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1999年6月3日(木) 神戸国際会館 曇り
神戸国際会館・・・この会館に省吾が来るのは、何年ぶりになるんだろうか。
と、調べてみると’84ツアーでの11月となっている。15年ぶり。
その間にはいろんな事が・・・というよりも、4年半前の震災でこの会館は全壊してしまった。
その後すぐ、少し離れた場所に「大きな掘っ建て小屋」のような会館を造り、
「神戸国際会館」の名をつけていた。
チケットには「神戸国際会館オープニング公演」という文字。
この6月1日に「神戸国際会館」は、オープンした。
そんな、感傷的な気分でいっぱいだったのに・・・3日前の事だった。
「何も届いてなかったので、問い合わせたら・・・取れているそうな・・・」と、友達から言われた・・・
この日のチケットは、他から手に入っていたので、それがどんな席であろうと「返金」を申し出たのだが、
「返金は出来ません」と、イベンターのぶっきらぼうな声が返ってきたと。
「再発行するから来い」という事らしい。
しかし・・・万が一、そのチケットが第三者の手に渡っていたら・・・
「その時は、お互いに話し合ってください」
揉めたらどないすんねん!
「近くの係員に言ってください」
・・・これが、ちゃんとしたイベンターの態度なのか?
怒りと不安の中、少し早目に会館に行く。
今年の1月に「この春オープンらしい」と聞いていたので、ロケーションはしていた。
しかし、出来上がってから来るのは初めてだ。
入場前、並ばされている時に「チケットが未着なので、どこに行けば・・・」と、係員に聞くが、
「係りの者がまだで・・・」と、待たされる・・・
開場されてから、再度・・・やっと受け付けてくれる。
その係りの人は約10組の封筒を持っていた。
・・・思っていた通り、私達だけじゃないって事だ・・・ずさんすぎるぞ!夢番地!!
座席番号のところには「再発行」の文字と手書きの番号が入っている。
それを見て、一段と心配になる・・・が、入場・・・
以前と同じ場所に出来たのだが、広いようでもこじんまりした感じがする。
壁が木目調で、落ち着いた雰囲気。
座席もゆったりしていて、なかなか心地良い。
しかし、横に人が通るたびにイライラしてしまう・・・
10分遅れでスタート。
後ろに座っている男性二人が、開演前に飲んだビールのせいか、フィルム中に話をしている・・・
「これはニューヨークか?ロスか?」
う〜ん、程々にして欲しいけど・・・
1曲目。フィルムが明ける前に音が聞こえて、この曲だとすぐに判ってしまった。
省吾は元気そう・・・いや・・・なんか気合いの入り方が違う!!
「神戸」という事が影響してるのか?(影響しないわけはないか・・・)
その省吾のノリで、座席の不安は一気に消えてしまった。
良いコンサートになりそうだ〜!!!
おや、小島さん一人タンクトップに短パンと「真夏」の装い・・・
6月で衣更えとはいえ、ちょっと早くない?
2曲目。「HELLO兵庫、神戸CITY!」そう叫んで、軽くターンをして・・・
省吾がいなくなった・・・
なんと、滑ってコケている・・・(新しい会館だからなのか?)
座り込んだままでハーモニカを吹き、滑ったところを見つめている・・・
しかし、テンションはそのままだ!
4曲目。エンディングで花道に走る古村さん。
定位置に戻る途中で、省吾と手を合わせる。
6曲目。途中で古村さんのタンバリンが宙を・・・
6曲が終り「ゆったり座ってください」と。
MC前に客席からいろんな声が飛ぶ。
「何だって?」
「南京町で一緒に中華食べに行こう〜!」
それに対して、省吾はヘタな関西弁や広島弁で軽く答える。
和やかな感じになる。
「神戸に来るのは6年半ぶりです。その時に来てくれた人は?みんな大きくなったよね。
それに・・・6年前はみんな大人しかったよねぇ」
そう、神戸は関西でも大人しい方なんだが、今日は・・・
「あれから結婚した人は?」などの質問が出る。
客席から(男性)「あれから振られた〜!」には、
「判るような気がする」と返す。
「昔から神戸には来ているけど・・・この会館に関しては、新しくなって良かったなぁと思います」
別の言葉を飲み込んで、7曲目へ。
年代別拍手。
「昨日寝違えて、そっちを見れないんだよ・・・」と、古村さん側の方にあやまる。
「いろいろあるんだよ・・・ツアーやってると・・・今回のツアーで転んだのは今日が初めてだし・・・」
まだ言ってる・・・転んだのがよほど悔しかったようだ。
それ以外、目新しいことは話していないが、笑っている人が多い。(特に後ろの人・・・)
このツアー初めて、の人が多い感じがする。
9曲目は小島さんのピアノから。小島さんにも省吾の気合いが感染したようなピアノ・・・
「この曲を書いた頃は・・・神戸の地震(いろんなところでいろいろ言われてるだろうから、
敢えて俺は言いませんが・・・)や、友達が亡くなったり、ユーゴの内戦があって・・・」
そんな話から「JS基金」の真面目なインフォメーションへ。
終りの時の音が、毎回(?)小島さんの気分で変わっているようだ。
省吾が何も言わずにブルースを弾きだす。それに合わせて、小島さんがピアノを。
少しの間、二人のブルース合戦!
お互いに顔を見合わせ、様子を伺いながら、でも楽しそう!
その後・・・
「ピアノ、小島良喜君!小島君は西宮?三宮だっけ?」
「西宮北口!**小学校!!」(・・・誰もそこまで聞いてないんやけど・・・)
「・・・阪神ファン?」
「(デカイ態度で)阪急ブレーブス!!!」(良かった〜!でも、今はないぞ〜!!)
それから客席に
「神戸の人は・・・阪神ファン?」「オリックス?」(オリックスの方が少し多い感じ)
「ヴィッセルは?」(パラパラ・・・)
「サッカーも応援しろよ〜!」
「今年の阪神は気持ち悪いよね〜!」(なんという言い方や〜)
ストリングスの紹介。
船田さんの時に、客席から「お誕生日おめでと〜!」と声がかかるが、
省吾には聞こえてなかったようで、話を進めていく。
しかし・・・小島さんが、さりげな〜くわざとらし〜く「HAPPY BIRTHDAY〜」
と弾いてると気づいた!
「あれ?誕生日の人が居るの?」
「船田さ〜ん!!」
やっと小島さんのピアノに合わせて、全員が演奏をして省吾が歌いだした。
「知らなかった・・・面目丸つぶれ!・・・誰も教えてくれないんだもん・・・」といじける。
マジで反省して、マジで拗ねていた。(かわいいや〜!)
その間、小島さんと福田さんが「してやったり!」と言わんばかりに喜び合っている。
「その船田さんの、ゆうこちゃんの音から・・・」と10曲目に。
フィルム。後ろの人がよく笑う。楽しいお酒になったようだ・・・
フィルム明け。
11曲目。転んだのを消し去るように、よく動き回る。
12曲目のドラムソロ。
途中から「長くなりそう」と思ったからか、ヤンキー座りしていた古村さんがステージ袖あたりに立つ。
小島さんも横に立ち、なにやら笑って話している。
14曲目。客席のフライングの声が多い。
その時、大久保さんのスティックを持った手が上がっている。
2番ではその手が右に左にと・・・踊っている・・・(あらら・・・)
15曲目から16曲目がこの流れになると、ストリングスの凄さがよくわかる。
力強い15曲目。優しさに満ちた16曲目。
16曲目。エンディングで、省吾の拳が古村さんの腕を軽くつつく。
古村さんが省吾の方に向けてSAXを吹き返す。
アンコール。
1回目。「ギターリレーで持ってきてくれた人・・・届きました!」
「みんなで・・・歌わへん?」(やっぱりヘタな関西弁やなぁ・・・)
客席の歌声もよく響いていく。
2回目。「皆のために書いたんだ!」そう叫んで、1曲目はこれだ〜!
「I LOVE 神戸!!」
2曲目。ラップの後、持っていたマイクをスタッフに投げる町支さん。
が、なにやら固まっている・・・マイクが受け取れなかったようだ・・・大丈夫かな?
「もう1曲いく?」そういって3曲目。
もう終わりだろう、3回目はないだろうと思っていたが・・・出てきてくれた!
いろいろと、神戸の人達にかけてあげたい言葉はあるんだろうけど・・・
「歌」と「行動」それですべてを表現してくれたようなコンサートだったと思う。
夢番地に対して文句はいっぱいあるが、省吾の今日のコンサートに免じて、これくらいにしておこう。
(どこかでまだ吠えてるかもしれんが・・・)
最後に退場する時に、町支さんが最前列の女の子にピックを手渡ししていた。
裏に電話番号でも書いてあったりして?
省吾は、寝違えたためにあまり顔を向けられなかった方にだけ、お辞儀をして行った。
明日も今日のテンションのままなんだろうなぁ。
もう転ばないでね! |