっといろんなセットを組み立てたい』って付け届けもらっちゃったんだから。」(スガコ)

「制作費がかかるのよっ!...よし決めたっ!長子の新しいマンションは、スガコの熱海の別荘でロケしますっ!」(フクコ)

「長子の引越し、取りやめっ!」(スガコ)

「スガコ先生、付け届け返してください...。」(大道具さん)

「スガコ。アンタの狙いは何なの?なんで『おかくら』が休業日なのに、タキや勉を登場させたの?野村さんや山田雅人の出演料がかかるじゃない!さらに、意味もなく佐藤B作まで出演させたりして!あの“典介”って役こそ、まったく不要だわっ!」(フクコ)

「しょうがないでしょう。だって、野村さんや山田さんや佐藤さんから...。」(スガコ)

「ストップ!答えは分かってるわ。...ねぇ、スガコ。あなたに付け届けを贈るから、アタシの願いを聞いてくれる?」(フクコ)

「...誰を切ったらいいの?」(スガコ)

4月15日(木)
「ウキ〜っ!また先週に続いて、ニュース速報にドラマを中断されたわっ!TBSはアタシのドラマを何と心得ているのよっ!」(スガコ)

「しょうがないでしょう。イラクの人質事件は関心の高いニュースなの。テレビ局には報道の使命ってものがあるんだから。」(フクコ)

「フンっ!何が報道の使命よ。TBSはね、昔から『ドラマのTBS』って呼ばれてるのよ。アタシはね、ドラマの画面に速報のテロップが入っただけでも、はらわた煮えくり返るんだからっ!ドラマが中断されるなんて、もってのほか!」(スガコ)

「まぁ、確かにねぇ、聞いたこともないような田舎町の選挙結果がテロップで出たりすると、ちょっとムカつくけど。でも今回は仕方ないでしょう。3人が無事で良かったじゃない。」(フクコ)

「3人のことはどうでもいいのっ!アタシが怒っているのはTBSなんだから。いや、正確に言うとニュースを読んだアナウンサーに怒ってんのよっ!」(スガコ)

「ニュースを読んだアナウンサーって、升田アナのこと?彼の何に怒ってんのよ?」(フクコ)

「あのアナウンサー、ニュースの終わりに『この後は、渡る世間は鬼ばかりをご覧ください』って言ったのよっ!」(スガコ)

「???それのどこがいけないの?」(フクコ)

「ウキ〜っ!抜けてんのよっ!『橋田壽賀子ドラマ』っていう枕詞がっ!『この後は、橋田壽賀子ドラマ・渡る世間は鬼ばかりをご覧ください』っていうのが正しいのよっ!」(スガコ)

「...(呆)。南極にスガコを拉致するグループはいなかったのかねぇ...。」(フクコ)

4月22日(木)
「フクコ!喜んで頂戴っ!ついに満枝役の木の実ナナをリストラしたわよ!これで制作費の高騰は避けられるわね!」(スガコ)

「何いってるのよ、スガコ。木の実さんは、パート5を最後に登場していないじゃない。もともと登場していない役を殺したって、リストラしたってことにはならないのよ。ドラマに登場している役を殺して頂戴っ!」(フクコ)

「発言も顔も怖いのよ、フクコは...。」(スガコ)

「またもやリストラの危機か。でも『幸楽』に食中毒騒動が起きたら、独立話なんて吹っ飛んじゃうよね。」(岸田S志)

「バカね。ケータリングが原因で食中毒騒動になったりしたら、それこそ健治は『幸楽』に居られなくなるじゃない。どっちにしても、アンタはリストラよっ!」(泉P子)

「僕は困りますよ〜。渡鬼以外に仕事がないんですから。田舎の両親だって、一年ごとにテレビに映る我が子の姿に喜んでいるんですから。」(たっちゃん役の人)

「フン!テレビに映るっていったって、画面の隅でネギ刻んでいるだけじゃない。アンタの代わりにマネキン人形置いたって、田舎の両親は気づかないわよっ!」(泉P子)

「ピン子!そのアイデア頂きよっ!役者の代わりに人形を置く。これは制作費削減の有効な手段だわ♪」(フクコ)

「な、ならば、せめて声だけでも僕に演じさせてください(泣)」(たっちゃん役の人)

「今日からたっちゃんのセリフは無くします(悪魔の笑み)」(スガコ)

「あらっ?アタシの役って、死んだのねぇ。失礼しちゃうわ、アタシに何の連絡もなしに殺すなんて。しかも死因が大腸ガンだなんて、ちょっとダサ過ぎない?白血病とか、もう少し気品のあるものにしてほしかったわ。」(木の実N)

「梨の実が頭に当たって死亡ってのも、ユニークだったかもね。」(泉P子)

「頭がボケて、気が狂ったようにフラメンコを踊りまくって死亡ってのも、木の実さんの特技が活かせて良かったかも。」(フクコ)

「混浴露天風呂で殺されるっていうパターンだったら、2時間サスペンスとコラボレーションができたかもね。」(スガコ)

「あの、混浴露天風呂シリーズは放送局が違うんですけど...。」(木の実N)

「だったら、アタシの『自治会長糸井緋芽子社宅の事件簿』シリーズとのコラボ展開はどうかしら?」(泉P子)

「もういい加減におしよ。満枝の死因がどうであれ、渡鬼の本筋には何の影響もないんだから...。」(赤木H恵)

4月29日(木)
「『幸楽ラーメン』のテレビCMを見たけど、あれは何なのよっ!」(スガコ)

「ハイハイ、スガコ苦情受付係のフクコです。あのCMがどうしたって?」(フクコ)

「まず、BGMが気に入らないわね。渡鬼のテーマに似せているけど、違うメロディーラインを辿っているから、渡鬼のテーマを聞きなれた耳には気持ち悪いのよっ!」(スガコ)

「ハイ、BGMが気に入らないと...。次は?」(フクコ)

「CMの最初に『渡る世間は鬼ばかり 幸楽ラーメン新発売』っていうタイトルが出るけど、何度もいうようにドラマの正式タイトルは『橋田壽賀子ドラマ 渡る世間は鬼ばかり』なんだからね。アタシの名前を外されたら困るよっ!」(スガコ)

「でもね、スガコ。カップラーメンの商品名にも、アンタの名前は外されてるのよ。」(フクコ)

「幸楽ラーメン、発売中止っ!(怒)」(スガコ)

「あ〜あ、今週のあかりって、最悪ねぇ。きっと視聴者から非難の声が上がるわねぇ。(鬱)」(山辺Y紀)

「山辺さん、視聴者から非難の声が上がるってことは、それだけあなたの演技が真に迫っているっていう証拠なのよ。むしろ喜ばなきゃ!」(長山A子)

「そうか!視聴者からの非難の声にはそういう意味があったのか!僕もスゴイ非難されているけど、それは僕の演技が真に迫っているってことなんだ!」(21世紀の裕次郎)

「アンタの場合は、役じゃなくて、アンタの演技そのものが非難されてるのよ!」(泉P子)

5月6日(木)
「なんかスリリングな展開ね。ケータリング一同をまとめてリストラするのかと思いきや、愛とハナを消すなんて。」(フクコ)

「最近ね、段々分かってきたのよ。何も殺したり、海外へ移住させることだけが、リストラじゃないって。首の皮一枚つながった状態で、画面から消す。これなら盆暮れの付け届けを失うことなく、出演料も抑えられるでしょう♪」(スガコ)

「それだったら、絶対に愛のマンションのシーンとか、ハナの老人ホームのシーンとかこしらえないでよ!出演料そのままで、セット代の分だけ制作費が高くつくんだから!」(フクコ)

「新シリーズになって、今日やっとセリフが頂けました!スガコ先生、ありがとうございました!」(たっちゃん役の人)

「『新シリーズになって』って、前のシリーズだって、前の前のシリーズだって、セリフらしいセリフなんてなかったじゃない。」(泉P子)

「やっと貰えたセリフが『俺も幸楽っていう看板しょって働く方が、ずっと安心できます!』っていう一言だけってのも、笑えるわね。」(N島唱子)

「しかも、たった一言のセリフを言うだけなのに、『もうすぐ俺のセリフだ!』みたいに、目線がソワソワしちゃって。笑いそうになっちゃったよ。」(角野T造)

「あら?アタシ、たっちゃんのセリフなんてこしらえたかしら?あらやだ!浩次のセリフを間違って、たっちゃんに振っちゃったわ!」(スガコ)

「要は、誰が言っても成り立つくらい、どうでもいいセリフだったってことね!」(泉P子)

「何よ、何なのよ!せっかく、愛やハナを画面から消したと思ったら、また新しい登場人物を増やしたりして!戸田って何者よ!」(フクコ)

「あのね、フクコ。渡鬼は女性の視聴者が多いのよ。個人視聴率を見れば分かるじゃない。女性にはジャニーズ。これ定番でしょ♪」(スガコ)

「アンタ、分かってないわねぇ。ジャニーズっていったって、ピンからキリまであるんだから!すべてのジャニタレが視聴率取れると思ったら、大間違いよっ!」(フクコ)

「はぁ...。出演する役者に視聴率を期待するようになったら、渡鬼もおしまいだねぇ...。」(赤木H恵)

5月13日(木)
「ギャ、ギャ〜!先週に引き続いて、今週は2人も登場人物が増えている...(失神)」(フクコ)

「...気を失ったみたいね。フクコが静かな内に、ドンドン登場人物を増やすわよ!そして、付け届けの数も増やすわよ!」(スガコ)

「新しくレギュラーになった東新です。よろしくお願いします!」(司役の人)

「何だよ、何しにきたんだよっ!お前が来たら、俺の居場所がなくなるだろうがっ!」(長谷川J)

「『壮太、正造に引き取られる』...これでよしっと!ホホホ、芸能界は旧肉新食なのよ!」(スガコ)

「新しくレギュラーになった鶴田です。よろしくお願いします!」(司の母親役の人)

「お父様が故・鶴田浩二さんね。有名人の2世タレントを出演させて、話題を呼ぶ。これ、視聴率を取る常套手段ね。」(スガコ)

「だから...出演する役者に視聴率を期待するようになったら、渡鬼もおしまいなのにねぇ。」(赤木H恵)

「新しくレギュラーになった二木です。よろしくお願いします!」(智子役の人)

「『がんばれ!!タブチくん!!』のミヨ子夫人の声は、アナタだったのね!朗読会も素晴らしかったし。今度は声のお仕事をお願いしたいわ。」(スガコ)

「おいおい、僕まで渡鬼をリストラされちゃうのかい?」(石坂K二)

「...ん、あらっ?アタシが気絶している間に、あの3人、すっかり渡鬼ワールドに入り込んでいるわっ!何とかしなきゃっ!」(フクコ)

「ねぇ、フクコ。ひとつ報告があるんだけど...。」(スガコ)

「何よ、何なのよっ!」(フクコ)

「先週のアナタの指示を無視して、愛のマンションのシーン、こしらえちゃった♪」(スガコ)

「...(再び失神)」(フクコ)

5月20日(木)
「スガコ先生!どうか俺をリストラしないでください!渡鬼で顔をもっと知られたいんです!」(長谷川J)

「でもね、長谷川君。司という中学生が登場した以上、加津の心はそっちへいっちゃったのよ。2人もボーイフレンドはいらないの。」(スガコ)

「ケッ!加津みたいなブスに、俺の役者人生が左右されるなんて、とんだお笑い草だ...。」(長谷川J)

「そもそも、ブス中学生にボーイフレンド自体、いらないと思うけどね。リアリティーのかけらもないし。」(泉P子)

「今後、愛のマンションへ差し入れを届けるシーンが増えてくると、愛と浩次が熱愛なんてことになるかも♪」(浩次役の人)

「ちょっと待ってください!そんなことになったら、21世紀の裕次郎である僕の立場はどうなるんですか!脇の脇役に恋人を盗られる役なんて、渡社長から叱られます!」(21世紀の裕次郎)

「フン!棒読み役者のクセに生意気な!もうちょっと役者の修行をしてから、出直してこいっ!」(浩次役の人)

「そ、そういうアナタだって、ヘルメット冠るしか能のない出前役者じゃないですかっ!」(21世紀の裕次郎)

「♪けんかをやめてぇ〜、二人を止めてぇ〜♪(と満更でもない表情)」(吉村R)

「もう、不毛な議論はおよしよ。目くそ鼻くそを笑うの類だよ...。」(赤木H恵)

「ついに五月がケータイを持ったのね!ダサい白衣姿ばっかりでウンザリしてたけど、ケータイでも持てば、少しはカッコ良く見えるかも?!」(泉P子)

「アンタのその容姿が、ケータイ持つくらいで変われると思ってんの!甘い、甘いわよっ!」(スガコ)

「ピン子さん、それは儚い夢であることは、前シリーズのアタシを見たら分かるはずですよ。」(加津役の子)

「黙れっ!このクソガキっ!今度NG出したらね、思いっきり...シャネル売りつけてやるっ!」(泉P子)

「フクコ、先週はゴメンなさい。勝手に登場人物を増やしちゃって。今週は反省して、1人も増やさなかったわ。」(スガコ)

「分かればいいのよ...って、コラァ〜っ!お前、眞の予備校のシーンで、思いっきりエキストラの数、増やしてんじゃないかっ〜!」(フクコ)

「だって、あれは仕方ないじゃない。あれくらいの人数を出さないと、予備校っていう雰囲気が出ないでしょう。」(スガコ)

「そ、そうね。たとえ制作費が高くなっても、ドラマにリアリティーをもたせるエキストラは必要ね。」(フクコ)

「いくらエキストラで画面の絵づくりにリアリティーもたせたからって、ドラマの展開自体にリアリティーがなければ、無駄だけど。」(泉P子)

5月27日(木)
「どくまむしさんだゆう、どくまむしさんだゆう、どくまむしさんだゆう...。」(フクコ)

「フ、フクコ、どうしちゃったの?呪文でも唱えるように、毒蝮さんの名前を繰り返したりして。」(スガコ)

「今、フクコプロデューサーは、一種のショック状態に陥っています。原因は分かりませんが...。」(植草K秀)

「アンタも医者みたいなこと言ってんじゃないわよっ!原因はスガコ先生がエキストラでも事足りるような役に、毒蝮三太夫っていう出演料がかかるタレントを起用したからに決まってるでしょうがっ!」(泉P子)

「どくまむしさんだゆう、どくまむしさんだゆう、どくまむしさんだゆう...。」(フクコ)

「分かったわよ、フクコ。アタシが悪かった。亡くなった亭主との仲を取り持ってくれたのも、アンタだったものねぇ。そんな恩もすっかり忘れて、最近のアタシはちょっと図に乗り過ぎていたわ。反省するから、元のフクコに戻って!」(スガコ)

「どくまむしさんだゆう、どくまむしさんだゆう、どくまむしさんだゆう...。」(フクコ)

「あ〜っ!鬱陶しいわねぇっ!今、アタシがゲスト出演した『ぴったんこカンカン』見てるんだから、邪魔しないでよっ!」(泉P子)

「へぇ、ピン子さんって歌手だったんだぁ。しかも、紅白狙っていたなんて、身の程知らずもいいところね。」(N島唱子)

「やかましいっ!アタシはね、紅白の衣装までこしらえてたんだよっ!それなのに...(涙)。でも、あきらめてないよ。アタシがスガコ先生に近づいたのも、先生がNHKに発言力があるって聞いたからだし。先生の力で、紅白出演も夢じゃないんだから♪」(泉P子)

「NHKにお願いするのはいいけど、アンタが歌う曲はアタシが決めさせてもらうからね。」(スガコ)

「ま、まさか、『渡鬼音頭』?!ありえない...。」(泉P子)

「どくまむしさんだゆう、どくまむしさんだゆう、どくまむしさんだゆう...。」(フクコ)

「そんなにオイラの出演がショックだったのかねぇ。全国のおばちゃんたちに愛されるこの“まむちゃん”の出演が...。」(毒蝮S太夫)

「くそまみれさんだゆう、くそまみれさんだゆう、くそまみれさんだゆう...。」(フクコ)

「ち、ちょっと微妙に間違ってるわよ、フクコ!」(スガコ)

「あ〜あ、こんな下品な言葉が出てくるようじゃ、『緑山日記』もおしまいだねぇ。オチもないし。そろそろネタ切れかい?」(赤木H恵)

6月3日(木)
「ギャ、ギャ〜!2ヶ所のロケ!シリーズ最多のエキストラ!ど、どうやって制作費をヤリクリしたらいいのよっ!」(フクコ)

「フン!『幸楽ラーメン』がスゴイ売れ行きなんでしょう。使用料、ガッポリ貰ってるクセに。」(スガコ)

「『幸楽ラーメン』って、かやく、チャーシューの具、液体スープ、粉末スープ、海苔と細かく分かれていて、こしらえるの結構面倒なのよねぇ。」(泉P子)

「よし!こうなったら、ロケを思う存分利用するわよ!まず、五月のロケは銀座にする。そして、芸術座で公演中のアタシの舞台『初蕾』の看板をさりげなく見せる。」(フクコ)

「いいアイデアね、フクコ!それ乗った!」(スガコ)

「いくら何でも、それは露骨過ぎるわ。美術さん、『初蕾』なんて看板映さないで、適当な映画の看板でもこしらえてよ。そうねぇ、『一撃必殺列伝』とか、『初蕾』とは似ても似つかない方がいいわね。」(泉P子)

「ちょっと、ピン子!何でアタシたちの舞台宣伝の邪魔をすんのよっ!五月をもっと不幸のどん底に陥れるわよっ!」(スガコ)

「フン!『初蕾』なんて舞台、この大女優ピン子様が出演してないんだから、関係ないもん。それに、五月が不幸になればなるほど、五月=ピン子様の好感度はアップするんだから、願ったり叶ったりよ♪」(泉P子)

「その分、アタシの好感度はダウンするんだけどね...。」(赤木H恵)

「ち、ちょっと、フクコ!望のあの歌は何なのよ!歌詞がアタシの台本と違うじゃないっ!」(スガコ)

「あ〜、あれはね冨田クンの作詞・作曲なのよ。『ある日』っていう歌なの。なかなかいい歌でしょう?」(フクコ)

「ウキ〜っ!何でアタシがこしらえた歌詞を使わないのよっ!アタシが台本通りやらないと気が済まない性格だって、フクコだって知ってるでしょうっ!」(スガコ)

「もちろん知ってるわよ。でもね、アンタのこしらえた歌詞、あれはちょっとないんじゃない?『長い歳月嫁として 寝る暇もなく働いて 親の死水とったのに 嫁は赤の他人と邪魔にされ』って、まんま渡鬼音頭じゃないっ!こんな歌、望の年頃の子が歌う訳ないでしょうがっ!」(フクコ)

「いいこと、フクコ。渡鬼ワールドはアタシが神様なの。アタシが神様の世界では、望の年頃の子は、こういった嫁姑をテーマにした歌を歌うことが最もナウいのよ!」(スガコ)

「はぁ〜、渡鬼が現実の世界と思いっきりズレている理由が、今はっきりと分かったよ...。」(赤木H恵)

6月10日(木)
「望の歌、あれ何だよ(笑)。俺、笑いをこらえるのに必死だったよ。」(Eなりかずき)

「そんな言い方ないだろう!あれは僕のオリジナル曲なんだ。カラオケで演歌唄うしか能のないえなりさんに言われたくないよっ!」(冨田S之介)

「バカを言っちゃいけないよっ!俺は『おいらに惚れちゃ怪我するぜ!』っていうCDだって出してんだよ。なめてもらっちゃ困るねっ!」(Eなりかずき)

「フン!あんなのキワモノCDじゃない。アタシなんてね、『哀恋蝶』で日本有線大賞の新人賞取ったんだからっ!」(泉P子)

「ハハァ〜!さすが大女優にして大物歌手のピン子さま!とても足元には及びませぬ〜!」(Eなりかずき)

「今の会話で分かったことは、えなりは上に弱く、下に強いということね。」(スガコ)

「ねぇ、司役の子の演技、あれってフクコ的にはどうなのよ?」(スガコ)

「まだ若いからね。段々、渡鬼の収録にも慣れて、いい演技をしてくると思うわよ。」(フクコ)

「まぁ、アタシはアタシの書いたセリフを、一字一句間違わずに喋ってくれたら、文句はないんだけど。」(スガコ)

「僕もスガコ先生のお書きになったセリフ、一字一句間違わずに喋っています。なのに、なんでこんなに非難されるんでしょうか?」(21世紀の裕次郎)

「アッチャ〜!コイツみたいに、いつまでたっても渡鬼の収録に慣れない奴もいたわ。司の演技指導、本腰入れてやるか...。」(フクコ)

「もうひとつ聞くけど、フクコ。加津と司の公園のシーン、セットだったでしょう?先週、公園でピン子がホットドッグを食べるシーンはロケだったじゃない。セットとロケの違いは何なのかしら?」(スガコ)

「そんなの決まってるじゃない。司役の東新クンはジャニーズなのよ。ロケなんかしたら、若い娘たちが集まって大変なのよ。おまけに相手役は加津。彼女たちがいつ暴走して、加津に危害を加えるか、分からないでしょう。」(フクコ)

「ちょっと待ってよ、フクコ先生っ!アタシだったら、誰も寄って来ないから、ロケでも大丈夫って、そう言いたいのっ!?」(泉P子)

「ピン子、それは違うわ。アンタだったら、誰かが寄って来ても、悪態突いて追い払うことができるでしょう。結果、ロケ撮影もスケジュール通り進めることができるから、アンタのシーンはロケにしたのよ。」(フクコ)

「へぇ〜、そうだったんだぁ♪...って、これって褒められてるの?それとも、けなされてるの?」(泉P子)

「どっちだっていいじゃない。アタシなんて、ロケはおろか、『幸楽』の店内か小島家の食卓のシーン以外の撮影なんて、ほとんどないんだから...。」(赤木H恵)

6月17日(木)
「今日の主役は野田家なのに、何でワンシーンしか登場しないピン子の名前が最初に出るのかしら?」(長山A子)

「だってねぇ、シャネルと介護用オムツ『リリーフ』、どっちが付け届けに頂いて嬉しいか、一目瞭然でしょう?」(スガコ)

「その内、リリーフの方が有難く思うときが来るんだから。シャネルなんかより、ずーっとね...。」(赤木H恵)

「ねぇ、スガコ。アンタ、和夫をどうするつもりなの?あかりの離婚以来、2人の関係に全然変化がないじゃない。」(フクコ)

「アタシもね、扱いに困っているのよ。復縁させたら、文子・亨の二番煎じだっていう批判が出るだろうし、このまま登場しなくなったら、リストラだって言われるだろうし。あ〜!どうしたらいいのよっ!」(スガコ)

「じゃあ、こうしなさいよ。和夫は死ぬ。しかし、あかりの前に和夫と瓜二つの男が現れる。そして、恋に落ちる。これなら、復縁でもなければ、倉田さんをリストラした訳でもない。一石二鳥よ♪」(フクコ)

「...それって、思いっきり『冬のソナタ』をパクってない?」(スガコ)

「どうして、たっちゃんの方が先輩のはずなのに、健治の弟子みたいな扱いになってんだろう?」(たっちゃん役の人)

「しょうがないだろう。健治は、横浜の中華街やニューヨークで料理修行したって設定なんだから。いつの間にか、たっちゃんの腕を追い抜いたんだよ。」(岸田S志)

「アタシに言わせてもらえば、料理の腕というよりも、演技力や知名度など役者としての腕が岸田さんの方が上だったからなんだけど...。」(スガコ)

「それを言っちゃあ、元も子もないでしょう...。」(フクコ)

「6月20日は僕の誕生日です。いやぁ、偶然にも大吉と同じだったんですねぇ。」(石坂K二)

「実は私の誕生日は、その翌日の6月21日なんですよ。この歳になると、めでたい訳ではないけれど、一応念のため。」(長山A子)

「ヒヒヒ、長山さん、弥生より14歳も年上だったのねぇ...。それに比べたら、アタシなんて可愛いもんだわ。」(泉P子)

「14歳!?そ、それじゃあ、今の弥生は、パート1の頃の長山さんと同い歳っていうことなの!?信じられな〜い!」(藤田T子)

「あの〜、僕も長山さんと同い年なんですけど...。」(石坂K二)

「ちなみに渡鬼の中で、長山さんや石坂さんと同じ年齢の役には、なんと常子がいま〜す♪」(泉P子)

「アンタたち、いい加減におしっ!年齢はね、生まれた年で決まるものじゃないのっ!心がけ次第でどうにでもなるのっ!」(スガコ)

「後は、メイクアップとライトアップ次第ね...。」(赤木H恵)

6月24日(木)
「スガコ、今週もいろいろ疑問はあるけど、ひとつだけ訊かせて。司の『加津に会ってもらえなくなったら俺、勉強する気なくなる』っていうセリフ。このセリフの狙いは何なの?」(フクコ)

「そうねぇ。このセリフだと、まるで加津が、ジャニーズ系の美少年が夢中になっちゃう程の美少女に思えちゃうもんねぇ。」(赤木H恵)

「アタシはね、どこら辺が限界なのかを探っているのよ。どこまでいったら、司役の東新君が拒否するか、東新ファンが怒り出すか...。」(スガコ)

「フン!ホントは加津の母親から、付け届けを貰っただけのクセに!」(泉P子)

7月1日(木)
「愛をセクハラする上司役って、おいしい役なんだろうか?」(松澤K之)

「“ナンパーマン”よりかは、マシでしょう。」(泉P子)

「“ナンパーマン”を馬鹿にするなっ!あれは伝説の男なんだぞっ!」(松澤K之)

「やっぱり松澤さんといえば、『紳助の人間マンダラ』やろ。モテナイ君の味方でっせ!」(山田M人)

「...僕にも、彼女を見つけてください。」(Eなりかずき)

7月8日(木)
「スガコ先生、ありがとうございます!『ごはんや』の配達担当ならば、『おかくら』のシーンで何度も出演することができますからね♪」(倉田Tつを)

「甘いわね。誰が『おかくら』を配達するなんて言ったのよ。アンタの配達担当地域は、八王子よ。」(スガコ)

「...?八王子?...なぜ八王子?っていうか、オチてないわよ、この会話。」(フクコ)

「...疲れているんです...。」(管理人Morita)

7月15日(木)
「スガコ先生、ありがとうございます!『おかくら』のシーンを早速こしらえてくれて!」(倉田Tつを)

「スガコ!アンタ、先週、和夫の配達地域は、八王子って言ってたじゃない!」(フクコ)

「っていうか、強引なのよねぇ。倉田さんから何の付け届けを貰ったか知らないけど、『ごはんや』の従業員にして、毎週『おかくら』の配達シーンに登場させるなんて、都合良過ぎるわよっ!」(泉P子)

「やかましいっ!和夫については、次のシナリオがあるのよっ!葉子、『おかくら』で和夫と出会う→葉子と和夫、恋に落ちる→大吉、訳分かんなくなって発狂する、っていうシナリオがねっ!」(スガコ)

「...そんなシナリオはどうでもいいから、配達地域が八王子じゃないっていうのは...」(フクコ)

「それは僕の責任です...。」(管理人Morita)

7月22日(木)
「橋田先生、石井先生、どうぞよろしくお願い致します。」(渡辺M佐子)

「まぁ!やっぱり、大女優ねぇ。礼儀がしっかりしているわ。こちらこそ、よろしくお願いします。」(フクコ)

「橋田先生、石井先生、どうぞよろしくお願い致します♪」(泉P子)

「...慣れない挨拶なんか、してんじゃないわよっ!」(スガコ)

「アタクシ、和菓子屋の女将役っていうんで、和菓子作りの勉強をしてきたんですよ。」(渡辺M佐子)

「まぁ!やっぱり、大女優ねぇ。役に対する心がけが違うわ。」(フクコ)

「アタクシ、ラーメン屋の若女将役っていうんで、日頃から全国のラーメン屋の食べ歩きをしてるんですよ♪」(泉P子)

「...意味ねぇ〜。勝手に食ってろ!」(スガコ)

「和菓子屋っていったら、和服ですよねぇ。ちゃんと着こなさないと...。」(渡辺M佐子)

「ご心配には及びませんよ。渡辺さんだったら、どんな和服でも似合いますって!」(フクコ)

「ラーメン屋っていったら、白衣ですよねぇ。シャネルしか似合わないアタシに、着こなせるかしら?」(泉P子)

「...猫に小判、豚に真珠、ピン子にシャネル。」(スガコ)

「あの〜、由紀と伸彦は本当に離婚したんでしょうか?僕の再出演は、ないんでしょうか?」(葛山S吾)

「それはアナタの心がけ次第ね。盆暮れの付け届けさえ、忘れなければ...。」(スガコ)

「いや、別に渡鬼に出たい訳じゃないんです。ただ、もう出演が無いなら無いで、ハッキリさせたいだけなんです。離婚したのに、岸田さんや倉田さんみたいに、意味なくダラダラ出演するのはイヤですから。」(葛山S吾)

「やっぱりねぇ、視聴率が芳しくないと、そういう役者も出てくるんだねぇ...。」(赤木H恵)

7月29日(木)
「スガコ。望の髪騒動は、今までで一番くだらない騒動ね。」(フクコ)

「仕方ないのよ、フクコ。アタシはね、前々から冨田君の髪の毛が気に入らなかったのよ。だから、台本に『望、髪の毛を切る』と書かずにはいられなかったのよ。」(スガコ)

「アンタねぇ、いくら出演者の髪型が気に入らないからって、ストーリー展開をダシにして切らせるっていう法はないでしょう!」(フクコ)

「ホントよ。それより、角野さんの髪型を何とかして欲しいわ。『勇の髪、突然フサフサになる』とかして、カツラを被らせたいわ。だって、酔っ払い演技の時の角野さんの髪、あれ演技人としては反則技よっ!」(泉P子)

「『キミのイビリに痩せ細る思いの五月は、体重が30kgも減ってしまったのでした』...さぁ、やってもらおうじゃないの、ピン子っ!アタシの台本は絶対だからねっ!」(スガコ)

「アタシはデブ女のままで結構です、スガコ先生♪」(N島唱子)

8月5日(木)
「フクコ先生!とうとう僕もリストラですか?」(井上J)

「ごめんなさいね、順ちゃん。某サイトの『コイツだけは許せない!』ランキング第2位のアナタを、これ以上出演させる訳にはいかないのよ。」(フクコ)

「いいんですよ。でもね、ひとつ条件があります。宗方が死ぬ時に、僕のヒット曲『お世話になりました』を歌わせてください。『夜ヒット』の司会を降板したときも歌ったので...。」(井上J)

「分かったわ、順ちゃん。スガコに頼んでみるわ。」(フクコ)

「ちょっと、フクコ!変な要望を聞き入れないでよっ!アタシのドラマに挿入歌なんて要らないのよ。アタシの書くセリフだけで十分なんだからっ!」(スガコ)

「別にいいじゃない。そうだ、望にギター伴奏させなさいよ。宗方と望は、文子と亨を復縁させるために協力した間柄なんだから、別に変じゃないでしょう。」(フクコ)

「ダメったら、ダメ!だいたい望は大学受験が終わるまで、ギターは弾かないってことになったんだから。」(スガコ)

「っていうか、それ以前に渡鬼って、『死ぬシーン』がないのよね。幸吉も遠山も立石も、み〜んな病院や警察から逝去の知らせが届くってことになってたから。順ちゃんには可哀想だけど、『死ぬ』という役者としては一世一代の大見せ場も、多分ないわね...。」(泉P子)

「まっ、もともと宗方って、見せ場なんか、な〜にもなかったけどね♪」(スガコ)

8月12日(木)
「神林守弘役の山口良一です。よろしくお願いします。」(山口R一)

「長山さん、草笛さんに続いて、またも提供スポンサーのCMタレントね。そんな繋がりで役が貰えるなんて、いいご身分ねぇ。」(泉P子)

「ピン子!いい加減なこと言わないで頂戴っ!守弘はね、愛川欽也さん演じる神林の息子なのよ。愛川さんの息子役といったら、『キンキンの良い子悪い子普通の子』で、良い子を演じた山口さんでしょうがっ!」(スガコ)

「ち、ちょっとスガコ。あれは『キンキンの良い子悪い子普通の子』じゃないわよ。『欽ちゃんの良い子悪い子普通の子』よ。『欽ちゃん』というのは、愛川欽也さんじゃなくて、萩本欽一さんのことよ。」(フクコ)

「...そ、そうなの!?」(スガコ)

「ややウケ〜。っていうか、そんな理由なら、西山浩司だって長江健次だっていいじゃない!」(泉P子)

「森さん、渡鬼特別出演ありがとうございます。また、ハイテンションな珠子を見せてくださいね。」(フクコ)

「フクコちゃ〜ん。アタシはね、今回のシリーズにはハワイ・ロケがあるって聞いてたから、てっきりハワイ撮影に参加するもんだとばかり思っていたのよ。それなのに、また『おかくら』のセット撮影なんて、がっかりよ。」(森M子)

「森のお母さん、もっと言ってやって!アタシも製作発表の時から、ハワイ・ロケを楽しみにしているのに、そんなシーンなかなか出てこないんですよ。」(泉P子)

「ピン子ちゃん、そんなにハワイ・ロケを待ち望まなくても、いつもアタシと一緒にハワイ旅行しているじゃない。」(赤木H恵)

「何言ってるのよ、赤木のママ!自腹切って行くのと、テレビ局の金で行くのとでは、雲泥の差があるんだからっ!」(泉P子)

「はぁ〜、何も分かっちゃいないね〜。たとえアタシがハワイのシーンを書いたって、フクコがぜ〜んぶセット撮影にしちゃうんだから。ハワイ・ロケなんて夢のまた夢よ。」(スガコ)

「アタシは徹底的に『制作費高騰』という鬼と戦いますっ!」(フクコ)

「ギ、ギャ〜!中田さんが、アタシの書いたのと全く違うセリフを喋っているぅ〜(失神)」(スガコ)

「ああ、中田さんの英語のセリフね。あれね、朋子に英語に訳させたのよ。だって、おかしいでしょう?海外へ仕事の電話をするのに、ベタベタの日本語だなんて。」(フクコ)

「フフフ。アタシって、影の渡鬼脚本家みたいね。」(藤田T子)

8月19日(木)
「スガコ!今度は珠子に取ってつけたような過去をこしらえたりして!いい加減にしてほしいわっ!」(フクコ)

「いいじゃないの!別に珠子の過去をこしらえたって、ドラマ展開に矛盾を起こす訳じゃないんだからっ!」(スガコ)

「登場人物の設定や過去を、後から後から継ぎ足していく。まるで無計画に肥大していった九龍城みたいね。」(赤木H恵)

「ねぇ、スガコちゃ〜ん。ついでに『珠子、若い頃、ミス・ハワ〜イに選ばれたことがあった』っていう過去もこしらえてよ♪」(森M子)

「それならば、アタシも『聖子、若い頃はスゴイ痩せてて男にモテモテだった』っていう過去をこしらえてください♪」(N島唱子)

「聖子、おだまりっ!...スガコ先生、『勇と町一番の美男子による、五月を巡る恋のさや当てがあった』っていう過去をこしらえてください♪」(泉P子)

「分かった、分かったわよ。でもね、ドラマ展開に矛盾を起こさずに、登場人物の過去をこしらえるのは至難の技なのよ。それ相応の報酬がないとね...。」(スガコ)

「矛盾がなくても、視聴者に愛想を尽かされたら、ダメなんだけどね...。」(赤木H恵)

「藤岡さんの『黒田節』、最高だったわ!さすが、貫禄があるわねぇ。」(フクコ)

「ギ、ギャ〜!なんで、大吉の歌が『黒田節』になっているの?アタシが書いた台本と違うじゃない!...(失神)」(スガコ)

「娘の結婚を祝うのに、♪あヤダ、あヤダ、あヤダヤダヤダ♪なんていう『渡鬼音頭』なんか歌う訳ないじゃない。まったく、スガコも何を考えているのか...。」(フクコ)

「どうしても売りたいみたいだね、『渡鬼音頭』。発売されてから、半年以上が経つんだよ。いい加減あきらめたらいいのに...。」(赤木H恵)

8月26日(木)
「スガコ!アンタ、偉いわよ!よく葉子の結婚式のシーンをカットしてくれたわね♪」(フクコ)

「何十年の付き合いだと思っているのよ、フクコ。アンタのイヤがることはしないの、アタシは♪」(スガコ)

「でも、結婚式のシーンがあれば、大吉の怒りの理由ももっとリアルに感じられたのにねぇ。」(藤岡T也)

「それに『宗方、ケーキカットの最中に目眩がしてヨロけてケーキに突っ込む』なんて、スリリングなシーンも描けたかも知れないのに。」(泉P子)

「おだまり!200人にも及ぶ披露宴なんてシーンこしらえたら、制作費が高騰して、ハワイ・ロケがなくなっちゃうでしょうがっ!」(スガコ)

「...アンタ、まだハワイ・ロケ、諦めてないの?」(フクコ)

「さぁ、ハワイ・ロケ実現のためだったら、ドンドン役者を切り捨てるわよっ!次は...金田一家ね!」(スガコ)

「B作さんはね、加減ってものを知らないのよ。あんなダミ声出したら、ウルサイを通り越して不快よ!」(フクコ)

「アタクシも側で聞いていて、耳が痛くなりました。オーホッホッホッ!」(野村A子)

「...目くそ鼻くそを笑うの類だよ、アンタ。」(泉P子)

「さあ、野村真美さんの役名、ちゃんと『宗方葉子』にしたぞ。これで某サイトから変な突っ込みもないだろう♪」(タイトルバック制作の人)

「ちょっと!アンタ、いったいワテはいつになったら『神林常子』になるんでっか!」(京U子)

「あら?いつ常子をこのまま登場させ続けるなんて言った?『神林常子』はおろか、『本間常子』だってタイトルバックに登場しないことだって有り得るんだから。」(スガコ)

「すべてはハワイ・ロケ実現のためにね!」(泉P子)

9月2日(木)
「しまった!京唄子さんの役名、『神林』姓にするのを忘れてしまった!」(タイトルバック制作の人)

「ちょっと冗談じゃないわよっ!葉子のときは細心の注意を払って、『宗方』姓にしたのに、全部水の泡じゃないっ!」(フクコ)

「タキのセリフで、常子と神林は正式に結婚したってことになってるからね。何とかしないと...。」(スガコ)

「...まだ愛川さんは登場してないわね。スガコ!神林が本間家に婿入りしたっていう設定にして頂戴っ!」(フクコ)

「なるほど!愛川さんの役名を『本間清明』にすればいいのね!...タイトルバック、今度は間違えないでよ!これがラストチャンスよ!」(スガコ)

「ドラマ中の設定と役名の矛盾なんて、今に始まったことじゃないのにねぇ...(呆)」(赤木H恵)

「ちょっとスガコ!成功率10〜20%の手術が成功するって、どういうことよっ!これじゃ、順ちゃんのリストラが不発に終わったということじゃない!」(フクコ)

「まだ成功したって訳じゃないのよ。あくまでも『術後の経過を見る』ってことになってるんだから。」(スガコ)

「フン!何が『術後の経過』よ。結局、順ちゃんからの暮れの付け届けがほしいから、それまで出演を引っ張ってるだけじゃない。」(泉P子)

「...ってことは、僕の出演は年内いっぱいということですか...。」(井上J)

「金田夫婦の離婚の危機もなくなって。しかも、典介が9月から東京に来るということは、本格的なレギュラー入りってことじゃない!どういうことよ、スガコ!」(フクコ)

「分かった、分かったわよ。誰かを殺せばいいんでしょ。リストラすればいいんでしょ!考えておくわよ...。」(スガコ)

「こうなったら、逆にリストラされたい役者を募ったらどうかしら?視聴率も芳しくないし、立候補する役者、結構多いかもよ!?」(泉P子)

「立候補した役者には、『渡鬼最大の見せ場を用意して去ってもらう』という特典を出したらどうかしら?」(フクコ)

「...アタシ、立候補しようかしら。そろそろ疲れてきたし...。」(赤木H恵)

9月9日(木)
「ねぇ、スガコ。なんでまた急に長太と邦子を離婚させようとしたりするの?あまりに非現実的過ぎない?」(フクコ)

「何言ってるのよ、フクコ。すべてはアンタのためじゃない。長太が邦子と離婚して、みのりと加津の3人で暮らすようになれば、一気に3人の役者をリストラできるのよ!」(スガコ)

「そうか!そうだったのか!大和田さん、熊谷さん、そしてブスガキ。この3人がいなくなれば、同時に東新君と鶴田さんの2人もいなくなるわね!」(フクコ)

「えっ!?東新君もいなくなるの?...ジャニーズがいなくなるのはイヤね。長太と邦子の離婚、ナシにするか...。」(スガコ)

「久々の渡鬼名物『かあちゃ〜んっ!くやしい〜っ!』のセリフだわ!全国の渡鬼ファンのためにも、気合い入れてやんなきゃ!」(東Tる美)

「てる美。アンタ、ちょっと太ったんじゃない?体の線が緩くなったような...。」(フクコ)

「何言ってるんですか!これは『かあちゃ〜んっ!くやしい〜っ!』を迫力あるセリフにするためにやった筋トレの結果なんです!」(東Tる美)

「てる美!アンタ、エラいわよっ!このセリフに、そこまで入れ込んでくれるとは...。脚本家冥利に尽きるわよ!(感涙)」(スガコ)

「はぁ〜。筋トレも結構だけど、さっき衣装さんが文句言ってたわよ。今までの邦子の衣装だとサイズが合わないから、デブったボディラインを強調するようなダサい黒シャツしかないって。腰回りも醜くなったから、シャツを巻きつけるしかないって。まぁ、アンタのデブっぷりのおかげで、アタシの白衣姿が細く見えて結構なんだけど♪」(泉P子)

「誰のそばにいたって、決して細くは見えないわよ、ピン子の体型は。」(スガコ)

「渡辺美佐子さんの演技、素晴らしいわ!あの方こそ、真の女優ね。」(フクコ)

「アタシは山岡さんを思い出したわ。あのセリフ回し、舞台仕込みの立ち回り。ホントに素晴らしいわね。」(スガコ)

「な、何よ、2人とも!渡鬼の主役はこのピン子様なんだからっ!古い女優に負けてたまるもんですかっ!」(泉P子)

「ピン子ちゃん、演技で負けてるんだから、せめて人格だけでも負けないで頂戴...。」(赤木H恵)

9月16日(木)
「ねぇ、スガコ。なんで『おかくら』のシーンに和夫を登場させたの?知人の登場に葉子が慌てふためくだけだったら、直前に登場した常子でもいいじゃない。なんでわざわざ出演料がかかるようなことをするのよ。」(フクコ)

「たまには登場させないとね。和夫が今何をして暮らしているかを視聴者が忘れちゃうと、また説明セリフで説明しなきゃならないでしょう!」(スガコ)

「フン!自分が和夫の設定を忘れちゃうから、登場させているだけじゃない!」(泉P子)

「ねぇ、スガコ。なんでサワに『母恋い』の小説を持たせたの?あの小道具、パート6が終わった後、処分しちゃったのよね。また、新しく作り直したから、制作費がかかっちゃったじゃない!」(フクコ)

「あのねぇ、ドラマにリアリティーをもたせるためには、あの小説を画面に登場させることが重要だったのよ!」(スガコ)

「フン!いつもなら本なんて登場させずに、説明セリフで済ませちゃうクセに。これはフクコへの嫌がらせね。」(泉P子)

「ちょっと、スガコ!なんで聖子をあんなに着飾らせるのよっ!あんなデブの衣装こしらえるのに、どれだけ金がかかると思ってんのっ!?白衣だって、特注なんだから!」(フクコ)

「大丈夫よ、フクコ。あれはピン子の楽屋にあったシャネルを2、3着縫い合わせてこしらえたのよ。他のアクセサリー類もね。元手はタダよ♪」(スガコ)

「...このクソババァ。」(泉P子)

9月23日(木)
「ああ!長太のマンションのセットで大暴れしたら、気分がスカッとしたわ!」(東Tる美)

「アンタ、ストレスが溜まってるんじゃない?その太り方も尋常じゃないわよ。」(泉P子)

「フン!ピン子に言われたくないわね!尋常じゃないデブ体型はお互い様よっ!」(東Tる美)

「なんだってっ!渡鬼のヒロインであるこのピン子様をデブ呼ばわりするとは、10年早いんだよっ!」(泉P子)

「ちょっとアンタたち、みっともないわよ。確かに、パート1の頃と比べたら、2人とも胴回りが逞しくなってるけど...。」(フクコ)

「この際、究極のダイエットとして、2人に試練を与えてやるかねぇ。1ヶ月以内に10kg痩せないと、五月と邦子をニューヨークへ飛ばしちゃうっていう...。」(スガコ)

「ラッキー!ハワイ・ロケが絶望的な今、ニューヨーク・ロケは大歓迎で〜す♪」(泉P子&東Tる美)

「はぁ、2人とも何年、渡鬼のレギュラーをやってるんだい。スガコ先生の真意も汲み取れないで...。」(赤木H恵)

9月30日(木)
「さぁ、今日は期末恒例の2時間スペシャルよ!気合い入れていくわよ〜!」(スガコ)

「2時間スペシャルっていったって、ほとんどが加津の話じゃない。バカバカしくてやってられないわよ!」(泉P子)

「加津の話は結構だけど、何でアタシが出てこないの?加津の養母であるこのアタシがっ!」(東Tる美)

「東さんはまだいいよ。先週出演したし、今週は『外車を乗り回している』っていう説明セリフで登場できたんだから。僕なんか、今シリーズになって、説明セリフにすら、まだ登場してないんだから。」(隆役の人)

「ちょっと、そこのしゃくれアゴ!アンタ、誰だっけ?撮影始まるから、どいて頂戴!」(泉P子)

「錦織一清です。皆さんの足を引っ張らないように、しっかり頑張ります!」(ニッキ)

「まぁ、何でも相談してくれよ。渡鬼に関しては、俺の方が先輩だからな♪」(植草K秀)

「じゃあさ、NGを出したときの上手いゴマカし方を教えてくれよ。お前、NGのベテランだろう?」(ニッキ)

「...(怒)。」(植草K秀)

「今回、演出を担当する鴨下信一です。よろしくお願いします。」(鴨下S一)

「鴨下さん、よろしくお願いしますね。いつもと一味違う渡鬼を見せてくださいな♪」(フクコ)

「でもね、鴨下さん。分かっているとは思うけど、アタシの書いた台本、一字一句変えないでくださいよっ!」(スガコ)

「まぁ、僕には僕なりの演出法がありますから。場合によっては、セリフを変えることもありますよ(キッパリ)。」(鴨下S一)

「な、なんですってぇ〜!?...ま、まぁいいわ。後は役者次第ね。台本に忠実に演じるか、演出家のいいなりになるか!」(スガコ)

「ど、どうしよう〜(焦)。このまま橋田ファミリーに残るためには台本に忠実に演じた方がいいし、でもそれだとTBSの大御所を敵に回すことになるし。あ〜あ、どうしたらいいのよっ!」(泉P子)

「とりあえず、僕には無縁の悩みですよ。演出法に関わるほど、重要なセリフもないし。ハッハッハッ!」(たっちゃん役の人)

10月7日(木)
「え〜っ!愛って、銀行を辞めちゃうの!?まだ、銀行の制服姿の知的な愛を、視聴者に見せてないじゃない!」(吉村R)

「フン!所詮、アンタは銀行の制服より、『幸楽』の白衣がお似合いってことよっ!」(泉P子)

「だからって、白衣姿で『幸楽』のシーンに登場させるつもりはないけどね。愛は半分リストラ状態なんだから。」(スガコ)

「フフフ。レジ横にある正体不明の人形ですら、『幸楽』の白衣着て、毎週登場しているのに。愛って不憫♪」(泉P子)

「ちょっと!大変よ!『週刊ポスト』に『橋田壽賀子に消された男と女』っていう記事が出てるわよ!」(フクコ)

「ついに、アタシたちのリストラ計画が、世間の知るところになったという訳ね。マズイわね...。」(スガコ)

「でも、節子の死亡原因が、『ニューヨークに向かう途中、飛行機が墜落して死亡』っていう記事は間違っているわね。節子はクモ膜下出血で亡くなったんだから。記者はちゃんと取材をしているのかしら?」(フクコ)

「そうか!池田幹はピン子さんの付き人だったのか!だから、たっちゃんより浩次の出番が多かったんだ。チクショー!」(たっちゃん役の人)

「フン!そもそもアンタの出番なんて、そんなに多くなかったじゃない!それにしても、『ポスト』の記事。アタシが役者のリストラを左右する渡鬼の実質的なトップだなんて書いたりして...いい気分よ♪」(泉P子)

「ちょっと、ピン子ちゃん。『女性セブン』にも書かれているわよ。『ピン子 標的は中島唱子。「ちょっと来い食事会」』って。...イメージ下がりっぱなしじゃない?」(赤木H恵)

「フン!アタシのイメージなんて、昔っから悪かったわよ!それより、たとえ悪い記事でも、週刊誌に取り上げられることの方が大切なのよっ!それが芸能界で生き残る道なんだからっ!」(泉P子)

「勉強になります!ピン子さん!(涙)」(Eなりかずき)

10月14日(木)
「『女性セブン』の記事、リストラの首謀者がピン子ってことになってるわね。まぁ、アタシにとっては好都合な記事だけど♪」(フクコ)

「アタシは気にいらないわねっ!あの記事だと、まるで渡鬼のドンはピン子みたいじゃないっ!勘違いした役者がピン子に付け届けを贈り始めたら、どうするつもりなのよっ!」(スガコ)

「今週は、この記事とドラマ中の“キミに逆らう五月”の相乗効果で、ピン子のイメージはガタ落ちね♪アタシ、ホントは他の仕事があるから、収録を休ませてもらってるだけなのに♪」(N島唱子)

「パート6では、アタシは2ヶ月間もアメリカへ行ったという設定で画面から消えたのに、全然話題にならなかったわ。やっぱり、視聴率が芳しくないと、悪い記事が出やすくなるのかねぇ。」(赤木H恵)

「あ〜!あんな記事はどうだっていいのよっ!だいたい『渡鬼は他のドラマの倍の2クール6ヶ月』っていう記事がすでに間違っているじゃないっ!たいした取材してないのよ、記者はっ!」(泉P子)

「ピン子ちゃん、記事がどうでもいい割には、ずいぶんイライラしているわね。どうしたの?」(赤木H恵)

「アタシはね、記事じゃなくて、一緒に掲載されたアタシの顔写真が気に入らないのよっ!どうして、よりによってあんなブス顔の写真を載せるのよっ!」(泉P子)

「ププ〜!あのピン子の写真、結構マトモな方だと思うけどね♪」(N島唱子)

「ピン子の隣に載っていた聖子の写真。あれも相当なもんだと思うけどね...。」(フクコ)

「おい!B作の声、何とかならないのかっ!デカ過ぎて、マイクが壊れちゃったよ!」(音声さん)

「壊れたのはマイクだけじゃないよ。耳元で大声出された藤岡さんも壊れちゃったよ!」(角野T造)

「藤岡さんがボォーと佇んでいたのは、演技じゃなかったのね...。」(フクコ)

「おい、えなりっ!お前、ちょっと来い!食事に行くぞ!」(泉P子)

「スミマセン、ピン子さん。今日は合コンがあるんで...。」(Eなりかずき)

「リストラ帳にえなり追加と...。おい、涼っ!お前、ちょっと来い!食事に行くぞ!」(泉P子)

「スミマセン、ピン子さん。明日、舞台稽古で朝早いんで...。」(吉村R)

「涼も追加と...。おい、池田っ!お前、ちょっと来い!食事に行くぞ!」(泉P子)

「ハイハイハ〜イ!ピン子さんとなら、どこへでもお付き合い致しますっ♪」(浩次役の人)

「池田の登場回数、3割アップ決定っ♪よしっ!行くぞっ!」(泉P子)

「...ピ、ピン子さ〜ん!僕もたまには誘ってくださ〜い!そして出番を増やしてくださ〜い(泣)」(たっちゃん役の人)

10月21日(木)
「うぎゃ〜ぁぁぁ!ひ、ひえ〜〜ぇぇぇ!ぐぐぐぐ...。」(フクコ)

「ど、どうしたのっ!フクコっ!のた打ち回ったりしてっ!何があったのっ!?」(スガコ)

「せ、先週の視聴率、米倉涼子、『黒革の手帖』、ま、負けたっ!(ガクッと倒れる)」(フクコ)

「フクコが倒れてしまったわ。プロデューサーはツライわね。でも、この隙に登場人物を復活させちゃおう♪お歳暮の季節も近いことだしね♪」(スガコ)

「という訳で、再び渡鬼に出演できることになりました。よろしくお願いします。」(葛山S吾)

10月28日(木)
「あら?しまった!節子の七回忌のエピソードを書くの忘れちゃったわ!」(スガコ)

「何やってんのよ、スガコっ!節子の七回忌は、パート7の目玉企画だったじゃないの!それを忘れるなんて。」(フクコ)

「だって、仕方ないじゃない。あかりのエピソード、本間病院のエピソード、それにピン子が主役である以上、無理矢理でも『幸楽』のエピソードをこしらえて、ピン子を登場させなくちゃならないし。そんなことしてたら、七回忌のエピソードなんて書けなくなっちゃったのよ。」(スガコ)

「どのエピソードも、過去にあった話の焼き直しじゃない。んも〜、節子の七回忌は今年の10月、1回きりなんだからっ!」(フクコ)

「ハワイ・ロケが消えて、節子の七回忌も消えた。パート7の目玉企画が2つも消えて、いったい何やってんだろう、スガコ&フクコのコンビは(苦笑)。」(泉P子)

「ついでに、オマエも消したろかっ!!(怒)」(スガコ&フクコ)

「今回の本間病院のトラブルの解決はいかがなものか?果たして視聴者が納得するのだろうか?」(愛川K也)

「キンキン!アタシの台本にケチつける気!?よ〜し、分かったわ。『神林、常子の依頼で本間病院の院長に就任。伸彦を監督する。』 これで視聴者も納得するでしょう!神林の出番は極端に少なくなるけどね!」(スガコ)

「スガコ、もうおよしなさいよ。ストーリー展開をダシにして、役者をねじ伏せるのは。っていうか、視聴率次第では、役者をねじ伏せることもできなくなるんだけどね(寂)。」(フクコ)

「く、悔しい〜!おのれ、米倉めぇ〜!NHKドラマ『ハルとナツ』で起用してやった恩も忘れやがってぇ〜!」(スガコ)

「だ・か・ら〜、その考えがいけないんだって...。」(フクコ)

「今日の僕の笑顔、どうだったかな?何しろ、僕は渡鬼のヨン様を目指しているからね。この『ヨン様笑顔養成ギブス』で、笑顔づくりに励まなきゃ♪」(21世紀の裕次郎)

「バカヤロ〜っ!何やってんだ、宮下!今、新潟がどういう状況か分かってんだろうっ!これから、炊き出しに行くぞ、炊き出しにっ!」(石原プロ・渡社長)

「ちょっと、それならアタシも連れてってよ!使い捨てカイロ150万個を配りたいのよっ!」(泉P子)

「よし、分かった!ピン子さん、一緒に新潟の人たちを応援しましょう!」(石原プロ・渡社長)

「...といって、ピン子は旅立って行ったわ。カイロ150万個を一人一人手渡しするつもりみたいね。いつまでかかるのかしら...。」(スガコ)

「ちょっと!ピン子がいないんじゃ撮影にならないじゃない!ピン子の穴埋めはどうすんの?...ま、まさか、プリモプエルちゃん!?」(フクコ)

11月4日(木)
「ちょっとスガコ!なんで葉子夫婦の住まいを、政子が購入した高級マンションにしたのよっ!セット代かかって大変じゃないのっ!」(フクコ)

「だって仕方ないじゃない。草笛さんからいつも高価な付け届けを頂くのよ。政子と葉子夫婦が同居しなきゃ、政子を登場させることはできないし。だからといって、今までの葉子のマンションに住むことにしたら、『あんな狭いマンションで、3人が暮らすなんて不自然だ!』なんていうツッコミを受けちゃうかも知れないし。」(スガコ)

「だからってね、マンションのエントランスのシーンなんて必要ないじゃない!いきなり部屋のシーンにしなさいよ、部屋のシーンに!」(フクコ)

「葉子関係のエピソードなんて、家族ゲームやってる3人が右往左往するだけでしょう。だったら、ぜ〜んぶ説明セリフで済ませちゃえばいいのに。そうすりゃあ、セット代もかかんなくていいじゃない♪」(泉P子)

「また大吉が『おかくら』をやめるって言い出してるわね。ねぇ、スガコ。このネタ、パート7の第1回にやったじゃない。なんでまた似たような話をこしらえるのよっ!」(フクコ)

「あらっ?そうだったかしら?そんなネタやったっけ?アタシの記憶には全然ないけど。」(スガコ)

「ア、アンタ、以前から『過去の話は忘れて書くようにしている』って言ってるけど、頭がボケて、ホントに忘れちゃってる訳じゃないでしょうね!?(焦)」(フクコ)

「大丈夫よ、フクコ。ちゃ〜んと大吉の解決策は考えているんだから。『おかくら』に5人の娘たちが集まるの。そして、それに感動した大吉が元気を取り戻して...。」(スガコ)

「だから、それが第1回の展開と同じなのよっ!しっかりしてよ、スガコ!アンタがボケたら、2人でこしらえてきた渡鬼帝國が崩壊すんのよっ!」(フクコ)

「あの〜、聖子は大丈夫でしょうか?いずれ聖子は『幸楽』に戻ってくるって、スガコ先生は仰っていたけど、これもお忘れになっちゃったんでしょうか?」(N島唱子)

「アタシにはチャンスだわ♪だって、きっとアタシの渡鬼降板の理由もボケて忘れているはずよ。復活できるチャンスだわ♪」(沢田M美)

「アンタのことは、このフクコ様が忘れちゃいないよっ!それより何とかしなきゃ...。」(フクコ)

「フクコ先生、もういいんじゃありませんか?だって、たとえボケていなかったとしても、スガコ先生は『娘たちの大集合に、涙して厨房に立つ大吉』なんて展開を書いていたはずですよ。ボケていようがいまいが、ストーリー展開には何の影響も与えない。アタシはそう思うんですけど。」(赤木H恵)

「そ、そうよねぇ。赤木のママの言う通りだわ。取りあえず、来年3月まで筆さえ進めてくれたら、それでいいかも知れないわね...。」(フクコ)

「さぁ、いよいよ来週は2時間の最終回スペシャルだわ!大吉が5人の娘に囲まれて、『おかくら』の親方として復活する。とても感動的なフィナーレにするわよ!」(スガコ)

「ぎゃ〜っ!時間の感覚まで狂ってるじゃないっ!や、やっぱり何とかしないと...。」(フクコ)

「視聴率も芳しくないんだし、いっそのこと最終回にしちゃえば...。」(赤木H恵)

11月11日(木)
「おい!誰だ!ピン子さんのグラスに本物の日本酒を注いだのは!ホントにピン子さん、酔っ払っちまったじゃないかっ!」(演出の人)

「ス、スイマセン!ピン子さんから『渡鬼で酒飲めるシーンなんか滅多にないんだから、モノホン入れとけよ!』って言われて...。」(渡鬼スタッフ)

「ウィ〜!おい、そこのAD!酒がなくなったぞ〜!早く持ってこい〜!ヒック!」(泉P子)

「スガコ!だから言わんこっちゃないじゃない!五月が酒を飲むシーンなんかこしらえたら、どういうことになるか。ピン子と長年付き合っているアンタだったら、分かるでしょう!」(フクコ)

「でもね、これは出演者全員の要望なのよ。みんな、収録後にピン子から『お前、ちょっと来い!』って酒に誘われるのを恐れていて、いっそのこと収録中に飲ませて、酔っ払って誘えないようにしてほしいっていうのよ。」(スガコ)

「ウィ〜!終わった、終わった〜!今日もお疲れさんでした!...さ〜て、朋子!お前、ちょっと来い!二次会いくぞっ!」(泉P子)

「...収録中に飲ませた意味ないじゃん。しかも、二次会って...。」(藤田T子)

「スガコ、やっぱり娘5人集まって、大吉は店を続けることになったのね。何回、このパターンを繰り返したら、気が済むの?」(フクコ)

「あらっ?そうだったかしら?そんなネタやったっけ?アタシの記憶には全然ないけど。」(スガコ)

「ア、アンタ、以前から『過去の話は忘れて書くようにしている』って言ってるけど、頭がボケて、ホントに忘れちゃってる訳じゃないでしょうね!?(焦)」(フクコ)

「...っていうか、この会話、先週と同じじゃない。2人とも忘れちゃったの?」(長山A子)

11月18日(木)
「今日からまたよろしくお願いしま〜す♪」(N島唱子)

「おい!中島!お前がいなくなったせいで、アタシは週刊誌で叩かれっぱなしだよっ!どうしてくれるんだよっ!」(泉P子)

「スミマセン、ピン子さん。お詫びの印に、ピン子さんがいらなくなったシャネル、全部買い取らせて頂きます。」(N島唱子)

「バカヤロー!そんなの当たり前じゃねえかっ!そんなことより、もっとアタシに対してできることがあるだろうっ!」(泉P子)

「...な、なんですか?」(N島唱子)

「もっと、太るんだよっ!デブるんだよっ!お前がデブれば、相対的にアタシが痩せて見えるからなっ!」(泉P子)

「は、はい、分かりました。ピン子さんお誘いの食事会、必ず参加します。そして、10人分の料理を食べるようにします(涙)。」(N島唱子)

「こんなことがバレたら、また週刊誌ネタになるわね。『ピン子、標的は中島唱子。ちょっとデブれ食事会』って。」(赤木H恵)

11月25日(木)
「スガコ!どうして大吉のゴルフネタなんか出したのよ。いくら何でも唐突過ぎるんじゃない?」(フクコ)

「これはね、大吉の人生を大きく変えるきっかけなのよ。ズバリ、アタシは大吉をプロゴルファーにするつもりなのよっ!」(スガコ)

「...はぁ〜?」(フクコ)

「マンネリ、マンネリと言われている渡鬼に、新風を起こしたいのよ。それには、大吉に第3の人生を歩んでもらうのが一番!」(スガコ)

「ちょっとスガコ、正気なの?確かに、サラリーマン→料理人→プロゴルファーという人生は波乱万丈だけど、いくら何でも非現実過ぎるでしょう?それに藤岡さんの体力だって持つかどうか...。」(フクコ)

「何言ってるのよ。ヨボヨボのジジィが大車輪やってるCMだってあるのよ。藤岡さんだって、ゴルフくらいやってできないことはないわよ。」(スガコ)

「アタシはね、ゴルフクラブをスイングするシーンなんて、こなせる自信はございません...。」(藤岡T也)

「だったら、今日から練習してください。アタシは何が何でも台本に、『大吉、プロゴルファーになって、ハワイでプレーする』って書きますから。そして、アタシの台本は絶対ですからっ!こればっかりは、説明セリフで済ませませんからっ!」(スガコ)

「...結局、ハワイに行きたいだけかよ。」(泉P子)

12月2日(木)
「今日からお世話になる司の父・弘行役の若山騎一郎です。よろしくお願いします!」(司の父役の人)

「お父様は故・若山富三郎さんね。お父様に負けないような演技を期待してますよ。」(スガコ)

「また、お世話になることになった司の母・弓子役の鶴田さやかです。よろしくお願いします!」(司の母役の人)

「お父様は故・鶴田浩二さんね。こちらもお父様に負けないように頑張ってください。」(スガコ)

「今日からお世話になる勇気の保育園の先生・北川役の水町レイコです。よろしくお願いします!」(保育園の先生役の人)

「お父様は故・北島三郎さんね。お父様がその歌声で聴衆を魅了したように、演技で視聴者を感動させてください。」(スガコ)

「...“故”じゃないわよ、スガコ。」(フクコ)

「ドラッグなんて、また思い切ったネタを出してきたわね、スガコ。アンタ、ドラッグって何なのか知ってんの?」(フクコ)

「失礼ね!アタシはこれでも毎週『金八先生』を観てんのよ!ドラッグって、ヨダレ出したり、小便垂らしたりするものでしょう?」(スガコ)

「微妙に違うわよ、スガコ。でも、そんなことはどうでもいいの。アンタ、このネタを出したからには、今の若い人たちを取り巻く危険な社会環境も描くんでしょうね?」(フクコ)

「当たり前でしょう!アタシだって『金八先生』観てれば、今の中学生の実態が分かるだなんて思っちゃいないわよ!ちゃんと街に出て、今の若い人たちを取材してるわよ!」(スガコ)

「へぇ〜、そうなんだ。でも、巣鴨で取材はダメよ。渋谷よ、渋谷。渋谷で取材しなきゃ意味ないんだから。」(フクコ)

「いい加減にしてよ!渋谷で取材するなんて当たり前じゃない!こう言っちゃなんだけど、渋谷に行ったら、なぜか女の子たちに囲まれて、写真撮らせてほしいって言われちゃったんだから。こう見えても、アタシって若い女の子たちに人気があるのよ♪」(スガコ)

「ちょっと、これ見てくださいよ!『egg』っていう雑誌なんですけど、『渋谷で新種の着ぐるみんを目撃!メガネザルに似ててキモー!』って、この写真の人、誰かに似てませんか?」(長谷川J)

「...長谷川くん。その雑誌、決してスガコには見せないでね。」(フクコ)

12月9日(木)
「ス、スガコ!アンタ、何て発言してくれたのよっ!」(フクコ)

「どうしたの、フクコ?顔が真っ青よ。アタシの発言って何よ?」(スガコ)

「今週の『週刊ポスト』よっ!『韓国ドラマは反則技ばかり』とか『ヨン様?嫌い』とか、何で世のオバサンたちを敵に回すような発言をするのよっ!」(フクコ)

「だってしょうがないじゃない。アタシ、ヨン様みたいな甘いのは趣味じゃないんだから。」(スガコ)

「ヨン様だって、アンタみたいなメガネザル、趣味じゃないわよっ!いいこと、スガコ。渡鬼の視聴者はオバサンが多いの。そのオバサンを敵に回したら、ただでさえ下降気味の視聴率が余計悪くなるじゃないっ!」(フクコ)

「分かったわよ、フクコ。これから気をつけるわよ。そうだわ!いっそのこと、渡鬼で韓国ロケしましょうよ!実はキミが『冬ソナ』の大ファンだったって設定にして、文子の紹介で冬ソナツアーに参加するの。そして、韓国で本物のヨン様に出会う。もちろん、ヨン様役は本人にご登場願って!」(スガコ)

「さすがスガコ!グッドアイデアね!何しろ“今”という時代を描く渡鬼だからね。韓流ブームを描かないって法はないわ。早速、韓国ロケの手配をするわ。ヨン様のエージェントとも連絡を取るわ。スガコ!台本頼むわよ!」(フクコ)

「OK!任せといて!...えーと、キミのセリフ『良かったわよ、韓国。何しろ偶然ヨン様と会っちゃったんだから!』」(スガコ)

「...アンタ、説明セリフで済ませて、どーすんの...。」(フクコ)

「今週で渡鬼卒業です。今までありがとうございました!」(司役の人)

「チェッ!いいよな。俺なんか、まだ卒業できないよ。いい加減、若い人向けのドラマにも出たいよ。」(長谷川J)

「東新くん、アナタはまだ卒業できないのよ。静岡の祖父母の家のシーンをこしらえたから。」(スガコ)

「えっ?そうなんですか?聞いてないな。...分かりました。静岡ロケの場所はどこですか?」(司役の人)

「フフフ、熱海のアタシの家よ♪ちなみに撮影が始まる前に、役作りのために、アタシの家で合宿してもらうから。熱海の海が見下ろせる山中にあるから、誰にも邪魔されないわよ♪」(スガコ)

「...(震)」(司役の人)

「ちょっと待った!東新くん、アタシの専売特許の(震)を使うなんて、百年早いんだよっ!」(藤岡T也)

「久々に、『金八先生』に出演したわ。やっぱり、まともなドラマに出ると演技のしがいがあるわね。」(赤木H恵)

「赤木のママ、それは違うわ。赤木のママにピッタリなのは、同じ“キミ”でも、キミ塚元校長じゃなくて、小島キミなのよ。」(スガコ)

「ダジャレかよっ!それも、かなりレベルの低い...。」(泉P子)

12月16日(木)
「スガコ、勇気のセリフのことだけど、『パパァ!パパァ!』ばっかりじゃ、いくらなんでも芸がないんじゃない?」(フクコ)

「何言ってるのよ、フクコ!アタシはちゃんと台本に書いたわよ。『(行かないで!という気持ちで)パパァ!パパァ!』『(あかりなんかどっか行け!という気持ちで)パパァ!パパァ!』って。どれも同じ『パパァ!パパァ!』にしか聞こえないとすれば、それは役者の問題なのよ。」(スガコ)

「3歳の子役つかまえて、何言ってるんだか...。」(フクコ)

「久々にストーリーのメインになりました!ありがとうございました!」(隆役の人)

「今シリーズ、あなたメインの話はこれで終了よ。くれぐれもお歳暮を忘れないように。」(スガコ)

「アンタ、一昨年の夏も同じことしてたわね。隆メインの話をこしらえる代わりに、お中元を要求してたじゃない!」(フクコ)

「あら?そうだったかしら?でも、それがどうしたと言うの?開き直る訳じゃないけど、今に始まったことじゃないじゃない(笑)」(スガコ)

「あの時も、『邦子と隆の和解』っていうストーリーで、隆メインになったのよ。また同じストーリー展開こしらえて、どうすんのよっ!」(フクコ)

「アタシはね、盆暮れの付け届けのためだったら、同じストーリーを何度でも書くわよっ!何度でも邦子と隆を和解させてやるわよっ!」(スガコ)

「あまり大きな声じゃ言えないけど、隆の付け届けのおかげで、必ずアタシもメインになれるのよねぇ。感謝感謝♪」(東Tる美)

「スガコ、ひとつ確認させて。『おかくら』の焼肉丼はどうなったの?どうして牛丼に代わったの?」(フクコ)

「もううるさいわねぇ!吉野家からオファーがきたのよ。サッポロ一番の『幸楽ラーメン』が好評なのをみて、ぜひ吉野家で『おかくらの牛丼』のレトルトを売り出したいって。それで不振な本業をカバーしたいって。だから、牛丼にしたのよ!」(スガコ)

「ア、アンタって人は!そんなセカンドビジネスのために、焼肉丼を抹消したっていうのっ!?」(フクコ)

「焼肉丼だろうが牛丼だろうが、ど〜でもいいことじゃない。もっと他に議論すべき点があるんじゃないのかねぇ、今の渡鬼には...。」(赤木H恵)

12月23日(木)
「スガコ、今年もいろいろお世話になりました。また来年もよろしくお願いします。」(フクコ)

「...えっ?フクコ、どうしたの?いつもみたいなお叱りはないの?」(スガコ)

「何言ってるのよ、スガコ。アタシだって、新しい年は穏やかな気持ちで迎えたいじゃない。」(フクコ)

「そ、そうなの...。あ、そうだ!ついに21世紀の裕次郎をリストラすることにしたわよ!これで制作費も助かるでしょう?」(スガコ)

「無理しなくていいのよ。どうせ後3ヶ月じゃない。最後まで出演させてあげたら、宮下くんを。」(フクコ)

「えっ?あらそう...。あ、そうだ!ケータリングを昼と夜両方やることにしたから、ケータリング組の俳優は出番が少なくなるわよ!リストラまではいかないけど、出演しない回が増えれば、制作費も助かるでしょう?」(スガコ)

「だから、無理しなくていいって。数は少ないけど、たっちゃんファンや浩次ファンだっているの。ファンの期待を裏切っちゃダメよ。」(フクコ)

「わ、分かったわ...。あ、そうだ!常子と神林にクリニックを開業させたから、この2人の出番も少なくなるわよ!」(スガコ)

「スガコ、もう制作費の事を考えるのは、およしなさい。まぁ、今まで制作費の事をキツく言ってきたアタシが言うのも何だけど、お金の事を気にしたら、いいドラマなんか生まれないのよ。」(フクコ)

「(涙を流して)ア、アタシ、今猛烈に感動してるわ。フクコ!アタシ、頑張るわ!頑張っていいドラマを書くわ!」(スガコ)

「分かってくれたのね、スガコ。頑張って頂戴。じゃあ良いお年を!」(フクコ)

「良いお年を!」(スガコ)

1月6日(木)
「はぁ〜、2時間スペシャルの台本書くの、疲れたわ〜。アタシは手書きだからね、大変なのよ。」(スガコ)

「スガコ先生って、偉いわ〜。手書きであんな長セリフ書くなんて。さすが女脚本家の頂点に立つ人ね。」(泉P子)

「もうピン子ちゃんったら♪おだてたって、何にも出てこないぞ♪」(スガコ)

「アタシは別の意味で感心するわ。15年間も同じようなセリフを、飽きずに書き続けているということに...。」(赤木H恵)

「もう赤木のママったら♪ドラマの中で殺しちゃうぞ♪」(スガコ)

1月13日(木)
「あら?“新春特別編”ってどういうことかしら?そんな台本、書いた記憶はないけど。」(スガコ)

「藤岡さんの体調が優れないから、急遽、特別編を編集したのよ。」(フクコ)

「ちょっと、なに勝手なことしてんのよっ!アタシの台本はジグソーパズルじゃないのよっ!バラバラにして再編集したって、意味ないのよっ!」(スガコ)

「スガコ、過去の再編集版だって、アンタにはちゃんと脚本料を払うから...。」(フクコ)

「早く藤岡さんには良くなって頂きたいわね♪」(スガコ)

1月20日(木)
「ぎょえ〜っ!ひえ〜っ!うげ〜っ!」(フクコ)

「ど、どうしたの、フクコ?!更年期障害?!」(スガコ)

「せ、先週の視聴率、テレ朝の『富豪刑事』に負けた...。」(フクコ)

「な、なんですってっ?!それは本当なの?だから、“新春特別編”なんて止めておけば良かったのよ!」(スガコ)

「それにしても、フカキョンなんてアイドル主演のドラマに負けるなんて、情けないわね!」(泉P子)

「そりゃあ視聴者だって、50過ぎたデブス主演のドラマより、若くて可愛い女の子主演のドラマの方が見たいでしょう♪」(Eなりかずき)

「あの〜、ちょっとよろしいですか?その“50過ぎたデブス”っていうのは、もしかしてアタシのことですか?」(泉P子)

「.............Σ(゚д゚lll)」(Eなりかずき)

1月27日(木)
「疲れてな〜い?」(プリモプエル)

「ウルサイわねぇ!別に疲れてなんかいないわよっ!」(スガコ)

「頑張ってるね!」(プリモプエル)

「何よ、偉そうに!目下の者が目上の者に向かって、『頑張ってる』とは何事よっ!」(スガコ)

「今週も張り切っていこう!」(プリモプエル)

「張り切れだと?!アタシはね、無駄なポジティブシンキングは大ッキライなのよっ!ったく、殴ってやるわ!」(スガコ)

「痛いよ〜!」(プリモプエル)

「オッホッホッホッ!許してほしかったらね...付け届けよこしなさいっ!」(スガコ)

「ス、スガコ?!..........Σ(゚д゚lll)」(フクコ)

「『キットカットで、きっと勝つ!』っていうセリフを入れればいいのね?」(スガコ)

「悪いわね、スガコ。これもスポンサー対策なのよ。ネスレがキットカットの受験生キャンペーンをやってるの。」(フクコ)

「ふ〜ん。まぁ、いいわ。他でもないフクコの頼みだもの。聞かないっていう法はないでしょう。下手なダジャレ好きの三田村さんあたりに喋らせるわ。」(スガコ)

「(心の声)スガコったら、やけに素直ね。いつもなら台本に注文を付けられることをすごく嫌がるのに。さては...。」(フクコ)

「うひょひょひょひょ!ネスレからコーヒーやらチョコレートやら大量の付け届けが届いたわ♪」(スガコ)

2月3日(木)
「ち、ちょっとスガコ!どういうことよ!キミの誕生日が2月18日だなんて!一週間遅くなってるじゃないっ!」(フクコ)

「何言ってるのよ。アタシはちゃんと台本に『2月11日』って書いたわよっ!...さては?!」(スガコ)

「...ス、スイマセン!アタクシが『2月11日』と『2月18日』を言い間違えました!」(野村A子)

「でも、オンエアされるまで、誰も指摘しないっていうのはどういうことよっ!スタッフは何やってんのよっ!」(スガコ)

「ス、スイマセン!野村さんのセリフ、てっきりスガコ先生が書かれた通りだと思ったもので。『2月18日』はオカシイと思いながら、スガコ先生の書かれたセリフには逆らえないし...。」(スタッフ一同)

「ちょっと!アタシの年齢が一歳増えたことに、誰も疑問を持たないの?」(赤木H恵)

「フン!76歳だろうが77歳だろうが、ババァには変わりないのよ、ババァにはっ!」(泉P子)

「竹村光介役の坂上忍です。よろしくお願いします!」(坂上S)

「ねぇ、スガコ。坂上クンは前にも渡鬼に出演してるのよ。違う役で登場させるのは如何なものかしら?」(フクコ)

「いいこと、フクコ。世の中には、そっくりな顔をした人間が3人いるって話よ。渡鬼ワールドだって、顔はそっくりで違う人間が登場してもおかしくないんじゃない?」(スガコ)

「まぁ、坂上クンは子役の頃から面倒みてきたし、演技もしっかりしているから、良しとするか。」(フクコ)

「...という訳で、坂上クン。あなたは、もう一回、別の役で登場できるチャンスができたのよ。何しろ“世の中には、そっくりな顔をした人間が3人いる”んだから。もちろん、その時はアタシに対する付け届けを忘れないようにね...。」(スガコ)

2月10日(木)
「また、加津のイジメネタ。いったい何回、このネタを登場させたら気が済むの?」(フクコ)

「何、言ってるのよ!イジメは大きな社会問題なのよ。現代社会を描く渡鬼が、イジメ問題を取り上げないっていう法はないでしょうっ!」(スガコ)

「分かったわよ。だけどね、今度はしっかりイジメの本質を描いて頂戴よ。今までみたいに、表面だけなぞるっていうのはダメだからね。」(フクコ)

「んなこと、分かってるわよ!前にも言ったけど、アタシは毎週『金八先生』を観てるのよ!この問題にはズバリ切り込むわよっ!」(スガコ)

「...はぁ、小山内先生も『金八先生』を途中降板したことだし、『渡鬼』もそろそろ...。」(フクコ)

「『人間外側で判断するんだ。アタシみたいなのは損だよ』っていう加津のセリフ。これは加津役の宇野なおみに対するイジメね。」(泉P子)

「今までも、自分の容姿を卑下する加津のセリフがいくつかあったからね。このイジメは根が深いわよ。」(赤木H恵)

「ちょっと!いい加減なことを言わないで頂戴!あれはあくまでも、セリフよ!アタシ自身は、なおみちゃんはとってもカワイイって思ってんだから!」(スガコ)

「(心の声)フン!もし、本当にそう思ってるんだったら、スガコの美意識は理解不能領域に位置してるわね。」(泉P子)

「なおみちゃんだけじゃないわ。ピン子ちゃんだって、アタシに言わせれば、世界一の美女よ!」(スガコ)

「美意識が理解不能領域に位置しているというより、単に世間一般の真逆をいっていると言った方が正しいみたいね...。」(赤木H恵)

2月17日(木)
「やっぱり加津のイジメ問題、あっさり解決したわね。何が『イジメ問題にズバリ切り込む』よ!」(フクコ)

「しかも、全部加津の説明セリフで、訳わかんない内に解決。せめて、イジメの首謀者の父親・荒川の謝罪くらいあったっていいんじゃない?」(泉P子)

「うるさいわねっ!アタシにとっちゃ、イジメ問題なんてど〜だっていいの!アタシの専門は、学園ドラマじゃなくて、ホームドラマなんだからっ!」(スガコ)

「ホームドラマというより、オウムドラマね。同じようなセリフ、同じような展開を繰り返しているから。」(泉P子)

「なんだ、“オウムドラマ”ってそういう意味か。アタシはてっきり、“スガコ”という教祖が書く“シナリオ”という名の教典を、何の疑いもなく信じて演じている集団のことを指しているかと思ったわよ。」(赤木H恵)

「...赤木のママ、あなたもその集団の一員なのよ。」(フクコ)

2月24日(木)
「さぁ!今日は『おかくら』に渡鬼オールスターキャストが勢揃いよ!張り切っていきましょう!」(スガコ)

「キミの誕生日を『おかくら』でやるのは結構よ。でもね、なんで弥生や文子や葉子まで参加するの?出演料がかかるじゃないっ!」(フクコ)

「しかも、肝心な“大吉とキミが仲良く語らう”なんてシーンは、説明セリフで片付けられちゃうし。まったく意味ないシーンだったわね。」(泉P子)

「アタシはね、感謝の気持ちでいっぱいよ。長年演じてきた役が、皆から祝福されるなんて。役者冥利につきるわよ。」(赤木H恵)

「...スガコ。アンタ、赤木のママから、何を貰ったの?」(フクコ)

「初子役の宮内順子です。よろしくお願いします!」(初子役の人)

「浪江役の久松夕子です。よろしくお願いします!」(浪江役の人)

「どうぞよろしく。...さて、アナタたち、何を持ってきたのかしら?」(スガコ)

「何って?何か必要なんですか、ドラマに出るのに?」(初子役の人)

「スガコ先生!これ、最高級の西陣織です。どうぞお納めください!」(浪江役の人)

「久松さんだったわね?アナタには、『おかくら』でキミに言葉をかける役を演じて頂くわ。周りは藤岡さんや赤木さん他、ベテランの方たちばかりだけど、緊張しないように頑張って!」(スガコ)

「ハイ!頑張ります!」(浪江役の人)

「そ、そういうことだったのか...(悔)」(初子役の人)

3月3日(木)
「ちょっと、スガコ!なんで大吉が登場しないのよっ!あの人は渡鬼のゴッド・ファーザーなのよ。『おかくら』にトラブルが起こらなくても、登場させなくちゃ!」(フクコ)

「でもね、藤岡さんったら、ここ何年もアタシに付け届けを寄こしてこないのよ。付け届けも寄こさないような役者を出演させ続けたら、他の役者に示しがつかないでしょう。」(スガコ)

「なに訳分かんないこと言ってんのよっ!っていうか、付け届けを寄こすことが、渡鬼出演の条件みたいなこと言うの、やめて頂戴っ!」(フクコ)

「あ〜あ、藤岡さんもお気の毒ねぇ。ただ単に頭がボケちゃって、スガコに付け届けするの、忘れているだけなのに。」(泉P子)

「ちょっと、スガコ!なんでキミの病状を説明するのが英作なのよっ!宗方もキミも何でもかんでも英作が説明するのは不自然じゃない?」(フクコ)

「だったら聞くけど、キミの主治医を他の役者に演じてもらっていいわけ?そしたら、主治医役の役者が一人増えることになるのよ。その分出演料もかかるのよっ!」(スガコ)

「...え、英作でいいわ。これからは何でもかんでも英作に病状を説明してもらいましょう!」(フクコ)

3月10日(木)
「ちょっと、スガコ!また大吉を登場させなかったわねっ!2週連続登場させないなんて、アンタ、鬼だよっ!」(フクコ)

「分かったわよ。来週から登場させるわよ。それでいいでしょう?」(スガコ)

「...やけに素直ね。さてはアンタ、藤岡さんから何か届いたわね?!」(フクコ)

「アタシはスガコ先生の考え方に共感できるわ。言葉だけじゃ何の感動もないわ。何か貰ってこそ、じんわりくるものよ。」(泉P子)

「そこに共感できるかが、橋田ファミリーでいられるかどうかの境目ね。ピン子!アンタは合格よ!」(スガコ)

「よし!分かった!アタシも心を入れ替えて、スガコに何かを贈るわよ!そして...渡鬼復活よ!」(沢田雅M)

3月17日(木)
「さあ、ダイエット、ダイエット!65kgの体重を思いっきり減らすわよ〜!」(泉P子)

「泉ピン子、57歳。体重65kg、体脂肪40.1%、バスト103cm、ウェスト87cm、ヒップ104cm...(笑)。」(スガコ)

「体脂肪が40.1%だなんて...。こんなんで、ゴールデンタイムのドラマの主役を張っていいわけ?!」(N島唱子)

「ホントよね〜。しかも、あまりに太り過ぎて、トイレでお尻を拭くこともできなかったって言うじゃない?ブタよ、ブタっ!」(東Tる美)

「キミの尿漏れよりも、ある意味深刻ね。トイレで自分のケツが拭けないっていうのは。」(赤木H恵)

「しかも、キミの尿漏れはドラマというフィクションだけど、ピン子さんのケツが拭けないっていう話は事実だからね。笑っちゃって、腸が捻じれちゃうわよ。」(ミカ役の娘)

「...おい!そこのデブ5人衆!人の体重で笑ってんじゃないわよっ!言っとくけどね、40日で57.8kgまで減らしたんだよ!悔しかったら、痩せてみろっ!」(泉P子)

「......(悔)。」(デブ5人衆)

「あのさぁ、今さら痩せられたって遅いんだよね。渡鬼はもう終わりだし。ピン子の体型に合わせて、作り直した衣装代は戻ってこないんだよ...。」(衣装さん)

「あの〜、ちょっとよろしいでしょうか?眞の東大合格には誰も触れてくれないのでしょうか?(泣)」(Eなりかずき)

3月24日(木)
「あらっ?何、この台本?...ちょっとスガコ、台本に変な名前が書かれているわよ!」(フクコ)

「なによ、フクコ。また、アタシの台本に文句つける気?いい加減にしてほしいわねっ!」(スガコ)

「これよ、これっ!『久子』っていう名前が書かれているけど、これどういうことよっ!」(フクコ)

「ああ、それね。久子がアメリカにキミを引き取るっていう展開にしたら、おもしろいと思って。」(スガコ)

「...そうなの。んで、久子役は誰が演じるの?まさか、雅美を復活させるつもりじゃないでしょうね?アタシの舞台より男を選んだ雅美をっ!」(フクコ)

「まさか。雅美はファミリーの裏切り者よ。復活させる訳ないじゃない。邦子の説明セリフで、アメリカの件を説明させるつもりよ。」(スガコ)

「そう、良かった。安心したわ。だって、雅美を復活させたら、他のファミリーに示しがつかないもの。」(フクコ)

「皆さん、お久しぶりです!沢田雅美です。また、渡鬼のお世話になることになりました。この後、舞台もありますので、どうぞよろしく!」(沢田M美)

「...ど、どういうことよ、スガコっ!雅美が復活してるじゃない〜〜〜っ!...(気絶)」(フクコ)

「ホホホ!フクコ、アンタが間単にアタシっていう人間を信じるからいけないのよ。アタシはね、視聴率と付け届けのためだったら、鬼にも蛇にもなるわよっ!」(スガコ)

「スガコ先生!南極の旅、いかがでしたか?」(沢田M美)

「ええ、楽しませてもらったわよ。アナタに『飛鳥』の他、南極旅行の費用を全部出してもらったのに、報告が遅くなってゴメンナサイね。でも、またこうして再会できたんですもの。こんな嬉しいことはないわ。ホホホ!」(スガコ)

「...南極旅行以上の付け届けは無いわね。クソ〜!雅美もうまいことやったわねっ!」(泉P子)

「ピン子!アンタも、そのおこぼれに預かって、南極に行けたこと、忘れんじゃないわよっ!」(沢田M美)

3月31日(木)
「ついに最終回を迎えたわね...。これから、パート7の大反省会を開くわよっ!まずはピン子!」(フクコ)

「アタシは反省することなんか無いわよ。それどころか、ダイエットに成功したんだもの。褒めてもらいたいくらいよ。」(泉P子)

「フン!ダイエットって言ったって、ついこの間のことじゃないっ!最終回だけ痩せてこられても、不自然なだけなのよっ!」(フクコ)

「アタシもこれといって、反省することはありません!」(藤田T子)

「アンタねぇ、結婚するんだったら、もう少し早くしなさいよっ!最終回終わった後に、ワイドショーネタになったって、渡鬼には何のパブ効果もないんだからっ!」(フクコ)

「アタシにも反省することは無いわね。一年間乗り切ったことに感謝してほしいくらいよ。」(スガコ)

「...スガコ、アンタはストーリー展開を反省すべきなんじゃない?」(フクコ)

「最後に一言いいですか?アタシ、渡鬼公式HPにコーナーを持ってるんですが、一度もドラマ本編には登場できませんでした。これってリストラなんでしょうか?」(うるさばばぁ)