No Moon At All #
基本データ #
- 作曲年:1947年
- 作曲:David Mann (1916-2002)
- 作詞:Redd Evans (1912-1972)
参考音源 #
- Doris Day (1947)
- 初演。キーはAマイナー。
- Julie London / Julie Is Her Name (1955)
- バーニー・ケッセルとレイ・レザーウッドとのトリオ。キーはGマイナー。
- Anita O’day / This Is Anita (1955)
- トロンボーン・アンサンブルとギター入りのリズム・セクション(ギターはここでもバーニー・ケッセル)との録音。リリースは翌56年。キーはGマイナー。
- George Shearing / Verbet Carpet (1956)
- ストリングス入り。キーはCマイナー。
曲目解説 #
ドリス・デイが初演した。
メロディとコード #
以下、出版のキーと思われるDマイナーで解説する。
1-6小節目 #
実際の演奏や表記には多少バリエーションがあるだろうが、おおむね Dm | A7/C♯ | D7/C | G7/B | Gm7/B♭C7/B♭ | Dm7/A / B♭7 A7 | のようになっており、6小節目の1-2拍目までベースが半音ずつ下行するラインとなっている。
しかし、ベースラインを一度無視して、コードの分母だけみると、とても明快なファンクションとなっていることがわかる。まず、1小節目と6小節目前半のDmはトニック・マイナー、5小節目のGm7は、サブドミナント・マイナーである。
そして、6小節目のDm7を仮にF6(平行調のトニック)と考えると、2小節目からA7-D7-G7-C7とドミナント・セブンス・コードの連鎖(エクステンデッド・ドミナントというんでしたっけ?)となっている。
17-24小節目 #
ブリッジ部分。なんだか、機能的に見るとCandyのブリッジに似ている。