Tenderly #
基本データ #
- 作曲年:1946年(原型は1940年代初頭)
- 作曲:Walter Gross (1909-1967)
- 作詞:Jack Lawrence (1912-)
参考音源 #
- Sarah Vaughan (1947)
- 作曲者ウォルター・グロスのプロデュースで録音される。キーはB♭。
- Billie Holiday Sings (1952)
- チャーリー・シェーバース、フリップ・フィリップスらとの演奏。キーはG。
- Bill Evans / Everybody Digs Bill Evans (1958)
- ギターのジム・ホールを迎えたカルテット。キーはE♭。
曲目解説 #
公式には1947年に出版されたが、原型となる曲は1940年代初頭には成立していたらしい。 4拍子で演奏されることも多いが、ここでは原曲の3拍子、キーはE♭として説明する。
メロディとコード #
以下、キーをE♭として説明する。
6小節目 #
Vaughan (1947)を聴くとF7としていて、Holiday(1952)も同様である。ただし、3拍目ウラにC♭があるので、テンションとしては♭9、♮13となる。
なお、1950年頃よりサブドミナント・マイナーとして演奏することが多く(例えばOscar Peterson 1950年)、この場合メロディから、A♭m6やA♭mmaj7となる。
11-12小節目 #
ここの処理の仕方は、Fm7(♭5) | B♭7 / Bdim7 | 、Fm7(♭5) | B♭7 / G7 | 、Fm7(♭5) / Fm7(♭5)/E♭ | Dm7(♭5) / G7 | 、Fm7(♭5) | B♭7 Dm7(♭5) G7 | などいろいろあるが、機能的にはそれほど変わらない。
なお、25-26小節目もまったく同様である。