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1998年10月25日(日) 佐渡・両津市民会館 晴れ
ここまで来てしまった。 初めての場所、小さな会館。それだけで「行きたい!」と思った。
そして、行けるものかどうかを考えずに、TEL予約で取っていた。
というのも、飛行機が嫌いで、電車で往復しなけりゃいけないから。
しかし・・・来た! 夜行電車ではほとんど眠れない。今回もそうだったが、不思議と元気だ。
ジェットフォイルも初めて乗った。
全く揺れなかったので「船じゃないみたいね」と、同行者と言っていた。
辿り着くまでに、途中で雨が降ってる所もあったが、新潟で降りて佐渡に着くと、
奇麗な海、青い空、澄んだ空気。今日はミニ旅行じゃないんだ!
早速荷物を宿に置いて、会館へ行ってみる。 だいたいの位置は頭の中に入れて来たが、
どの道を曲がれば良いのか、少し悩んだ。 しかし、すぐに分かる事になった・・・
なんと、電柱に紙が・・・ そこには手書きで「浜田省吾会場入口」の文字と赤い矢印が・・・
それを見つけた時の、あの妙な感動! その矢印の通りに歩く。
少し坂道になってて「どれが会館なの?」と言ってると・・・トラック発見!!
いつもだが、トラックを見つけると同時に、小走りしてる自分がいる。
トラックを見て「本当に今日、ここでコンサートなんだね」と実感する。
そして、会館の正面に廻ると・・・また手書きだ〜!
「SHOGO HAMADA ON THE ROAD 2001」
コンサートの前に市長さんの挨拶があったらどうする?
と、冗談で言ってたが、本当に出てきたらどうしよう・・・フフフ。
そのまんま、なんとなく入り待ちをしてしまう。 (古村さんはとっくに入っていたようだ)
まず、ライトバンで福田さん、小島さん、大久保さん、町支さんが来た!
福田さんと町支さんにだけ、声がかかる。(小島さ〜ん!と呼んでもよかったかな?)
町支さんの手には・・・釣竿が。朝から行ったのだろうか・・・
その後すぐに、ストリングスが別のライトバンで、岡沢さんがタクシーで来た!
「矢野さ〜ん!」と声がかかり、手を振って軽く会釈をして入って行く。
なかなか、かわいい人だ。 それから約30分後・・・
省吾が来た!が・・・ハハハハ〜、髪が爆発してるよ〜!!!
それって、寸前まで寝てました?誰か帽子を被せてあげてよ〜!
なんか、今から楽しいよ〜!!
予定より少し遅れて開場。
入口で「カメラを持ってませんか?」と聞く人が・・・
なんと、御近所のおばさんという感じの人達。 ・・・やっぱり市長の挨拶があったりして・・・
ちらっと、田家さんも見かけた。今日のコンサートが、雑誌に載るのだろうか・・・
自分が行った日の記事が載ると、妙に嬉しい。
持っているチケットには「22列」だけ。
2階はないんだろうなぁと思ってはいたが、本当に1階だけだった。
おまけに、予想通りの最後列。でも、やっぱり小さな会館だ。
今までの人生を考えたくなるような席ではない。 ん?席といえば、この数字の列の前に
「い、ろ、は・・・」(「ほ」までだったかな?)が少しあった。
その席が・・・マジ?あれは・・・ どう見ても、どこにでもある「パイプ椅子」ではないか!!
楽しい!どこを、どれを見ても楽しい!!コンサートはもっと楽しくなりそうだ!
・・・市長の挨拶はなかった。 ちゃんと(?)どこの会館とも同じフィルムからだ。
(マジで「良かった〜!」と思った) そしていつもの1曲目!!省吾のバンダナは赤だ。 やっぱり小さな会館は良い。
ドラムの音が少し気にはなるが、春の敦賀と同様で、大きなライブハウスのよう・・
いやここは映画館のようだ。
それだけで、同じコンサートのはずなのに、なぜかアットホームに感じてしまう。
さすがに髪は収まってる(?)が、今日も省吾は飛ばしてる。
いや、省吾だけじゃなさそう。メンバー全員も飛ばしてるようだ。
2曲目ですでにみんなが、汗だくになってる。 「HELLO 佐渡・両津CITY!!」
そうなんだ、ここは佐渡島なんだ。そう言われて思い出す。
「HELLO 両津 CITY!」省吾がそう歌うと、
なぜは小島さんがニコっとする・・・ 3曲目「この曲歌えるかい?」
うん、大丈夫!みんな歌ってる!!
今日もこの曲で、町支さん岡沢さんは、顔を見詰め合ってる。 (ココも妖しい関係?)
4曲目、この曲のコーラスをじっくり聞いてると・・・
巻き舌は町支さんなんだよね。 う〜ん、今日も小島さんの音が違うような・・・
古村さんもちょっとアドリブが入ってる?
その小島さんも、2〜3曲に1回は汗を拭いたりピアノを拭いたりと、熱いようだ。
・ ・・何かが目の端で動いてる
・ ・・・私の席の、最上段の後ろは通路になるのだが、そこで踊ってる人
・ ・・いや、小学2〜3年生位の子供が楽しそうに踊ってる。
・ どうやら、その子供の席も最上段のようだが、
どうせそこではよく見えないと親が思ったのだろう、父子で踊っている!
半袖のTシャツで、だ!微笑ましい光景だった。 6曲目、歌詞に「両津」と入れて歌う。
メンバー紹介・・・ あ!小島さんの左手首に・・・カラーゴム・・・ショッキングピンク・・・
なんともカワイイ・・・ みんなを紹介すると「俺は?」というしぐさに
「SHOGO!!」とみんなの声。 自分で催促してながら、嬉しそうだ。
MC・・・本当に初めて来たようだ。 「佐渡の人?本島から来た人?」という質問。
「9割が佐渡の人のようだね。佐渡って良いとこだよね!
昨日ジェット・・・フォイル!!で来た!
揺れなかった(私達と同じ事言ってる!)、飛行機に乗ってるようだった。
(うっそ〜!飛行機は揺れるでしょう?!)」 ・・・今日はよくしゃべりそうな予感・・・
「車を借りて・・・加茂湖を半周しかできなかった。佐渡って広いんだ。
それから二重になってる虹を見た。」
そう言って、このツアータイトルを付ける事になった話をする。
去年アメリカで、吉田栄作と一緒に同じ二重の虹を見たそうで・・・
「彼が“僕達、あの虹の門の下を通って行くんですね”って言うんだ。熱いだろ?」
いいえ、それは“クサイ”と言うんです。
「“でもあの大きい方が浜田さんで、薄いのが僕ですね”って。
その虹を見てこのタイトルを思い付いた。
昨日も見て、このツアーは祝福されてるのかな・・・」 フフ、省吾もクサイなぁ。
「その後、スタッフ全員とバーベキューをした。
朝は加茂湖がキラキラしてて・・・最高ですタイ!」
なんでここで博多弁になるんや?・・・で、やっと曲に戻った・・・
そしてまたMC・・・
「初めて来た人は?何回も来た!って人は、本島まで来てたんだね。
遅くなると泊まったんだ・・誰と?(おいおい!)」 そして自己紹介をやりだす。
「広島で生まれて・・・」そこから言うかぁ?
その後、サングラスの話題から、有名な、SONYのスタジオでの守衛さんの話をする。
いつもの年代別拍手が入る。 10代はパラパラ・・・50代以上で少し。
すかさず「さっきの10代の親御さんですね。」うまい!!
ちなみに、この日は40代!で、小島さんがちゃんと腕を振り上げていた。
全く楽しい人だ。 そしてバラードが2曲。
ストリングス紹介の後・・・ 「バーベキューの後、冷えたので温泉に入った。」と、話し出す。
ひとりきりだったそうだが・・・髪の長い人が入ってきて・・・
キーボードの福田君だったとか。
「“浜田省吾、佐渡で捕まる”・・・情けない・・・軽犯罪で・・・」
しかし、よくしゃべる・・・
10曲目、佐渡ではやっぱりこの曲だろう。 行った人ならわかるが、よく合うんだ!
でも、この日は古村さんの声は聞こえるが、小島さんの声は聞こえない。
町支さん達と同じ所を歌ってるのかな? 彼の背中しか見えないので、確認はできなかった。
フィルム明け。いつもより、一呼吸おいて動き出す省吾。
12曲目、ここでも一部「この美しい佐渡を」と、歌詞を替える。
ドラムソロ、今日はいつもより長いような気がする。 大久保さんも飛ばしてる!
その間、メンバーのみんながニコニコと暖かく見守っている。
13曲目、省吾がひとりでギターを弾いている間に、古村さんがふらふらと福田さんの方へ。
なぜか小島さんも・・・何の話をしてたんでしょうか?
そして小島さんは、自分用の立ててあるモニター(?)に肘をついて省吾の方を見てる。
今日はよく動き廻る小島さんだ。 「妖しい二人」も妙に元気だ!腰が、よく・・・
14曲目、今日の古村さんは「どこに入ろうかな?」とキョロキョロ。
ストリングスも、古村さんの動きに合わせて場所を空ける。
15曲目、町支さんはギターソロの後必ず、なぜかストリングスの方を見ながらギターを弾く。
ん?歌詞が・・・間違えた!と思ってたら、12月発売のバージョンだったようだ。
とうとう、16曲目。 この曲までに、2枚のバスタオル(白とピンク)を使った小島さん。
小島さんだけじゃない、全員が汗だく!
アンコール。 「今度は休暇を取って、3日ぐらいのんびり来たいです!」
省吾にとっても、良い旅、良いコンサートになったようだ。
2回目のアンコール。 古村さんもピンクのバスタオルを持って登場。
省吾も出てきてるのに「SHOGOコール」をしてると、
小島さんや福田さんまでが客席と一緒に手を叩いてる。良いねぇ。
ん?「アノコニノルノハ・・・」で、省吾が小島さんをチラっと見たような・・・
この曲で、関西の時にはなかった光景が・・・
最後の方で、なんと省吾に合わせて、ストリングス達が踊ってる!
しかもイスに座ったままで!!楽しいや〜!!
アンコールの3曲目でコーラスが間違ってるような気もしたが、いってしまえ〜!!
4曲目、エンディングのピアノソロの時、
省吾が客席から投げられたバスタオルで、小島さんに扇いであげてる・・・
次の省吾のハーモニカソロでは、反対に小島さんが省吾に扇いであげてる・・・
また「妖しい二人」の誕生か?かと思えば、前からの二人は・・・
古村さんがSAXを持って寝転べば、その上を町支さんが通る。
おまけに今日はSAXを少し上にして、通りにくくしてる・・・ったく〜!!
曲のシメで遊んでるのは大久保さん。 省吾も「あんたが一番!」とばかりに跪く。ハハハ。
あるのか?3回目!! ・・・出た!!しかもメンバー全員!ということは、アノ曲。
自然がいっぱいで、暖かい人が多いココには似合う曲だ。メンバーも手拍子してる。
(あれ?いつのまにか省吾のバンダナがない・・・) 途中からハンドマイクで歌ってる。
そのままで、それぞれのメンバーの横や前に立ち、ソロの時にメンバー紹介。
(ちょっとカッコイイんだ) しかし、一人だけ別扱い。わざわざ肩を抱くようにして・・・
「SAX・・・I LOVE YOU 古村敏比古!!」 あら、省吾ったら、気が多いのね・・・
最後の最後まで、全員が汗びっしょりだった。
「良かった」小さな会館だけあって、一体感を味わえた。
省吾も何度も最前列の人に手を出していた。
そういえば、小さな会館では、私の席はいつも最後列。 それなのに、いつも充実感は150%
今回のツアーでの私は「コンサートの良さは、座席とは関係ない」というのを実感してる。
最後列でも、楽しい時は楽しい!人生もコンサートも、楽しまなきゃ!!
ただ1つ残念だったことがある。 ここにまでダフ屋はいた。数枚持っていた。
・・・すごく哀しかった・・・みんな、買うなよ〜!!
しかし、私も懺悔を1つ・・・ 会館に貼ってあったポスターを取って帰って来た。
他の人(知り合い)が取ってて「良いの?」と聞けば
「ダメだって。でも、何も言われないよ」それでつい・・・
でも、ポスターの下に書いてある「チケット販売店」を見てると、顔がまた緩んでしまう。
会館の外に出た。
今にも降ってきそうな星空が一面に広がっていた。大阪では絶対に見れない!
嬉しくなって、その星空を見ながら宿に帰ったら、道を間違えてしまった。
でも、遠回りをした分、星を見れた!!そう言えるだけの星だった。
暖かい人たちがいる島での、暖かいコンサート。
かなりの長旅だったけど、行って良かった〜!!
この旅に出る前に、月刊「feature」を読んだ。
田家さんも同じのようだ。 『何が変わったのだろう・・・』そう感じたらしい。
田家さんはこう締めくくった 『彼らは、今も“成長”という旅の途中だ』と。
私にも“成長”という旅が出来るのだろうか・・・ 漂って、さ迷っているだけなのかも・・・ 次の日、早朝に降った雨のおかげで、二重になってる虹を見た。 |