It’s Only A Paper Moon

It’s Only A Paper Moon

基本データ

  • 作曲年:1932年
  • 作曲:Harold Arlen (1905 – 1986)
  • 作詞:Yip Harburg (1896 – 1981)、Billy Rose (1899 – 1966)

参考音源

Nat King Cole/After Midnight (1957)
ギターを含むカルテットに数曲ごとにゲスト・プレイヤーを加えたクインテットで録音したアルバム。この曲は、トランペットのハリー・エディソンが加わる。キーはF。
Art Blakey and the Jazz Messengers/The Big Beat (1960)
アップテンポで演奏される。キーはF。

曲目解説

The Great Magoo というブロードウェイ・ミュージカルのために書かれ、もともと If You Believed in Me というタイトルだった。このミュージカルは不発でわずか11回で幕を閉じたが、ポール・ホワイトマン楽団やクリフ・エドワーズによる録音が1933年にチャート入りし、スタンダード・ナンバーとして残った。

特に解説することはないが、the Jazz Messengersのアレンジでは、イントロや、AABA形式のうちのセクションAは、常にトニックやドミナントのペダルポイントで演奏しているが、ここでは原則としてコードは演奏されていない。一種のモードのような効果になっている。