Cherokee #
基本データ #
- 作曲年:1938年頃
- 作曲・作詞:Ray Noble (1903-1978)
参考音源 #
- Bud Powell / Jazz Giant (1949)
- インディアン風(?)のイントロとエンディングがつく。キーはB♭。
- Clifford Brown / Study In Brown (1955)
- これも別のインディアン風(?)のイントロがつく。またエンディングはジャムセッションでもよく借用される。キーはB♭。
曲目解説 #
英国人バンドリーダーで作曲家のレイ・ノーブルが作曲した Indian Suite の1曲目。
AABA形式でそれぞれのセクションは16小節からなる。
メロディとコード #
この曲はマイナー・キーで始まり、同主調に転調する。以下、キーをDm/Dとし、特記なき場合はGilberto(1958)のものとして説明する。
1-16小節目 #
ペンタトニックを中心に構成されたメロディに対し、トニック・メジャー(Imaj7)、サブドミナント・メジャー(IVmaj7)、サブドミナント・マイナー(IVmmaj7とその代理コード♭VII7)、ドミナント(V7と先行するIIm7)、ダブル・ドミナント(II7)など、メジャー・コードの代表的なコードがつけられている。
33-48小節目 #
転調が繰り返されている。この転調はHow High The Moonの冒頭、Bluesetteの中間付近、Tune Upのほとんどの部分、Lover Manのブリッジなどと同じである。