They Can’t Take That Away From Me

They Can’t Take That Away From Me

基本データ

  • 作曲年:1937年
  • 作曲:George Gershwin (1898-1937)
  • 作詞:Ira Gershwin(1896-1983)

参考音源

Charlie Parker (1950)
1950年7月におけるストリングスとの録音セッション。キーはE♭だが、途中Fに転調している。
Erroll Gaerner / Concert By The Sea (1955)
ミディアム・テンポで演奏。キーはD♭。
Ella Fitzgerald Sings the George and Ira Gershwin Song Book (1959)
ネルソン・リドルによる編曲。ヴァースより歌う。キーはG。

曲目解説

映画 Shall We Dance でフレッド・アステアが歌ったのが初出。

メロディとコード

以下、キーをE♭として解説する。

1-2小節目

E♭maj7 Fm7 | E♭/G G♭dim7 | というような進行が多い。2小節目前半は、メロディがE♭であるが、Gm7と書いても許容されるだろう。Garner(1955)は、2小節目後半をCm7としている。無批判にC7altとしてはいけないと私は考える。

5-6小節目

曲によって、Imaj7-I7とすべきかI7のみとすべきか判断を迫られる曲もある。この曲は、But Not For Meの7-8小節同様、I7(E♭7)のみとすべきであろう。もちろん、状況によってB♭m7-E♭7とするのは構わない。

8小節目

気分的にはドミナントB♭7だが、テーマのメロディがE♭を連発(?)しているので、テーマ中に関してはよほどフェイクしていない限りB♭7sus4とすべきである。アウフタクトも同様。