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1998年6月3日(水) 金沢市観光会館 曇り
省吾が金沢に来るのは5年ぶりだが、この会館では8年ぶりになる。
私が金沢で初めて省吾を観たのは、この会館の時だった。
5年ぶりの駅前はかなり様変わりしていた。
金沢というところには似つかわしくない、高層のホテルが連立していて・・・
8年前はおろか、5年前の風景もすっかりなくなっていた。 観
光地の武家屋敷もそうだった。
妙に壁が新しく塗り直してると思って見たら、
おそらく若い観光客(修学旅行?)の落書きを消すためのようだった。
今日は4列目(町支さんの前)。
この春のツアーでは、私にとって今日が1番前の席となるだろう。
しかし、コンサートの良さは席ではない。あの敦賀の後だ。
今日はどんな省吾を見るんだろう。
開場前にR&Sの高橋社長を見かける。昨日は大阪に居た。
今夜の、打ち上げのためだけに来てたりして?
それとも、サッカーのカズと北澤君が日本代表から外されたショックを考えて?
そう、前日の夜にその発表があった。
省吾は前日のコンサート後に聞いたと思う。
今日、その事について何か話すのだろうか・・・
まさか、大人の代表のような事を言うのか・・・
「勝負の世界だから、そんなものなんだろう」そう言うのだろうか・・・
そう思いながら、社長を見ていた。
会館は8年前と変わらない。
ん?今日はカメラマンの内藤さんも来ているようだ。
今日のコンサートは会報に載るのかな?
4列目でのフィルムは辛いものがある。最初のシーンは短いが・・・
今日も濃いピンクのシャツだ。
前の方の席では、音の聞こえ方が面白い。
スピーカーからともう一つ、直接ステージから聞こえる音がある。
1〜2曲目では、特にSAXとベースの音が直接聞こえてくる。
他の人のツアーレポートを読んで来たが、この北陸ツアーはどこも気分が良さそうだ、と。
うん、今日も良いようだ。2曲目から最前列に手を伸ばしている。
客席でも「Rock&Roll!」とコーラスを歌う。楽しい夜になりそうだ!
4曲目、「昔の曲だけど、歌える?」
今日のみんなは、大丈夫だ!
この曲は、私が聴くのは今日で二度目だが、アルバム「初夏の頃」バージョンのようだ。
6曲目、やっぱり今日もピアノがどこかが違う。省吾も少し聞き入ってる?
ふと考えると、省吾の次に出番が多いぞ!おまけに、ず〜っと弾いてる?
元気というか、パワフルというか・・・前回のピアニストとは、ちょっと違う。
前任者は、(バラードでも)弾き終わると大きく肩で息をしていた。
今回の小島さんはサラッと弾く。そして、楽しそうに、いたずらっ子の子供のように笑う。
どうやら、いつもと違うフレーズを弾く時に「こんなのはどう?」って言ってるようだ。
あぅ!小島さんが足を上げて・・・足でピアノを弾いてる!!なんという・・・
「そろそろ腰が痛くなった人もいると思います」
そう言って座らせるが、立見もいる。
「俺もがんばるから、みんなもがんばって!」
金沢で2日間演るのは初めてだそうだ。
さすがの(?)私も、そこまではチェックしてなかった・・・
「今回の舞鶴からのツアー中、いろんなニュースがあって・・・どうしても話したいコトが!」
客席のみんなも「!」「言って!」とばかりに拍手が起こる。
「昨日一晩中モヤモヤしてて・・・」
客席の女の子が「カズ?」と言うと
「そう!!ありゃないよなぁ・・・最初から決めて行かなきゃ!熱くなってきた!!
監督としてはどうか知らないけど、人間としてちょっと・・・」
おぉ〜ぉ、さすがの省吾もそこまで言うか〜!でも、言いたいだけ言うとあとはまとめた。
「みんなも彼ら(カズと北澤君)を応援してやってください」
その後、年代別拍手。どこでも30代が1番多い。結婚してる人が意外と(?)多い。
「次の曲は・・・身につまされるかも・・・一緒に歌おう!」
そう言って歌い出すが・・・
この曲は一緒に歌う曲かぁ?最初は歌ってる人も居たが、さすがに・・・
水を飲んでる省吾に「おいしい?」
ここは話し掛ける客が多い・・・
「次の曲は・・・?27歳の頃?・・・髪も黒かった。最近は近くのものが見えなく・・・」
時々この事を言うが、目の方は誰でも42歳には老眼が入るそうだ。
こればっかりは仕方がないらしい。省吾もただの(?)人間なんだ。と、改めて実感する。
9曲目が終り、メンバー紹介。チェロの人が今日誕生日らしい。
「今日ハタチの誕生日!」そう言うと、メンバーが「Happy Birthday!」
を少し演奏。客席からも「おめでとう!!」の声が。
「さっきはハタチっていったけど、本当にハタチかどうかは・・・
ハタチって言うと女性は喜ぶみたいで、お袋にも“ハタチの誕生日おめでとう!”って・・・」
の発言に、バック全員がシラ〜っとしてる。
「次の曲いこう!」と、曲に入ろうと大久保さんに合図を送るが無視される。
で、仕方なく(?)自分のギターから進めていく。
メンバーもあきらめて(?)演奏する。
う〜ん、メンバーも省吾にそんな事ができるようになったか〜!
10曲目が終るとスクリーン・・・のはずが・・・
「ここでちょっと休憩を。その間フィルムがあるので、それでも見ててください」とのMC。
スクリーンが降りる時に、スタッフがマイクスタンドの位置を少しずらす。
ここのステージは奥行きが狭いようだ。と、その時に気がついた。
やっぱり、前の方でのフィルムは・・・
フィルム明け、敦賀ほどではないが、よく動いている。
12曲目のラストのドラムソロ。今日は北陸ツアーの最終日だからか、力が入っている。
この北陸ツアーで、ストリングスも含めて、一層バンドらしくなってるようだ。
14〜15曲目でも、ストリングスの弦が切れそうなほどだ。
16曲目、「一緒に」と口には出さないが、マイクをむける。
途中「俺のR&Rナンバー思い出せよ」と歌うと、客席から「思い出すよ〜!」の声が。
なかなかのタイミング・・・省吾にも聞こえたようだ。少しうつむいて笑ってる。
省吾もメンバーみんなも気持ち良さそうだ。
アンコール。 「友達が来てくれた」
・・・うぎゃ!アコーディオンを持って出てきたのは・・・
ここでのコンサートは前日もあった。平日という事もあったが、前日には、
前のメンバー(キーボード)だった「梁 邦彦」さんの、大阪での初ライブがあった。
一度は行ってみたかった。それで省吾の方は、この日だけにした。
まさか、彼が大阪から来たとは・・・そうか、それで社長も居たんだ!気がつかなかった・・・
「俺と梁君と一緒に歌おう!」
梁さんはニコニコしながらアコーディオンを弾き、
一言もしゃべらないまま・・・何かしゃべらせてよ〜!
「ダブルアンコール、ありがとう!!」
そう言って2曲目を。弦が入ったこの曲を初めて聴く。
この曲は2パターンのアレンジがあるという事になる。
3曲目の前に「ダンス天国」少々。
いきなり歌っても(と言っても「な〜」ぐらい)
それに合わせられる町支さん。
小島さんもピアノを入れたがるが、すぐに終わる。
4曲目、この日もエンディングで寝転ぶ省吾。
その後・・・省吾は1回でシメるが、大久保さんが終らせない。
このパターンで今後遊ぶぞ〜!絶対に!!
省吾コール。アナウンスはない・・・
「トリプルアンコール、ありがとう!」ギター1本持って登場。
「もう1曲一緒に歌ってくれたら、帰してあげる」
(帰りたくないから歌いたくないが・・・)
途中で「金沢」と入れる。
「このツアーは2001年まで、一応続く予定です」
まぁねぇ・・・何が起こるかわからないから・・・
そして最後の1フレーズを、余韻たっぷり引きずるように歌って降りていく・・・
この日も良かった。が、どうしても敦賀の方が良かった。と思う。
私が、敦賀で完全燃焼してしまっただけ、なのか?
何にせよ、ここまでで同じメニューは1回もないのが嬉しい。
このまま春のツアーの私の最終、静岡まで全部別メニューで聴きたいものだ。
北陸ツアー(舞鶴は北陸ではないが)の省吾は、元気で楽しい毎日だったようだ。
このまま北海道まで行って欲しい。 |