Soon

Soon

基本データ

  • 作曲年:1929年
  • 作曲:George Gershwin (1898-1937)
  • 作詞:Ira Gershwin(1896-1983)

参考音源

Ella Fitzgerald / Ella Sings Gershwin (1950)
ピアノのエリス・ラーキンスとのデュオ。スローで始めて、2コーラス目からダブルタイムフィールになる。キーはA♭で、2コーラス目後半はAに転調する。
Curtis Fuller / The Opener (1957)
メディアムテンポで演奏する。キーはE♭。

曲目解説

メロディとコード

キーをE♭として説明する。

1-8小節目

メロディは1-4小節目と5-8小節目が対になっている。このうち、3-4小節目のコードはGm7(♭5) | C7 |でよく、これに対してコードを対にするのであれば、7-8小節目は Fm7(♭5) | B♭7 |とする方法がある。

このほかに、7小節目をA♭m とする方法もある。このとき、8小節目をうっかりFm7(♭5)-B♭7 としてしまいがちだがこれは誤りである。なぜなら、8小節目1拍目のメロディがG♭だからである。したがって、8小節目の前半はF7altとしなくてはならない。

ハーフディミニッシュ・コードとオルタードのドミナント・セブンス・コードは、使用される文脈によってはしばしば聞き間違うことがある。これは、オルタードのドミナント・セブンス・コードのコードトーンとテンションに、ハーフディミニッシュ・コードのコードトーンがすべて含まれるからであろう。

なお、4小節目をD♭7 C7、8小節目をC♭7 B♭7 のようにメロディに合わせて対にすることもできる。