Moanin’ #
基本データ #
- 作曲年:1950年代
- 作曲:Bobby Timmons (1935-1974)
- 作詞:Jon Hendricks (1921- )
参考音源 #
- Moanin’ / Art Blakey And The Jazz Messengers (1958)
- アート・ブレイキーとジャズ・メッセンジャーズの代表作の一枚。トランペットがリー・モーガン、テナー・サックスがベニー・ゴルソン、ピアノが作曲者のボビー・ティモンズ、ベースがジミー・メリット、ドラムスがリーダーのアート・ブレイキー。キーはFm。
- Buhaina / Art Blakey And The Jazz Messengers (1973)
- アート・ブレイキーとジャズ・メッセンジャーズにボーカルのジョン・ヘンドリックスが参加。トランペットがウディ・ショウ、テナー・サックスがカーター・ジェファーソン、ピアノがシダー・ウォルトン、ギターがマイケル・ハウエル、ベースがミッキー・ベース。キーはFm。
曲目解説 #
ボビー・ティモンズがよく演奏したリック(常套句)をもとにつくられたといわれている。
AABA形式で、セクションAはゴスペルにみられるようなコール・アンド・レスポンスになっている。
初録音(1958)では、ソロ中、セクションAではずっと2フィールで演奏している。
メロディとコード #
オリジナル・キーであるAマイナー・キーで解説する。
セクションA #
テーマ中、レスポンス部分のハーモニーは、B♭ F である。Fmでないことに注意したい。
そして、ソロ中は、Fm A♭7 | G7 C7 | が繰り返される。初録音(1958)のベニー・ゴルソンは、比較的コードに忠実なソロを展開しているが、リー・モーガンは、大雑把に言ってFmモードでソロを展開しているのはたいへん興味深い。
セクションB #
セクションBは後テーマのAABAの直後に再び演奏されるが、コードが単純な繰り返しではないことに注意されたい。