Just In Time #
基本データ #
- 作曲年:1956年
- 作曲:Jule Styne (1905-1994)
- 作詞:Betty Comden (1919- )、Adolph Green (1915-2002)
参考音源 #
- Sonny Rollins / The Sound Of Sonny (1956)
- テーマは半音程によるメロディのモチーフを生かしたアレンジとなっている。キーはB♭。
- Sonny Rollins / The Sound Of Sonny (1956)
- テーマは半音程によるメロディのモチーフを生かしたアレンジとなっている。キーはB♭。
- Blossom Dearie Sings Comden and Green (1959)
- ケニー・バレル、レイ・ブラウン、エド・シグペンとのカルテット。キーはF。
曲目解説 #
1956年のミュージカル Bells Are Ringing で使われ、後に映画化もされた。
メロディとコード #
キーをB♭として説明する。
15-16小節目 #
私は漠然とAm7(♭5) | D7 | と覚えていたのだが、あらためて聞き直してみると、15小節目でA♭maj7にいってから、16小節目にD7あるいはAm7(♭5)-D7に進行している録音のほうが多いように感じた。おそらく、オリジナルがこの進行なのだと思われる。
17-21小節目 #
17-19小節目は、トニック・マイナーのクリシェ(Gm | Gmmaj7 | Gm7 |)があってから、20小節目でC7となっている。 このC7がいきなり21小節目のB♭maj7に進行することに不審に思う人もいるようだが、もともとダブル・ドミナントII7の主要な進行先にベースがドミナントのトニック(I/V)があることを思い出して欲しい。
また、この変化形として20小節目をC7-C♯dim7として21小節目のB♭maj7/D(またはDm7)に進行する方法、さらには、そのC♯dim7がトニック・ディミニッシュであることをさらに応用して、20小節目をEm7(♭5)-A7としても(この場合21小節目はB♭maj7でもDm7でも可。)、ロジカルなコード進行となる。ただし、そのような録音は確認できなかったが。
23-24小節目 #
Kessel(1957)のE♭m7 A♭7 | Dm7 G7 | に一票!
29小節目 #
C7とCm7の違いを意識すること。