2001年への旅日記<広島2>  
1998年12月26日(土) 広島厚生年金会館 晴れ

「チベット難民・子供達の為のチャリティコンサート」
チケットにはそう書かれている。
1990年、省吾が学生時代に住んでいた呉市に、新しいコンサートホールが出来ていた。
このチャリティコンサートは、その呉市文化ホールで’90.12.23に
行なわれて以来のことになる。
当時の省吾のコメントは、たしか・・・
『高校時代の友達の一人に「中原君」が居て、その彼がいろんな所を旅行し
チベットに移り住んだ。
そこで迫害をうけてチベットを追われた人達や、特に子供達を見ていて、胸を痛めている。
そして、少しでも多くの人に「ニュースには流れる事のない実状」を知って欲しい。』
そんな内容だったと記憶している。
そして当時のその収益で、難民の子供達のための施設が出来た、
というのを聞いた事がある。
そこには、省吾の名前が付いているとか・・・あれから8年・・・
昨日、さんざんクリスマスソングを歌ったからには、今日はないだろう。
’98の最終日。長く熱い夜になりそうな予感がする・・・

5分遅れでスタートする。
省吾は白いシャツにバンダナはなし。
声の方は、昨日と同じかな?まぁ、良くはない。
小島さんは帽子を被っている。どうやら、昨日も(?)飲み過ぎたんだろう。
2曲目で、なぜかハーモニカで岡沢さんにからむ、省吾。奥さんが来ているんだろうか?
しかし、みんないつも以上に楽しそうだ。
4曲目・・・とある歌詞のところで、省吾が小島さんの顔を見ながら歌う。
その姿を、町支さんが見て笑っている。?何が言いたいんだ?
省吾が挨拶をしている間に、町支さんと小島さんのアイコンタクト。
5曲目・・・また小島さんの顔を見て歌う・・・う〜ん・・・
6曲終ってMC。
客席から「カッコイイ〜!」と声がかかり、嬉しそうにのけぞる省吾。
わざと(?)コケそうになる。
「この5年の間に結婚したって人は?うまくいってる?」
「結婚ってゴールじゃないんだよな・・・」
そんないつものやりとりがあり「今日のコンサートは・・・」と、話をし始める。
「俺が家出して京都の友達の家に行った、それが中原君のところだった。」
と、昔の思い出を、言葉を選びながら(中原氏の子供達が来ていたため)話す。
「いつもは言わないけど、今日はチャリティになるんで、少し余裕がある人は
何かを買って帰ってください。」
そして7曲目、懐かしいこの曲を今日は選んだようだ・・・
年代別拍手。
20代前半・・・「誰から聞いたの?」に「お姉ちゃんの彼氏!」「課長!」と。
「良い彼氏だね〜」「良い課長だね〜」と返す省吾。今日もよくしゃべる・・・
「たとえチャートに上がらなくても・・・」
今日はしつこく言ってる・・・客席からも笑いが出る。
「本当に気にしてないんだよ!・・・(これで)急に2000枚くらい
ハガキが届いても、組織票と思われるだけだし・・・」と、言えば言うほど
「やっぱり気にしてる!」という声が。
「本当に、今ここにいるこの瞬間がすべてです!」
く・・・くさい・・・
「年末になると、俺って良い事言うね〜!」
自分で言ってりゃ世話ないや・・・
2曲の後、ストリングスと福田さんの紹介のみで曲に。
10曲目、私は久々に聴くが、やっぱり今日はこれだろう。
この曲のピアノの音ってこんなだったっけ?
また違って聞こえるのは気のせいか・・・

フィルム明け。今日が今年の最終日だからか、省吾はよく動き回っている。
12曲目のラストのドラムソロも、気分良さそう。
13曲目・・・やっぱり今日も小島さんは動く。
ん?ライトの加減ではっきりとは見えないが、大久保さんの方を見ながら
自分の水のボトルをシャッフルしてる?古村さんは福田さんとしゃべっている。
で、どんなコンサートであろうが、「妖しいダンス」は欠かせないふたり。
15曲目、ある歌詞のところでステージサイドを見ながら歌う。
中原氏が居るんだろう。そう思っていたら、この曲が終ると省吾のMCが入る。
そして中原氏の挨拶・・・
「40年前の中国政府の圧力で、チベットを追われてインドに沢山の難民が居る。
世界中の人達が、彼らのためにコンサートをしているが、日本では浜田君だけです。
彼は、昔からよく愛や勇気を示したり・・・誉め過ぎ?」
省吾が後ろでしきりに照れている。
「いや・・・別の言い方をすれば、女好きでケンカっ早くて・・・」に、
崩れる省吾・・・
それを見て、町支さんが大笑い。
省吾は「人の事言えるか!」とばかりに、町支さんを指差す。
まだ続く
「人の苦しみを、自分の苦しみとして感じて・・・
最初は愛する女性の苦しみを自分の・・・
それが、いつか世界中の人の苦しみを感じて助ける人になるんだと・・・」
ははは〜、フォローになってないぞ〜!でも、それで締めるしかないか・・・
「町支!身にしみたなぁ!!女性を好きなのは、愛情を示すのが強い!って
ことだって・・・」
こっちは開き直ったようだ。
そんな楽しいやり取りの後、最後の曲。やっぱり、この曲。
全員退場する時に、なぜか小島さんが町支さんを待って・・・くっついて退場。
何やってんだ?

アンコール。
「来年はサンフレッチェ、カープにがんばって欲しいね。
とうとう、自分より年下の監督だ・・・
まだ決まってないんだけど、広島の近くで野外コンサートを計画してます!」
言ったからには、演ってよね〜!!
しかし、よくしゃべる・・・
1曲が終った。この時点で8時45分が過ぎてる。
2回目のアンコール。今日は何曲なんだ?
1曲目の前に「R&R!!」と叫んで、気合一発!しかし声の方が・・・がんばれ!
2曲目、さすが30年来の友達!という瞬間があった。
町支さんのラップの途中、省吾と町支さんが同時に互いを指差した!
「まるでクズ!!」
お互いに大笑いしてる。特に省吾は、少しの間尾をひいてた・・・
これで終りかと思いきや!3曲目がある!!この曲は久々?!
エンディングでは、今日は省吾のハーモニカに小島さんのピアノが絡む。
礼をして・・・町支さんのピックを古村さんが投げまくる。大盤振る舞いだ〜!
3回目のアンコール。
この曲が入っているCDが発売されてからは、全会館で歌ってきている。
コメントは一切なく曲に・・・今日も大久保さんが歌わされている。
それを見守るメンバー達。
省吾の’98の最後の言葉は「良いお年を!おやすみ!」

9時20分だった。完全燃焼できた。
が、それに浸っている時間は私にはなかった。
9時44分発の新幹線に乗るんだ。あわててタクシーに乗り込んだ。
運転手のおじさんは50〜60歳くらい。
「どこから来られたんですか?」と聞かれ「大阪です」と答えると、
「大阪から?ほ〜!しかし、浜田省吾は良いよね〜」と。
本当に知ってるのかな?会館の前で待ってるタクシーだから、
今日が誰のコンサートなのかは解ってるだろうから、お世辞?と思っていると
「ワシなんかもテープ6本持っとるわ、うん!」お世辞ではないようだ。
そして、駅に着いて降りる時には「気ぃつけて帰りんさい」と言葉をかけてくれた。
今年最後の旅の締め括りにまでも、良い人に出会ったものだ。
やっぱり、とても暖かい旅になった。

今年は、チケット取りに泣いて笑って・・・
今までとは違う楽しみを見つけられて・・・
このメンバーになって、行くたびに聞くたびにいろんな表情の音に出会う。
私の中では「最高のメンバー」かもしれない。
今年の私は、特には悪い事・・・
3本飛ばされた以外は?・・・はなかったが、終り善ければすべて良し!
来年の事は来年心配しよう!!