Love Walked In #
基本データ #
- 作曲年:1937年
- 作曲:George Gershwin (1898-1937)
- 作詞:Ira Gershwin(1896-1983)
参考音源 #
- Sonny Clark/Dial S For Sonny (1957)
- キーはE♭。
- Ray Brown/Something For Lester (1978)
- シダー・ウォルトン、エルビン・ジョーンズとのトリオ。キーはF。
曲目解説 #
1938年の映画 Goldwyn Follies(邦題『華麗なるミュージカル』)で使われている。この映画の音楽は、ガーシュウィン兄弟のほか、ジョージの後継としてヴァーノン・デュークが担当している。
メロディとコード #
キーをE♭として解説する。
1-2小節目 #
E♭maj7のまま2小節としてもよいが、E♭maj7 | Cm7 | や E♭maj7 A♭7 | Gm7 C7 | のようなバリエーションもある。3-4小節目も同様。
7-8小節目 #
ハーモニーの基本的な骨格は、F7 | B♭7 | である。ただし、8小節目のメロディがDであることに着目して、Cm7 F7 | Bm7 E7 | として、9-10小節目のB♭m7 | E♭7 | につなげる方法もある。
28小節目 #
A♭m7-D♭7 や Am7(♭5)-D7 としている録音も少なくないが、ストレート・メロディD-C-B♭-A♭には合わないので、メロディを変更する必要がある。
オリジナルは、A♭maj7-A♭m6 なのだが、これでは前の小節からサブドミナント・メジャーが6拍、サブドミナント・マイナーが2拍ということで、このままではジャズハーモニーとしては扱いにくいのも事実。
なお、Brown(1978)では、Am7 D7 A♭m7 D♭7 | として、この問題を解決している。