A Sleepin’ Bee

A Sleepin’ Bee

基本データ

  • 作曲年:1953年頃
  • 作曲:Harold Arlen (1905-1986)
  • 作詞:Harold Arlen (1905-1986)、Truman Capote (1924-1984)

参考音源

Tony Bennett / Tony Sings For Two (1959)
ヴァースから歌う。キーは、F。
Mel Tormé Swings Shubert Alley (1960)
キーは、Gで始まりA♭に転調。
Bill Evans / Trio 64 (1963)
ゲーリー・ピーコック、ポール・モチアンとのトリオ。キーはA♭だが、冒頭はEで始めている。
Bill Evans / At Montreaux Jazz Festival (1968)
古城のカヴァーで有名な実況盤で、エディ・ゴメスとジャック・ディジョネットとのトリオ。63年の録音と聴き比べると、演奏内容はもちろんコードもずいぶん変えられていて興味深い。キーはA♭。

曲目解説

あまり演奏されることが少ないかもしれない。ハロルド・アーレンの曲を毎回取り上げた2019年に課題曲とした。

メロディとコード

キーをA♭としてコーラスについて説明する。

1-4小節目

大きくトニックであり、2小節目と4小節目をE♭7、B♭m7-E♭7、B♭m7/E♭、B♭m7/A♭のように演奏している録音が多い。

そのなかで、Evans(1968)のソロでのコード・チェンジは、A♭maj7 G♭7 | Fm7 E7 | E♭m7 D7 | D♭maj7 G♭7 | のようにしているのは興味深い。1-8小節目を2拍ずつ進行させることで、結果として、9-16小節目(おおむね1小節ごとに進行)と対比させて緩急をつけることに成功している。

23-24小節目

Tormé(1960)はBm7 E7 | B♭m7 E♭7 | としている。